今年は何に出ようかな。

さてさて、AMAスーパークロスの開幕戦アナハイム1の動画もかなり出てきましたね。

そんなこんなで国内の2011年のレースカレンダーも出揃ってきました。近々だと今週末に行われる幕張のオートサロンでのD1キックオフですかね。エボレックスリンクのオイルもかなりサポートされてますので、サーキットサービスかなんかで行っていると思います(完全にソース無し)

今年の私はと言うと昨年「毎月1戦でて年間12戦目標」と言っていましたが、結果はわずか3戦止まり。今年こそ!とも思いますが今年はデカめのイベントにはブース出店する予定なので、更に出走回数は減るかも知れません。

で、今年私が気になるオフロード関係のイベントカレンダーをチェックしていくと・・・かなり面白そう。

まず今年最大の注目は全日本MXと全日本ED、そしてクロスカントリーEDのJNCC、この3大大会がいくつかの開催場所で同時開催されると言う画期的な試みですかね。ちゃんとしたソースを提示出来ないので申し訳無いのですが、MXとEDとかEDとJNCCとかって感じで、同じ場所で2つの大会が見られる所がいくつかあるみたいです。

これは国内のオフロードレースシーンにとってはとても良い事だと思いますので、興味のある方は是非調べて見て下さい(他力本願ですんません)

そして競技人口の少なさからどうしてもエリア戦が開催出来なかったエンデューロレースですが、昨今の勢いそのままについに今年から東日本選手権が開催される事になったようです。あまり興味が無い人だと分からないと思いますが、今オフロードバイクがちょっと再燃し始めてまして、エントリー数もかなりの物になってきております。昔乗ってた古いトレールを引っ張り出してきて出場している人も多いので、車両なんてなんでも良いのでとりあえず出ちゃうのも良いかも知れませんね。実はこれに私も1戦くらいスポットで出てみたい・・・。

そして年3戦が予定されているビンテージモトクロスも気になってます。今はとりあえず車両が無いんだけど、お昼のなんでも耐久にDT50とかでエントリーしてみようかな・・・。

 

そして更にすごい情報が。

3月20日に茨城県神栖市にてウィンズアサノさん主催の砂浜爆走レースが開催されるとの事。

 

いやーこれ良いですよ。サンドのキツイコースとかは嫌だけど、ビーチってのが良いですね。全開全開また全開ですねぇ・・・うおーこれ出たーい!
・・・・のですが・・・、私のバッタ号は騒音規制で車種指名の出場不可。誰か出られる人は是非是非。

まだオフ始めたばっかりの頃は良く分からなかったレース事情やいろんな情報も、おかげさまでいろいろ集まってくるようになってきました。今年は私ももっといろいろ絡めるように精力的にお出掛けする予定です。

明日はなんか風が強い予報が出てますが、とりあえず久しぶりなので走って来ようかなぁ・・。

後はタイヤ付けて外装付ければ出来上がり。

 

フロント側はまた後日ですな。

走り初め

忘年会があれば新年会があるように、走り納めがあれば走り初めがあります。

3日間の冬期休業ではそりゃもう忙しくアチコチ行って来ました。

まず休み初日の大晦日は先日アップした通り、川越のオフロードビレッジに年末EDレースの応援。ここで少し走る予定だったのですが、走らなくて良い事になりちょっとだけ消化不良でした。

そして元旦は朝飛び起きてすぐにバッタ号の整備。まぁ飛び起きてって言っても前日の深夜に深酒したので、10時頃起きての話ですけどね。

実は走り納めで走った先月の15日からほとんど何もやってない(やれなかった)状態だったので、まずは基本のルーティン整備をやりまして、その後三宅島で破けたままになっていたグリップの交換、そして曲がったままになっていたステップの交換をやりました。

どれも重整備では無いのですが調整が必要な作業と言う事もあり、地味に時間が掛かります。この時点ですでにお昼は過ぎて13時。

この後本当は先日から言い続けていたエンジン関係の整備をやりたかったのですが、どう考えても無理と判断し、そのままオイル交換。

で、オイルが抜ける時間を利用して初日営業分の準備やらいろいろ仕事やり出したら、これまた終わる気配が無い・・・。寒くなると何も出来なくなるのでオイル交換に戻りまして、無事に終了。バッタ号のメンテはここまでにして、もういっかい仕事へ・・・。

気がつけばまわりは真っ暗になってまして、7時に実家に挨拶いく予定を思い出して全部途中のまま車で1時間掛けて実家へ新年の挨拶。

挨拶も無事に終わり帰宅してからまた仕事。一回風呂に入ってからバッタ号の最後の点検(空気圧や各部の駆動チェック)して就寝。

1月2日にガバ!っと起きてやっと初走りにGOGO!

普段は休みの合わない仲間もほぼ全員揃って総勢で10名くらい集まりました。

天気もサイコーで初走りと言う事もあり、みんなマッタリムードで楽しく走る事が出来ました。

しっかし・・・ダラーっとテレビ見る時間も欲しかったなぁ・・(笑)

モータースポーツ

をどう見るか、ってかどう楽しむか。

もちろん自分でやるのが楽しいのは事実ですが、誰もが勝ち上がっていける世界では無いのも事実でして、磨き抜かれた人達の走りや技術を見るのも楽しいですよね。

でも・・・日本ではあまりモータースポーツ観戦って根付かないですよね。

そもそも文化の違いなのか、国土とか人口の違いなのか?諸説はいろいろありますが、その中のひとつには「日本人の真面目さ」が関係していると思います。なんつーかお祭り気分で盛り上がってワーワーギャーギャーだけではダメな雰囲気ってどこかにありますよね。
お涙頂戴がもてはやされるっていうかね・・・。

その点アメリカやヨーロッパなんかはお馬鹿なレース多くて面白いです。

で、近年そんなお馬鹿なレースをうまく昇華させたのがXゲームですかね。

モータースポーツ多く取り入れられ、空中で回転しちゃうフリースタイルモトクロスとかスタジアムのその場で見て盛り上がってって言うショー的要素の多いイベントです。

これを日本でもやれば盛り上がるのに・・・と言う人も多いのですが、実際は興業的に厳しいとも思うんですよね。個人的には見たいのですが。

で、そんな中今月の中頃に関西で行われたRide is Life

オフロード系の総合イベントとしてモトクロス、エンデューロ、トライアルの国際ライダーが集まり腕を競い合いました。

違うカテゴリーのライダー達が同じ土俵で競いあったのがRed Bull Rocks & Logsと言う異種格闘技戦みたいなエンデューロクロス。

これ盛り上がったみたいですねぇ。関西での開催だったので見に行けませんでしたが、是非関東でもやって欲しいイベントです。こういう全体が見渡せて素人が見ても「面白い」と思える事って大事だと思うんですよね。

三宅島エンデューロ画像集

週末に三宅島エンデューロレースでサポートをしてくれたハッシーから写真を頂きました。

自分の想い出としても貴重な写真ですのでここに載せておきます。

詳しい事は先日の顛末記に書きましたから時系列に乗り一言コメント付きでどうぞ。

11月5日(金)22時出航、竹芝桟橋フェリー乗り場、さるびあ号に乗って出発。

エスエス製薬の強力な酔い止めを飲んだんだけど、やっぱり心配で外の空気をすっている私とO氏。この時携帯電話で仲間に「いよいよ出発です、なう」と打ち込み。

レインボーブリッジをくぐると、なんつーか遂にハジマタ!って気持ちがムンムン。

実はその後の記憶があまり無く、酔い止めが無事に効いて気がついたら三宅島。振り分け通りのバスに乗って各自旅館へ。この時6日(土)朝の5時。

旅館で仮眠して朝飯食ったら第1ピットへ集合。

バッタ号を引き取りゼッケン順に整列。となりはサポートのハッシー。

ここでお仲間のナガチャンと記念撮影。うあ、おれカチカチ(笑)

で、第1ピットから自走でコースまで移動。実は移動距離は結構長くて10Kmくらいは走ったんだけど、レーサーでツーリングなんて出来ないので、ツーリング気分が楽しかった。写真は登った後のダウンヒル。

で、お気楽気分を吹き飛ばす、そのまま地獄のコースイン。これは丁度先日の日記で書いたチェンジレバーを折り曲げてしまった谷底セクションあたりの貴重な写真。

試走が終わり各自別送で届いていた、工具やらドリンクやらを準備中。写真はナガチャンと「一応チューブ持って来たけどパンクしたらリタイヤでいいべ?」とか言っていたと思う(笑)

で、スタート。

で、そこから30分ほど経ちまして・・・・。

谷底セクションで20分以上バイクを引きずり出すのに格闘したうえ、キャメルバッグの水が無くなり泣きそうになりながら、1周を終えて最後のコーナーに向かう私・・・・このあと・・・・・。

うぁぁああああああ!ピット入り口わからなかったぁぁあああああ! ひぃぃぃい2周目ぇえ!
な私(笑)超貴重画像。

実はこのピンクアフロはお仲間のO氏。1周目の私と同じ谷底セクションでクラッチホルダーごと粉砕。走行不能で2時間ここにいました。

さて、心折れまくりの私がディープサンドに挑んでます。もう腰が入ってませんね(笑)

ちなみに「お地蔵さんほどデカイ岩って大げさだろー?」とか言われましたが、これが証拠写真。でかくてあまり角が取れてない感じが恐怖です。

走行終了後の私(別アングルバージョン)あ、そうそうブーツも壊れちゃいました・・・。

ゴール後のピット全景。なんつーかノーサイドな雰囲気が良いですね。

その後、展望台へ。展望台はまさに絶景。

帰りの手荷物を減らしたいので、装備を全て外し着替えた私。いろんなプレッシャーから解放され達成感にも包まれながらこの日始めて景色を楽しみつつ麓のパドックまで自走で帰り中。

夕焼けが本当にチョー綺麗でした。

で、気がついたら翌日。本当にレース当日は気を失うように寝てしまい目が覚めたら帰りの7日(日)の早朝でした。島の中学校をお借りして表彰式。我らがケンヤさんが150クラスで2位になりヤンヤヤンヤ!

楽しい時間ってのは本当に早く過ぎるもので、もう帰りのフェリー乗り場・・・・。

スタッフのみなさんや、島のみなさんがお見送りしてくれて感動のフィナーレ。

少しずつ離れていく三宅島。あーあ・・・終わっちゃった・・・・。

ハッシーが写真撮っているので写ってないけど、総勢6名での三宅島エンデューロレース挑戦の旅は満足度120%でした。

とりあえずこれで三宅島関連の報告を全て終わります。でも今画像を見直しても自分の目に焼き付いた様々なシーンを思い出すキッカケにさえなりますが、それを超える物ではない事もよく分かりました。やっぱ自分の目で見てナンボですな。

もし・・・・もしですよ。これ見て、なるほどこういう世界もあるのか面白そうだな、と思ったあなた。

年齢・性別は関係ありません。別にオフロードバイク乗れとも言いません。車でもバイクでもジェットスキーでもなんでも良いです。仲間と汗かいてゲラゲラ出来る環境は、案外その辺に転がっているかもしれませんよ。

三宅島エンデューロ奮闘記~その7~

ピット要員で応援に来てくれていたハッシーがコース途中まで、見に来てくれたりして声援を送ってくれたのがかなり助けになり、なんとか1時間掛けて初ピットイン。

総時間でもすでに1時間半以上過ぎていて、疲れ果ててました。

とりあえず水分補給をしレース的なリザルトはもう無いな・・・って思い少し休憩。

するとチームメイトのナガチャンがピットインしてきて、心配してくれてるのが遠くに聞こえたので顔を上げると満身創痍ながら元気に笑うナガチャンがいて少し尊敬。

で、場内放送で「残り30分を切りました」と。

うおおおぉーし!

と気合いと水を入れ直し「とにかくチェッカーを受ける!」を目標に再びコースイン。

でもダサダサのさっきの走りが急に直るわけも無く、ドテ・・バタ・・・とコケながらちょっとずつ進みました。

そして1周目で分岐点になったガレの登りで、コースアウト気味に大ゴケ。

これでエンジンが再始動しなくなってしまい、不安定な足場でのキック地獄へ。

ここで場内放送が流れ「1位の小池田選手がゴォール!」と。

あ、やっべ・・・レース終わっちゃった・・・早くオレもゴールしないと・・・と気持ちばかりが焦るけど、エンジン掛からず。

すると後ろからエンジン音が来て止まりました。MFJのマーシャルの人。

「大丈夫ですかぁ?エンジン掛からないんですか?」

と。

私 「・・・・はい」

M 「先頭はゴールしましたけど、まだ時間あるのでガンバってくださいね」

私 「ういっす・・・」

この間、キックし続ける私。マーシャルの人は私を見守ると決めたようで動く気配無し。

M 「コケ止まりですか?」

私 「・・・・はい」

M 「んじゃ、オーバーフローでかぶっているかもしれないから、アクセル全開でキック連続で」

私 「・・・はい」(さっきからやってるけど、連続キックするちからがもう無いんだよ!)

が、次の瞬間。

ブ・・・ブ・・・ブロローン・・ブロロロロロロ。

うおー掛かった-!

M 「んじゃ行きますか!」

私 「ういっす!」

と、ガレを何とか登りだします。

後ろに心配してくれているマーシャルがいるので変な心配掛けられないなぁ・・とか考えていたら、自然とアクセルが開いてきてスタンディングでガレを走破。

あ れ ?

なんかバイクが安定してる・・・。

火事場のクソ力なのか?とにかく両足でガシっとバイクをホールドして超デコボコしているガレ場を、ストトトンと安定して登っていける!

ちょうど普段練習しているサンドとほぼ同じ要領。

安定しているので顔を上げて視線を前に!

すると速度が乗ってバイクが更にビシっとしてきた。

あれー?マジカー!つまりこういう事だったのかー!?と走り方を思い出したのが残り半周(笑)

しかし、次のガレ場のコーナーで動く岩に乗り上げガシャゴケ。

で、ここでは足が挟まれ動けなくなってもがく。

するとさっきのマーシャルが来てくれてバイクをどかしてくれた。

M 「大丈夫ですか?」

私 「なんとか・・」(実は結構痛い)

M 「時間的に厳しくなってきましたけど、まだ行けます?」

私 「・・・・・・・」(それってリタイアしろって事?)

実は今回のレースではぶっちゃけそんなに走れるとは思って無かった。だから何か自分にひとつだけご褒美が欲しくて目標としてチェッカーを受けて完走する!って事だけは死守したかった。

でも、時間的にはトップがゴールしてからすでに15分ほど経過していて、閉め切られても文句は言えない状況。

またこのマーシャルの人がさっきから献身的に私を心配してくれているのも分かっていたので、コンマ何秒の間にものすごくいろんな事を考えた。

で、これ以上迷惑かけちゃだめだよな・・・と思い、出した結論は。

私 「しゃーないっすね・・・リタイアします」(かなり笑顔で)

M 「・・・・・・」

おいおい、黙るなよ・・・こっちが情けなくなるやん・・・。

そしたらインカムで本部と何か話始めた。

M 「・・・ん・・多分・・・で・・・了解・・」

何話しているのかは分からなかったけど、まぁ1名リタイアでーす!とか言っているんだろうなぁ・・・とか思っていたら。

M 「50番さん、コースクローズまで残り10分だそうです」

M 「まだ行けますよね?10分間のエンデューロを楽しみましょうよ」

と。

おいおい、おっさんになって涙腺少し緩いんだから泣かすなよぉ。

グイっとバイクを起こしキックキック。

で、ここからは自分でも驚くくらい全てがスムースに走れた。なんだぁ、まだまだ修行が足りねぇーなー・・・とか思いつつ、難所の谷底では一度コケたけどすぐに再スタートしてクリア。

本部のテント前ではMFJの人達が全員で出迎えてくれて、最後の大ジャンプへ。

ジャンプしてピット前のストレートに戻ると、仲間が全員で出迎えてくれた。

ゴール。

嬉しかった。

チョー嬉しかった。

順位はビリっけつのほうだけど、そんなの関係無くチョーー嬉しかった。

仲間もまわりにいた知らない人もみんな喜んでくれた。

走っている時は全然視界に入らなかった、三宅島の大自然や眼下に見える海や島も素晴らしかった。

レース終了後に山のふもとの第1パドックにみんなでパレードラン。

ヒルクライムの頂上ではものすごい景色と夕焼けが綺麗だった。

そこには普段とは切り離された非日常があり、まるで海外のレースのような体験が出来ました。

これでニッキュッパ。

大冒険のチケットは格安でしたよ。