工具箱

工具は何を揃えれば良いですか?と聞かれると結構困りまして、それはその人がやりたい車種や整備内容によって工具の種類が変わってくるからなのですが、それとほぼ同じ内容の質問で「どんな工具箱がオススメですか?」も情報が無いと困るんですよね。

ガレージに常設出来て大きさもこだわらずに予算も取れるならば、大きい方が間違い無く良いのですが、これが持ち運びを前提とした工具箱選びとなるとかなり難しくなります。ってか正解は無いのかも知れませんが・・。

で、長年工具を売ってきた経験で言うと、持ち運び用としてのベターな選択のひとつが「小分け」ですね。

これはレギュラーなハンドツールをメインの工具箱に収納し、その他の物を別の箱へ。そして更にかさばる大きめな物を更に別の箱へと言う方法です。

この小分けの良い点はなんと言っても機動性の確保です。持ち運びを前提とした場合、道中は車で運んだとしても使うときは人間が持ち上げる必要があるわけでして、その時にひとつの箱に執着してしまうと重くなりすぎるんですね。

また作業内容でも柔軟に対応出来、その作業では使わない大きめの工具は持ち運ばずに済んだりもします。

で、近年個人的にはかなりのお気に入りなのがリングスターの大型樹脂ケースのドカット。

 

この箱はかなりざっくりしたケースなのですが、このざっくり感が出先では非常に重宝します。またHPの説明でも触れていますが・・・。

 

このように長めのケミカル缶もそのまま放り込んでいけるので、工具プラスケミカルの収納として活躍します。

私はこれを2年ほど使ってますが、本体も丈夫でハンドツール以外の物をこれに放り込んで使えるので今や手放せない工具箱ですね。寒い時期にはコーヒーを入れたポットとかも入れて移動出来ますから本当になんでも入れとして活躍してます。

持ち運び用の工具箱で悩んでいる方は、このようにセカンドやサードの工具箱も考えてみると意外とスッキリするかも知れませんよ。

進歩。

先日ちょっと調べ物があってWEBをダラダラーっと見ていた時に、なるほどその通りだねぇ・・と思う事がありまして。

それってタイヤの話だったんですけど。

タイヤメーカーの人が不景気でタイヤが売れないと嘆く。ウチのタイヤは他のメーカーに比べてこんなに性能が良いのだからもっと使ってくださいよ・・・と。

で、その人はこう言い返す(ってか本音ってか真意ってか)

「スポーツ走行は好きなので性能をフルに発揮したいから、良いタイヤを使いたいのはもちろんなんですけどね・・・」

「価格や性能だけの話では無く、組み替えるのも大変んですよ」

と。するとメーカーさんは「え?そんなの店でやって貰えばいいじゃないですか?」と。

「いやいや、店でやるにも工賃で金掛かるし予定も組まないといけない」

「なんつーか・・・こう、これだけ技術が進歩した世の中でタイヤだけは昔と何も変わらずに、専用の機械が無いと組めないってのはおかしくないっすか?」

「簡単に自分でタイヤの履き替えが出来ればドライとウェット、あと雪用とかいろいろ買う人いるんじゃ無いですかね?」

まぁちょっと違うのですが、こんな事が書かれてまして、かなりなるほどー!と思ってしまいました。そう言われてみればその通りなんですよね。上記のような事をホイールを何セットか用意して実現している人もいますが、その為の敷居は決して低くはありません。

また今回の事はそういう個別の工夫の話では無く、コロンブスの卵的な話だなぁと感銘を受けたんですね。

 

私も自分でたまにバイクのタイヤを組みますが、基本的には苦手意識がまだあり面倒な時はお店に頼んでしまいます。本来モトクロスタイヤは角が半分も無くなれば寿命なんですが、練習ではみんな丸くなるまで使い切るんですね。モトクロスタイヤなんて1本5千円くらいですし、減るのはリアだけなのでみんなの交換時期を見ていると金銭面と言うよりは「交換自体が面倒」と言う人の方が多いと思います。

これがワンタッチとまでは言わないまでもサクっと交換出来る構造になっていれば私なんかだと年間倍くらいのタイヤを使うと思います。ましてはドライ・ウェット用も普段から持ち運んで使うようになるかも知れません。

結構手詰まり感のある業界だと思ってましたが、見る角度を変えれば意外とまだまだ何かあるかも知れませんね。

話は全然変わって先日のAMAスーパークロスの250cc(ライツクラス)のヒート戦動画を見つけました。
#793の黄色いバイクが日本人の池谷君。(ヒート2で登場します)

 

惜しかったー、次こそガンバレー。

軽量

あれだけ頑張って整備したのに昨日は結局走りに行けませんでした・・・うう、残念。どうせ走りに行けないのならいっその事、雨でも降っちゃえば良いのに・・なんて悪い事考えたりもしましたが・・・ものすっごく良い天気でしたね。

まぁその分と言ってはなんですが、ノンビリ出来まして午後からは近所のスーパー銭湯行ってダラーっと出来ました。

スーパー銭湯に行ったときに体重計に乗ったのですが、この所マトモにバイクにも乗れてないし運動もしてなかったので肥えたかな?とおそるおそる乗ってみたら・・・あれ?減ってる??(それも2キロも)

あ、これマズイかな?せっかくつき始めた筋肉が落ち始めちゃったのかな?

でも、体重自体は軽い方が動きやすそうだし、この辺の考え方が難しいですね。

軽いと言えば車でもバイクでも軽量と言うのは良い事でして、軽ければ燃費も良いし性能も向上する一番簡単でやっかいなテーマだと思います。

そこで工具はどうなんだろう・・と。

普段はあまり工具の「軽さ」とか意識しない方がほとんどだと思いますが、これが持ち運びを前提として考えると結構重要な要素なんですよね。

バイクとかの車載だけの話では無く、車に積んでチェストごと持ち運ぶような場面でも鉄の塊である工具はかなりの重量になってしまいます。

そんな工具に新発想をもたらしたのがライツール。

 

店頭でもこれ目的で来店してくる方がいるほどの人気工具。肉抜きされたレンチは本当にそれだけで機能美を持ち合わせ、安価な価格帯でありながら所有欲まで満たしてくれる数少ないメーカーだと思います。

このレンチも一年を通すと売れる時期とあまり売れない時期がありまして、これから春に向かう2~4月くらいがもっとも問い合わせの多くなる時期です。

基本的な設計もかなり真面目に作られていて軽量と言う事を抜きにしても、普段使いの工具としてオススメ出来る性能を持ち合わせます。

まだ見た事触った事無いって人は是非一度お店に来て、手にとって実感してみてくださいね。

寒風

いやー寒いですね。当店は北関東にあるので以北のお客さんも多いのですが、みなさんのお話を聞いていると雪もすごいらしいです。

私は雪とかほとんど縁のない地域でしか生活した事が無いので、お住まいの方の苦労はうまく想像出来ないのですが、話を聞いているだけでもすごそうですね。

関東ももうちょっと寒くなるらしいので、気合い入れて風邪引かないようにしましょう。

さてそんな寒風吹きすさむ本日でしたが、お店には多数のお客さんが来てくれました。感謝感激。

現在店頭ではKo-kenのセールを開催中でして、祭事テーブルに展示してある物を激安販売中です。

 

普段は通常在庫では無い物も多数展示即売してますので、お近くの方は是非お店までお越し下さい。なお、予定では明後日までの開催予定でしたが、メーカーの好意により1週間伸びて1/16(日)までの開催となりました。

連休はすでに予定が入ってしまっている方もこの機会に是非どうぞ。

そして更に店頭で試験販売を開始したのがエボレックスリンクのオイルの1リッター販売。

 

すでに4リッターの方はご好評を得ておりますが、バイクのお客さんだと4リッターでも多いってな話を聞きまして、この度1リッター売りの試験販売を開始しております。

WEBの方でも再来週には1リッターの販売を開始したいと思っておりますので、遠方の方はしばしお待ち下さい。なお、1リッター売りの販売開始時期に合わせ、現在セール中の4リッターのセール企画を終了予定です。

現在4リッターを検討中の方はぼちぼちお急ぎください、ませませ。

それではご来店お待ちしております。

年末年始で売れた工具

こういうまとまった連休があると普段とは違う工具が売れたりするのですが、今回のお正月休みもいろいろ面白い工具が売れました。

毎年恒例なのがサイザルですかね。これはGWやお盆休みも含め、少しまとまった連休があると注文数が増える工具です。多分休みを利用して部品ハズして磨くんでしょうね。

そして今年の特徴的な物と言えば工具では無いのですがオイルのエボレックス。

特に年末の押し迫った時期には大量の注文が入りました。これも休み中に交換するんでしょうね。

そしてそして今年もっとも面白かったのがKTCのワイパーアームリムーバー。

 

HPでも説明はしてありますが、少し古い車にお乗りの方って潜在的にワイパーアームの錆や汚れが気になっている方が多いんですよ。これ私も実感してましたのでよく分かります。

愛車を綺麗に乗りたいのは誰でも同じ思いだとは思います。で、ワックスとかコーティングとか塗装面を綺麗に磨いたりするのですが、どうしても各ゴム部品とかが白っちゃけて来ちゃったりすると、どうしても「古さ」が強調されちゃうんですよね。

その中でも車両の顔に近いワイパーアームも問題。ここが汚いと他をいくら磨き込んでも、汚い感じがぬぐいきれない・・・。

 

そこで再塗装とか試みようと思うと・・・今度はアーム自体が外れない事に気がつきます。

いや結構強引にやれば外れるのですが、強引にやって傷付けちゃったら本末転倒ですからね。

この工具は本当にこれ専用のSSTなので他に使い道が無いのですが、お正月休みの前後にはこれが本当に良く売れました。みなさん悩んでいる事は同じなんですねぇ。