格闘

整備をする時って「ネジと格闘」するとか言われたりしますが、不注意でグニュっとネジを舐めてしまった時はホントにそんな感じですよね。汗だくで対応する事になります、ホント。(冷や汗の場合もアリ)

まだ普通のボルトナットならば外す手立ては結構選択肢があるのですが、これがプラスやマイナスの小ビスになると厳しいんですよね。バイスグリップでグリグリしたりとか、みなさんもいろいろ経験あると思いますが近年はこれがあるので少し楽。

エンジニアのネジザウルス。どこが本家とかいろいろ言われてますが、そういうのは気にしないで考えると、やはりここの製品が一番良いですね。

特に最新のGTでは画像のようにトラスネジにも対応し、いろんな場面で助けてもらってます。この手のネジを舐めちゃう時って後半疲れてきて集中力が切れたような時にやっちゃうので、そこからのリカバリーも大変なんですよね。

HPの説明でも書いてますが、工具箱に1本放り込んでおくとホントに重宝しますよ。

 

そして格闘と言えば先日お伝えしたエルツベルグで7位に入った太一君が帰国。コメントもボチボチ出ているみたいですが、とりあえずゆっくり休んで貰いたいですね。

そしてレッドブルの公式動画も出てきました。今日は雰囲気を知って貰うタイムラプス撮影(ミニチュア風に映るやつね)と、公式本編2つをどうぞー。やっぱレッドブルはかっこええねー。

2人の日本人

昨晩になるのかな、世界の舞台でふたりの日本人が大活躍。

ひとり目は先日お伝えしたオーストリアで開催された、超絶鉄人レースのエルツベルグロデオ。2年目の挑戦となる田中太一君は予選で一列目を確保し、期待が高まっておりました。

しかし、日本ではほとんど注目されないレースなので・・・なんせ情報が少ない。リアルタイムに情報を拾うなんてホントに至難の業でした。

昨晩10時頃にスタートは知っていたので、じっとツイッターのTLを注視。何故か盛り上がるはずの人達までもが静かに見守ってまして、時折「がんばれよー」とか誰かがつぶやくくらいで経過はもちろん結果もさっぱり分からない・・・。

そして固唾を飲んで待ち続けた夜の11時すぎ、ポツリと投稿されたツイートが・・・。

 

うおー!きたー!8位ーー!!すげー-!と歓喜のツイート。まさか本人から順位を知らされるとは思って無かったので、喜びも倍増。

そして、その後上位ライダーのひとりがチェックポイント不通過で失格となり、順位が繰り上がって7位に! すっげ7位。

 

だって・・・1500台出走、世界のトップランクのライダーが集結したレースで7位っすよ。まじですごいよね。その後の公式で時間内完走9台だと言う事も分かり更に驚きました。

 

完走率低下の原因が雨。ただでさえアホみたいな厳しいコースが雨に濡れたみたいです。(写真は池?ってくらいな所を激走する太一君)もう完走を目指すってだけでもすごいのに、その中で競い合って上の目指しているんだから、なんつーか言葉が出ませんね。

いやーホントにおめでとう&お疲れ様。

 

そしてそして・・・もうひとりの日本人はご存じモンスター。

 

すでにパイクスピークで5連覇を達成しているモンスター田嶋さんが今年も挑戦。日本人のひとりとして終始日本の復興に祈りを込めてと言い続けてくれました。

そして無理と言われていた10分切りを達成!ほんとすげーなー。

なんつーか、日本人スゲーじゃん!今日月曜日だけど仕事頑張っちゃおうかなーって何人か思ったハズw こういう人の凱旋を拍手で迎えられる国民でありたいんだけどなぁ・・・、日本じゃ無理なのかなぁ・・・。

動画は昨年のパイクスピーク。これみれば10分切りがどれだけすごいか分かるはず。

Erzbergrodeo

世界最強の鉄人バイクレース。オーストリアで開催されるレッドブルエルツベルグロデオが今年も開催中。

 

昨シーズン、日本人初出場でいきなり完走を果たした田中太一君が今年もチャレンジしております。なんたって1500台出走で15台完走と言う超過酷レース。

今年の太一君はエルズベルグにターゲットを絞り、スピード強化の為アメリカで修行しておりました。(AMAライダーと一緒に走ったり・・すごいよ)

ちなみに昨年のレポートとかはこれ。ダーヌポのホッパーちゃんが随行した渾身のレポートです。

 

このコピーを見るだけで関わる人間を沸点にまで持って行く魅力があるレースなんだと分かりますね。

すでに予選は終了していて1500台中29位! 1列50台ずつのスタートですから最前列スタート確定です。昨年は後ろからの追い上げレースになってしまいましたが、これは・・・期待出来すぎる。

なかなか詳しい情報が拾えないのですが、後は結果を祈るだけですので今日はWEBチェック必至ですね。

今年の予選動画とかもあるのですが、とりあえず去年のヤツ見て貰うのが一番分かりやすいと思います。(途中で太一君もチラっと映ります)

 

ホントすごい、すごすぎる。ってか出ているトップライダーもものすごい面々。プロアマ問わずヨーロッパからアメリカの腕に覚えのあるライダー大集結のどんちゃんお祭り騒ぎのレースなんです。

※お知らせ:先日予約販売したTシャツが入荷しました。店頭で予約した方は引き取りお願いします。通販の方は本日発送いたしました。

次のイベント

さて個人的に大騒ぎだったJNCC長野大会が終わり、ちょっとだけホッとしておりましたが、時間は誰にでも平等に流れるモノ。

次から次にイベント案内が届いております。

三宅島や普段の練習でいつも一緒に遊んでいるお仲間です。こちらヤマハとカワサキの販売店さんなんですが、新型モトクロッサーKXシリーズの試乗会が7月18日に開催されます。場所は茨城のMX408(モトクロスコース)普通に練習走行しつつ試乗出来るのでかなりお気楽で楽しいです。私も今のバッタ号買う前に一度参加させてもらいました。(走行は事前に保険登録が必要です、当日受付してくれないのでご注意を)

 

そして震災直後で惜しくも流れたあのイベント。

 

A.C.T.Sビンテージモトクロスが7月の30日(土)31日(日)に灼熱2Daysで開催されます。場所は川越のモトクロスビレッジ。(ちょっと分かりにくい場所なので、事前に良く調べてから行って下さいませ)

本日TELにて開催のお知らせを頂きました。この日は確かオフビの12時間耐久もあって、いろいろカブる可能性があるので調整中です。出来るだけ出店したいのでなんとかしてみます!

 

今まさにエントリー受付中(6/21 夜8時から追加募集中)広島はある意味伝統の大会ですので、そっち方面の方はエントリーはもちろん観戦だけでも行ってみてはいかがでしょうか。私は広島には行けないので遠くから応援しております。

昨年JNCCで使われた長野の斑尾高原スキー場を使った高原エンデューロを7月の16日17日に開催。(16日は前夜祭扱いなので17日の本チャンだけでもOKなハズ)

 

これ面白くてゲレンデがそのままコースになって、そのゲレンデを一望出来るホテルの宿泊プラン込みのエントリー。奥さんや彼女誘っていくと同伴者にはケーキバイキングとかまである、なかなかどうして分かってらっしゃる!と言う孝行イベントになっております。

 

ぷっはぁ・・・まぁホントはまだまだあるしロードや車のイベントはもっともっとあると思いますが、私のまわりで騒いでいるイベントだけ抜粋しました。

出来るだけ参加型のイベントを今後も紹介していきますねー。

こちらはCGC斑尾大会のPV。CGCはJNCCと違って基本アタック系なので、そういうのが好きな人は是非是非。

私は無理だけどねー・・・。

JEC&JNCC爺ヶ岳

金曜日の閉店後にドタバタと準備して行ってきました、爺ヶ岳。(今日はちょっと長いよ)

今回は両イベントへの出店と言う事が主目的でして、この所私がハマりまくっているオフバイク関連を、少し仕事としてもやってみましょうと言う心のシフトでもありました。(もちろん工具店としてね)

土曜日が全日本エンデューロ選手権のJEC。日曜日がジャパンナショナルクロスカントリーのJNCC。片やMFJ、片や草レースの頂点と言うカブってはいるけど運営が違うイベントがコラボしての日本初開催でした。

まして震災の影響で各イベントがつぶれまくっていた所に来た関東近県での最大イベントと言う事で、エントリー数もハンパじゃない事になっておりまして、JNCCにいたっては募集450台の所に800台近い応募が殺到。結局200台以上をお断りして(駐車場の確保が出来ない等)550台のエントリーに!まして土曜日のJECが150台のエントリーですから関係者も含めると1000台近いバイクが会場に(笑)

いや、だって笑うしかないくらいのお祭り感でしたよ。

で、話は戻って金曜夜、荷物を積んで出掛けたのが結局夜の10時。予定では4時間の道程なので3時に付けば現地で3~4時間眠れるハズでした。

しかし、会場の20キロ手前あたりであてにしていた近道の峠で道路崩落が起こっていて通行止め・・・・。え、マジで? 迂回路を探すも不慣れな道で結局インターチェンジ2つ分くらい遠回りして午前4時過ぎに到着。(この時点で眠い)

現地は雨。

 

写真は明け方5時過ぎくらい。「現地に着いたら警備員に場所聞いて」と事務局に言われていたんだけど警備員さんは「は?そんなの知りませんよ」と・・w

結局おちおち寝ることも出来ずになんとなく流れでダラーっと始まってしまいました。(道路崩落と場所分からずが災いして私はこの後、36時間起き続けるハメになりました・・・)

 

ちなみに私は先日も書いた通りの「晴れ男」。いまだ降り続ける雨に若干焦りを感じながらも「まぁやむっしょ」くらいの気分。(こういう時はそういったメンタルも大事)

で、初日のJECがスタート。

 

写真で分かると思いますが、雨が上がりはじめました。まだパラパラと突然降ってくる事はあったのですが、それも午後には無くなり普通の曇りに。

しかし・・・明け方はまだ暗くて良く分からなかったのですが、なんともまぁー雄大な所です。山の裏側は黒部ダムとかあってとにかく空気がウマイ・・・ん?何この匂い。

ハッカ?

そう鼻にツーンっとくるハッカ臭。なんでもブヨが大量発生する草原なので、虫除けに必須との事。私も塗って貰ってなんか鼻づまりが治った感じ。

 

雨が降っている時は、なかなか展示物が出せず(錆びちゃいそうで怖かった)様子をみておりましたが、雨が止むのと同時にお店もガッツリオープン。回りも趣向を凝らした展示のブースが並び、お祭り感も最高潮へ。

 

晴れてきた午後からはバイクメーカー各社の試乗会も開催。コース内を試しに走って良くて100万円近い高級レーサーを乗り倒す事が出来ます。私も乗りたかったのですが・・・まぁ名目は仕事だったのでパス(涙)写真は最新のフサベルの2スト125cc。中身はほとんどKTMなのですが、フレームが黄色かったりいろいろ格好良すぎです。

ってな訳で少し雨にやられてしまいましたが、初日のJECも大盛況で終了。

 

とりあえず一端店を片付けて2日目のJNCCに備えます。その頃になると2日目のJNCCに出場するお仲間も到着。みんなでとってあった宿に行って飯食って温泉入って・・・部屋に戻ってビールを一本だけ飲んで・・・までは覚えているのですが・・・・。気がつくと翌朝の4時でした。

どうも完全に寝落ちしたらしく前日の夜9時には活動停止。36時間以上寝てなかったので完全に限界でした。

で、カーテンをガ!って明けたら晴れてるー。気持ち良い朝。

いよいよ2日目のJNCCが開幕!

 

午前が100分耐久のFUNクラス、午後が全日本格の選手も出場する3時間耐久のCOMPクラス。

私の仲間は午前のFUNに4人、午後のCOMPに1人出場。

コースはスキーゲレンデや隣の森林を使ったウッズコース、そして頂上付近の枯れ沢を使ったガレ場等々バラエティに富んだ全長5~7キロです。

 

レース内容や動画は後日いろんな所から出てくると思いますので、私のブログでは省きますがそりゃーもうおもしろいレースでした。

 

お仲間は全員無事に完走。この手の耐久系レースは走行後の談義も楽しいんですよね。

JNCCはトレール車も結構出ていて下位のクラスは結構ほのぼのしております。全日本格もあればトレールもありって所がJNCCの最大の魅力じゃないでしょうか。

そういえば午後のCOMPクラスではトップクラスの選手も立ち往生する名物のガレクライムが大変な事になってましたね。オーバーヒートで終わってしまった人も何名かいたみたいです。

 

遙か下の方からガレの上に砂っぽい土が堆積した所を一気に駆け上がるガレクライム。ちょうど頂上付近でご覧の通りの大渋滞。

 

アクセルを目一杯ひねっても、その場で空転するだけで前に全然進みません。下から一気に登る勢いが必要なのですが、渋滞が発生していて「行けるライン」を見つけないと、ここで止まってしまいます。で、止まってしまったらここの仲間入りという罠だらけのセクションになりました。(一番良いのが麓まで一度完全に降りる事なので青いウエアの人は下ってますよねw)

あちこちでラジエターから白煙があがっております。いやーすごかった。

2日間の夢のイベントもあっという間に終わり。個人的にはいろんな人と挨拶をさせて頂きとても有意義な参加だったと思います。

ハッカの匂いで始まった2日間、最後はオーバーヒート気味のLLCの甘い香りで締めくくられました。

疲れたけど楽しかった。