スクレッパー

工具の販売を長くやっているといろんな職業メカニックさんとも話をする機会が増えます。

基本車検くらいしかやらない人からレースエンジンだけを専門にやる内燃機屋さんまで様々。

で、そんな整備環境の違う人達が口を揃えて面倒だと言うのがガスケットの除去。

個人のスキルとか関係無しにとにかく無心で削り取るしか無い作業なので、広い面とかの場合とにかく時間が掛かります。

ガスケットの除去方法にはいろいろありますし、今は有効なケミカルとかもあるのですが、最後は手でガシガシ削るしかないんですね。

そこでスクレッパーの出番となるわけです。

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・KTC スクレッパー各種

スクレッパーの種類として主な違いは刃幅と刃の材質。

刃幅は個人の好みとかありますし、やっているエンジンとか補記類で使いやすさが違うと思います。

ですので「ちょっと便利なスクレッパー」となると材質の違いですかね。

その中でもウチで昔から定番人気なのがKTCのセラミックスクレッパー。

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こんな感じで刃先にセラミックの塊が取り付けてあります。

刃の形状はそんなに鋭く無いのですが、これが・・・かなり使えるんですね。

メーカーの注意書きにも「刃を立てすぎると対象物自体をキズ付ける恐れがあります」と書かれているくらいの優れ物。

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また刃の鋭さが関係無いセラミックはこのように横方向にも使えますので狭い場所やピンを逃げつつ・・・なんて場面でも便利なんですね。

この工具は口頭やWEBの文章では伝えにくいので、とにかく一度体験して貰った方が良いと思います。

現在セラミックスクレッパーのスタンダードサイズをセール中です。この機会に是非どうぞ。