グリスアップ系工具

近年の一般的な車両整備ではあまり聞かなくなったグリスアップ。
もちろんバイクとかはね、少しはグリス詰める箇所はあれど大げさな工具は必要としてません。

しかし、これが工業系や農機具系になると話は変わっていまだに大きな需要があり、問い合わせも多いです。

そんなわけで今回はあまり語られる事も少なくなったグリスアップ補助の工具をいくつか紹介。

KTCグリスガン

KTC グリースガン(カートリッジ対応)

まぁこれは基本中の基本ですよね。
いわゆるハンド式のグリスカートリッジを装填できるもっともシンプルなグリスガンです。
このあと便利な工具をいくつか紹介しますが、これは最低限持っていた方がいいと思います。

KTCグリスニップルチャック

KTC グリースガン用 ロックカプラ(Rc1/8)

そしてこちらがそのグリスアップ時に使用できる超便利なロック式のグリスカプラー。
ニップルを押さえておく必要がないので、手元でのポンピングに集中出来ます。
なお、先程見たグリスガン本体には─

グリスアダプター

こういった自在ホースの取り付けを推奨しております。
これがないとロックカプラの性能の半分も出せないと思ってください。

ロックカプラーMIX

KTC グリースガン用チャックカプラーセット

そしてさっき紹介したロックカプラーの後発で登場した、さらなる進化系グリスカプラーのセットがこちら。
ベアリングに直接入れ込むための細いニードルタイプとか、横向きに入れ込む事のできるサイドタイプとかが付属。
もちろんロックカプラーのロングも付いてますので、このセットだけ買っても問題なし。
もともと上記のスタンダードなロックカプラーを持っている人も、カブリはないので追加購入のハードルは低いですね。

KTCエアーグリスガン

KTC エアーグリースガン

そして近年すごい勢いで売れているのがこの「エアー式グリスガン」
少し前に電動のグリスガンが流行ったのですが、なにしろ価格が高くて…
その点このエアー式は割と普通の価格。
またハードなグリスアップって出先でやるものではないので、エアー式でもほぼ問題になることはありませんからね。
また画像にもある通り、超ロングのフレキシブルホースもオプションであるので、グリスアップで日々格闘している人はかなりおすすめです。

こんな感じで実はグリスアップが必要な業種は今でも多くあります。
便利な工具も出揃った感がありますのでご検討ください。

特殊シリコンの作業トレー

今やアジア圏のお安い工具が席巻している工具の業界ではありますが、アイデア勝負みたいなアイテムはいまだにアメリカも負けてないですね。

今回はそんなアメリカのメーカー『BoltSter』(ボルトスター)の整備用トレーを紹介。

ボルトスター

アメリカ空軍がボーイング社と共同開発した磁気を使わずに工具や部品、ネジ等を整理しておける特殊シリコン製のマルチトレーです。
価格を見ると少しお高く感じると思いますが、この用途だけに向けて作られた特別な配合のシリコン素材を採用し、現場での使い勝手を優先したいわゆる「本物」ですので仕方ないかな…という感じですね。

ボルトスター

ボルトスター ビットオーガナイザー(カラビナ付)

こちらは最小モデルのビットオーガナイザー。
画像の通りの片手サイズでシリーズで唯一のマグネット内蔵モデルとなります。

ボルトスター

ボルトスター ボルトオーガナイザー(オリジナル)

こちらはフラットタイプの簡易モデル。
画像のようにボルトやナットを「差し込んで保管」出来ます。
磁気もなにもなく超シンプルな使い勝手ですので、ユーザーさんのアイデア次第で活躍しそう。

ボルトスター

ボルトスター オーガナイジングトレイ

こちらがド本命のオーガナイジングトレイ。
上で紹介したシンプルモデルの上位版で、こちらはフラットトレイを含む、様々な作業に活躍します。
そしてこれこそユーザーさんの現場に合わせて様々な活用方法が考えられると思います。
先述しましたが、この特殊シリコンの出来がとんでもなく良くて。
なかなか他のメーカーでは似ているものは出せてもこの雰囲気は無理かと思います。

ボルトスター

ボルトスター トップボックスツールトレイ

そしてこれがシリーズ最大サイズ。
ロールキャブの天板に─とか考えたのですが、少しだけサイズが小さくて無理でした。
でも卓上整備が多い方ならこの大きな収納面はすごく便利だと思います。
実際個人的にも一番欲しい!と思ったのはコレですね。

ボルトスター

全てのシリーズはカラーが3色あって、お好きに選ぶことが出来ます。
従来にはなかった収納術、ぜひみなさんもご体験ください。

動画でも詳しく説明しております。
良かったら観てくださいませ。

 

SIGNETの工具セット登場

年末年始に向けて各工具メーカーから工具セットが出始めております。
毎年初陣を飾るのがシグネット。

今年もメカニックツールセットの2025年バージョンが登場しました。

SIGNETメカニックツールセット

SIGNET メカニックツールセット85点組2025-26

今年のモデルは85点組。
基本的なところはあまり変わりませんが─

今年の目玉は1/4ラチェット&ソケットセットが付属したところ。

SIGNETメカニックツールセット

工具箱カラーは─

・レッド
・ブルー
・マットブラック

の3色展開です。
各カラーごとに限定数ありますのでご希望の色がある方はお早めにどうぞ。

詳しい内容は動画でお話しております。

ANEXのオフセットアダプター新作

半年以上前にANEXのオフセットアダプターを紹介したYouTube動画のコメント欄に書き込まれた数件の要望のひとつ。

「17mmバージョンが欲しい」

私は工具のお店をやっている手前、よくお客さんから「こんな工具あったら欲しい」とか要望を受ける事があります。
そういった場合、大抵は

要望しては理解出来るけど実現は難しい
それどれだけのマーケットがあってメーカーが動くメリットがあるのか

とかね、そりゃ当たり前ですが頭で考えながら聞くわけです。
でもそのANEX動画に書き込まれた「17mmバージョンが欲しい」というリクエストはなんというかピンときたんですよね。

>>ANEXのオフセットアダプター紹介動画

そこで速攻メーカーのANEXに連絡をとって「こんな事情でこうだから17mm作りません?」とお伝えしました。

で。
そこから半年以上経過。
なんとその17mmバージョンが新商品として登場しました!

ANEXオフセットアダプター17

ANEX オフセットアダプター[17mm版]

それもサイズを変えただけの変更ではなく、せっかくだからという事で完全新設計の高強度版として出たのはすごいですね。

17mmが必要だった理由とかは動画で語ってますので、よろしければ観てみてくださいませ。

【新製品】YouTubeの“コメント”が、工具になりました|ANEX オフセットアダプター

レボウェイブのめがね

このブログでも何度か紹介している旭金属のレボウェイブ。
かなり興味を持ってくれてお店にも実物を確認しに来てくれるユーザーさんが多いのですが─

実物みると結構言われるのが「剛性の高さ」
同社のライツール持っている人だと特にそう思うのかもしれませんが
「デザイン優先の工具かと思ったら、使い勝手が優先なんですね」
と驚かれる人も多いですね。

中でもめがねレンチは実物見てからの購入率が高めです。

レボウェイブめがね

アサヒ レボウェイブ めがねレンチセット6本組

この手の角度の浅いめがねレンチって意外と選択肢がなくて、お気に入りを探すのって難しいんですよね。
さっき話したライツールでもいいのですが、ガレージ据え置き用のガッツリ使いには…という人もいて、このレボのめがねを選ぶ人が増えております。

現在セール中

レボウェイブめがね

レボウェイブ めがねレンチ限定セット

現在このめがねレンチをエイビットのオリジナル組の6本セットにして販売中です。
気になったって人はぜひ一度お店まで触りにきてくださいませ。