鉄板を切る

整備の中でも一般的な既定路線整備だけでなく、ちょっとした小細工系の作業をしようと思うと必要になってくるのが金属加工関連の工具。
ドリルで穴あけたりサンダーで削ったり等々、そういった系統の工具の必要性をここでも多く書いてきました。

で。
もっと基本的な事ってなんだろうって考えると……例えば鉄の板の加工。

簡単なステーの製作とか配線通し用の通路を確保したいとか──切断したい場面って結構あるんですよね。
もちろん普通のハサミじゃ切れない物が多いので、基本はサンダーとかでギャーンってな感じで切る事になるのですが、もっと薄い鉄板の場合だとチョキチョキと切りたい事だってあるわけです。

そんな時に便利なのがこれ。

IRWINスニップ

IRWIN スニップ(鉄板ハサミ)

見た目もハサミのごつい版ってな感じで鉄板切り専用のハサミです。
大きさも結構大きく薄い鉄板ならジョキジョキと切っていく事が出来ます。

IRWINスニップ

ちなみに黄色と赤色は刃の角度というか形状が違います。
黄色がユニバーサルモデルなのでイマイチ分からなかったら黄色を買っておけばOK
ステンレスの薄板も問題ないので鉄板切りではなく厳重梱包のステンバンド切りとかにも重宝すると思います。

そこそこの鉄板が切れるくらいなので他の堅い素材の切断にも便利でして、そんなに高価な工具ではありませんから1本持っておくと便利に使えると思います。

そしてもう1本紹介。

kni_siar1

KNIPEX ハンドシアー

こちらは上記のハサミとはまた違った鉄板切りです。
鉄の板って紙と違って切り進んでいくと切断面が歪んでしまうんですね。
その点このシアーはゆがみを出さない切断工具なんです。

kni_siar4

簡単に説明するとコンビーフをあける時のように、写真くらいの幅で鉄板をちぎり取っていきます。
ですので切り取り部分の隙間があいちゃうとダメな物の切断には向かないのですが、ゆがみが無いってのが最大の特徴ですね。

こんな感じで金属板の切断と言ってもいろいろ方法がありますので、悩んだ時にはご相談くださいませ。