シリーズ終了

全国各地でいわゆる「最終戦」がたくさん行われてますね。

ここから約3ヶ月のストーブリーグになるわけでして、車両の大幅整備とかみなさん違う意味で忙しくなる時期だと思います。

サポートがあるような人はスポンサーさんへの挨拶とか次期スポンサー探しも大変でしょう。まして世事がこんなだと苦労される人も多いと思います。

先日レース直前に来店してくれて苦労話といろいろ話してくれた松田コーイチ君も18日にテイストオブツクバの今年最終戦に臨みました。

>>コーイチ君のブログはこちら

事前にドタバタも聞いてたし、レース後のいろいろも聞いてたので万全の体制で臨んだわけでも無かったようですが、本人も書いている通り、それは大体誰でも同じ事。

そこを負けの原因にしないのが彼の強さですな。

とりあえず鉄フレームのバイクで筑波2000をコンスタントに59秒台で走り、58秒入らないと「悔しい」と言える立場でのレースってのは大変だよね。

苦労は察しますが応援してくれている人も多いと思いますので、これからもみんなの期待をがっつり背負っちゃって頑張って欲しいです。

 

そして先日最終戦を終えたJNCCからは最終戦で1位を獲得した渡辺学選手のヘルメットカメラ動画が届きました。こう速いとコースが難コースだったなんて分からないですよねぇw

GASGAS祭

今日と明日ってイベントラッシュなんですね。私は風邪引いててまだ本調子では無いからかイマイチどこかに出掛ける気にならないのですが、明日の予定が決まって無くて元気イッパイな方はいろいろお出掛け日和だと思います。

天気予報も雨マークが多かったのですが、今日見直してみると午後6時以降に雨とかが多いので日中はなんとかなりそうですね。

ってなわけで告知が遅れてしまいましたが、明日。11月11日(日)

バイクメーカーGASGAS主催のお祭り「GASGAS FESTIVAL」がひたちなか市で開催されます。10日・11日と書いてありますが、まぁ本ちゃんは日曜日との事ですので興味がある人は是非。

と・・・・書かれても良く分からないって人も多いと思いますので明日のこの祭推しな理由を少し。

上のバナーでも書いてありますが、なんとなんと!エンデューロ世界チャンプのセルバンテスが来日しているんです。これを迎え撃つのが国内のEDトップライダー。

私のブログにも良く出て来るイシゲさんとかTacちゃんとかが対抗するんですね。

これは見たい!

ちなみにこのセルバンテス。どれくらいすごいのかというとロードで言えばロッシが来るとか、サッカーで言えばメッシが来るとかそのレベル。

関係者はほぼ全員浮き足立ってます(笑)

なんか現地のロケーションもなかなか楽しそうな所なので、お祭りに参加気分で見に行くのも良いと思います

JNCC最終戦 AAGP爺が岳

秋も一層深まり・・・と書き出したいところだったのですが、金曜の夜に現地に向かった私の目に飛び込んできたのは・・・。

よく山の道とかに気温表示灯ってあるじゃ無いですか。現地の爺が岳スキー場直前の峠道で・・・。

「現在 -3度」

一瞬見逃しそうになりましたが、少しだけ車のペースを落としてじぃーっと見てみても、確実に数字の前に「-(マイナス)」の記号が・・・・。

車に乗っていたのであまり実感は無かったのですが、現地に着いて車から出てみると激寒。今年のJNCCはあまり天気に恵まれる事が無かったので、こりゃーまた大変なのかなぁ・・・なんて考えてしまいました。

翌朝、土曜日。

起きてみると・・・なんだか白い。

雪?

いえいえ放射冷却によって一面霜の銀世界。やっぱこりゃー寒くて大変なのかなぁ・・・・なんて考えていたら日が高くなるにつれて紅葉が美しい爺が岳が。

 

つい数時間前までTシャツを2枚重ね着してパーカー来て厚手のダウン羽織っていたのがウソみたいな絶好のレース日和。(土曜日はKIDSレースが開催されました)

ジャンパー脱いでパーカーだけになっても、少し動くと汗ばむくらいまで暖かくなってきました。

まぁこれも夜には晴れてしまった事による放射冷却で昨晩と同じ目に遭うんですけどね・・。

そしてレース本番の日曜日。

 

今回の出店は当店取り扱いオイルのLINK-OILさんが同行。お隣にテントを構えてもらい詳しい説明をしてもらいました。もちろん即売もしてオイルだけじゃ無く、ケミカル関連商品も注目を浴びていたようです。

エイビットとしてはラジエターが噴きやすい爺が岳なので、ラジエタークーラントを限定特価で持って行ったのですが、土曜日のウチに完売してしまうくらいの人気となりました。多数来店本当にありがとうございました。

 

で、いよいよ午前のFUNクラスがスタート。

今年はお仲間バイクショップのケイズさん名で「チームケイズ」として関西開催以外の全てに参戦してきました。今回の最終戦は冠婚葬祭が重なり来られなかった人が多く少人数の参加となりましたが、その分普段なかなか出走出来ない人が来たりして多いに盛り上がりました。

 

写真左は今回から新車投入のお仲間イガちゃん。そして奥の480番は前回爺が岳で1周も出来ずにリタイヤし、今回同じ事やったら断髪だ!と背水の陣で臨んだKTMショップ店員のちょんまげ君。

FUNクラスは朝の霜が溶け出しベチャベチャになるのか?と危惧されましたが、いわゆるベスコン。確かに難所では若干の渋滞こそありましたが、1周するのも大変ってほどのサバイバルにはならずみなさん笑顔で周回を重ねておりました。

懸念されていたちょんまげ君はスタート直前にまたしてもエンジンが掛からないトラブル発生。それでも周りの人間の介護(?)によりなんとかスタートを切り、難所で引っ掛かったりもしつつ無事に4周走りめでたく完走。

たしかにリザルト的にはたいした事無いのかもしれませんが、無事フィニッシュした彼の顔はもう満面の笑み。

そうなんだよね。

特にFUNクラスは順位とか関係無いのよ。自分との戦いだからね。途中で何度も投げ出しそうになりつつ少しでも前へ前へ・・・ってのはやっぱやりがいあるんです。

まして彼は普段はこの手のバイクを売っている側なわけですから、このちょっと人には言葉で伝わらない感動ってのかな、実感出来たのは大きな経験でもあったと思います。出来れば今後もたまには出て欲しいですね。更に言えば初参加のお客さんでも連れてきてもらってね「一緒にゴール目指しましょう」とかさ、本気で良いと思うよ。

 

 

そしてレースは終わり、続々と帰ってくるライダーの中にハッシー発見。彼こそウチらの仲間内での今年のMVP。ほぼ全戦に出場し確実にリザルトを上げてきました。

実際今年から乗り換えたKTMの250EXC-Fはシーズン前にはまともに乗る事さえ出来なかった彼。それがレースごとに経験を積み、今ではFUNクラスの引っ張り役までになりました。やっぱやり続けている人は強いよねぇ。

午前のFUNクラスはコレにて今年のJNCCシリーズが全戦終了。「次どうしよっかー」って言ってたハッシーのちょっとだけ寂しそうな顔が印象的でした。

そして午後。

 

いよいよ今年最後のJNCC 午後のCOMPクラスがスタート。 そうそう今年のJNCCをほとんど見てきましたが、今回の爺が岳は本当に台数多かったです。全部で575台、初参加っぽい人も多かったですね。

 

初参加と言えばこの人。

写真右側の863番、2年前の三宅島EDで同宿になり仲良くなった人です。左側の平田さんも同じ三宅島仲良し組。今年は私が給油のお手伝いをしてました。

こういうなんて事ないキッカケで仲良くなった人も多いんですよね。会場でもたくさんの人に声掛けて貰え楽しませてもらいました。

 

そしてレーススタート。

コース図からもかなりの難コースを予想してましたが、やはりと言うかとにかく今期一番の難コースだったみたいです。普段は弱音吐かないような人も「やばいやばい」と言っていたくらいです。

そしてチャンピオンは決定しているので年間ランキング争いで気になるお友達の出口君はレース前日にまさかの負傷。松葉杖をつきながら会場入りしてみんなをどよめかしていましたが、現在ランキング3位の彼には「走らない」って言う選択肢がありません。走らないと4位転落は間違い無い状態なんですね。

膝の靱帯を痛めてしまっているようで、キックが踏めない状態。それにくわえさっき言った通りの難コースと完走するのも難しい状況の中、なんとか走りきり6位フィニッシュ。逆にライバルがリタイヤになり順位が確定。

やっぱ最後まで諦めないのは重要なんすね。

 

しかしレースで全てを出し切った彼はレース終了後にそのままマシンごと倒れ込みこの状況に・・・。まぁ大事は至らず疲れ果ててただけだったみたいでひと安心。

で。

これにて今年のJNCC全行程が終了。

我らがJバザー出店組もいつもより片付けが遅いのね。みんなちょっとおセンチな感じでしたね。

 

 

片付けながらみんなが山を見上げているので何かと思ったら、珍しい形に飛行機雲が。

そういや長野だからあっちは松代方面かな?と思いつつ、そっか誰かが使徒でもやっつけたのか・・・とかくだらない事考えながらホントに全部終了。

帰り道中に遂に私は熱が出てしまい、身体がガクガクしながら休み休み帰ってなんとか帰宅。

 

帰ると2日間いなかった私に甘えてくるレンチ君。これもいつもの恒例行事になったなぁ。

ってなわけでレース情報とか出てきたらまた後でアップしまーす。

チームスガワラ

71歳。

もうね、いわゆるおじいちゃんっすよ。ラリーとかそっち方面好きなら分かると思いますが、毎年ダカールラリーに出続けて31年目、日野レンジャーに乗りカミオンクラスで頑張っているスガワラさん。

すっごいっすよねぇ。

もうここまで来ると背負っているものとかすごい事になってそうなんですが、なんつーのかな達観してて見てて安心出来ますね。今年の正月も楽しみに応援させて頂きます。

そして車両。

なんだろうね、カミオンでもここまでくるとやっぱ格好いいですよね。

でも注目してもらいたいのはそこじゃなくて・・・ここ。

ステッカー。

下の段の右から4番目。

そう実はチームスガワラに入れているオイルはLINK-OILなんですね。その他ケミカルもスポンサーしてます。

これもあるからなおさら応援にはチカラが入っちゃうんです、はい。

みんな買ってくれて入れてはくれてますが、まだまだマイナーメーカーのオイルですので小っちゃくてもいいからステッカー貼ってダカールに挑んでるってのはなんか嬉しいですよね。

 

しっかし・・・71歳っすか。 ホントすげーな。

 

 

Takeshi Koikeda

レース会場では何度もお見かけしてますし、お話もした事があるのですが、とにかく寡黙で静かな雰囲気を持つ男 小池田猛。

 

今年は日本から飛び出しアメリカ東海岸で行われているGNCCシリーズにフル参戦。

ダートバイクが盛んなアメリカではAMAに次いで人気のあるバイクレースカテゴリーでして、ここの一番上のカテゴリーで勝つのは容易じゃありません。バイクに興味無い人にも分かりやすく言うとナスカーで日本人が勝つようなもんっすかね。

現在日本でXCレースにおいてこの人に勝てる人はいない、と断言出来るほどのツワモノなんですが、それでも本場アメリカに言ってしまうと10位前後のリザルトでした。

これはもちろん理由もあってワークス勢とは違い完全なプライベートの小池田選手はクイックチャージャーが使えなかったり、少し車両に不具合を抱えたままでの出走となったりといろいろあるわけです。私生活では全て自費でまかなう状況で、かなり過酷な挑戦になっているのは普段から応援している人なら知っていたのですが、やはり一般の人にはリザルトしか届かないですからね。(もっと言えば挑戦している事すら知らない)

そんな小池田選手が第11戦のパワーラインパークで最高位の6位をゲット!

今回はなかなか見られなかったヘルメット動画も届きました。

いやいや、すっごい戦いをしてますね。