進歩。

先日ちょっと調べ物があってWEBをダラダラーっと見ていた時に、なるほどその通りだねぇ・・と思う事がありまして。

それってタイヤの話だったんですけど。

タイヤメーカーの人が不景気でタイヤが売れないと嘆く。ウチのタイヤは他のメーカーに比べてこんなに性能が良いのだからもっと使ってくださいよ・・・と。

で、その人はこう言い返す(ってか本音ってか真意ってか)

「スポーツ走行は好きなので性能をフルに発揮したいから、良いタイヤを使いたいのはもちろんなんですけどね・・・」

「価格や性能だけの話では無く、組み替えるのも大変んですよ」

と。するとメーカーさんは「え?そんなの店でやって貰えばいいじゃないですか?」と。

「いやいや、店でやるにも工賃で金掛かるし予定も組まないといけない」

「なんつーか・・・こう、これだけ技術が進歩した世の中でタイヤだけは昔と何も変わらずに、専用の機械が無いと組めないってのはおかしくないっすか?」

「簡単に自分でタイヤの履き替えが出来ればドライとウェット、あと雪用とかいろいろ買う人いるんじゃ無いですかね?」

まぁちょっと違うのですが、こんな事が書かれてまして、かなりなるほどー!と思ってしまいました。そう言われてみればその通りなんですよね。上記のような事をホイールを何セットか用意して実現している人もいますが、その為の敷居は決して低くはありません。

また今回の事はそういう個別の工夫の話では無く、コロンブスの卵的な話だなぁと感銘を受けたんですね。

 

私も自分でたまにバイクのタイヤを組みますが、基本的には苦手意識がまだあり面倒な時はお店に頼んでしまいます。本来モトクロスタイヤは角が半分も無くなれば寿命なんですが、練習ではみんな丸くなるまで使い切るんですね。モトクロスタイヤなんて1本5千円くらいですし、減るのはリアだけなのでみんなの交換時期を見ていると金銭面と言うよりは「交換自体が面倒」と言う人の方が多いと思います。

これがワンタッチとまでは言わないまでもサクっと交換出来る構造になっていれば私なんかだと年間倍くらいのタイヤを使うと思います。ましてはドライ・ウェット用も普段から持ち運んで使うようになるかも知れません。

結構手詰まり感のある業界だと思ってましたが、見る角度を変えれば意外とまだまだ何かあるかも知れませんね。

話は全然変わって先日のAMAスーパークロスの250cc(ライツクラス)のヒート戦動画を見つけました。
#793の黄色いバイクが日本人の池谷君。(ヒート2で登場します)

 

惜しかったー、次こそガンバレー。