ホースバンドツール

例えば最近の自動車。
ボンネットあけて作業しようとしても・・・「これ外して」「こっちも外して」と目的の作業まで結構面倒な事が多くなってます。

その中でもパイピング系は外してどかして・・・ってのがひと苦労なんですね。

で、そんな影響なのかホースを留めているホースバンド用工具の問い合わせが多いです。
最近のオススメだとこれ。

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KNIPEX スプリングホースバンドプライヤー

すでに定評のあるKNIPEXのウォーターポンププライヤーの先端をホースバンド用にした専用工具です。
専用工具としてはそこそこ高価な工具なのですが、写真のようにかなり高張力なバンドまでいけるので現場での評価はかなり高いですね。

そして最近発売されて問い合わせが多いのがこれ。

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KTC ホースクリッププライヤー

今までもKTCではホースバンドツールをだしていたのですが、大幅に改良されさらにコンパクトモデルまで登場。
とくにこのショートベントモデルは欲しかった人が多いみたいで掲載後に特に問い合わせが多いですね。

 

そしてちょっと毛色の違う工具ですが、同じくホースバンド用として静かに売れ続けているのがこちら。

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KNIPEX 欧州車対応ホースクリッププライヤー

主に欧州車で使われているワンタッチ式のクリッククランプバンドに対応した専用工具です。
見てわかる通り上で紹介したKNIPEXのバンドプライヤーと同形状なのですが、こちらは先端のチップが専用品となっております。
(交換して使えません)
この工具に関しては代用があまり効きません(外すのは壊せば出来るけど、取り付けが出来ない)のでご自分の整備環境にこのクリッククランプが出てくる場合には購入を考えておいたほうがいいと思います。

もちろん他にもいろいろありますが、こんな工具あったよなーって覚えておいて頂けると嬉しいっすね。

今週末のイベント JNCC爺ヶ岳

さて今週末は5/21日(土)5月22日(日)はJNCC第四戦長野県大町市の爺ヶ岳大会です。

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関西以西で行われた大会には行けませんでしたので、今回の爺ヶ岳からの出店となります。
ってか実は自分の車に出店用のものを積み込んでいくのはもう1年以上ぶりにもなります。
(最近はずっと同乗だったので荷物を抑えてました)

今回は久しぶりに商材をたくさん積んでいけますので、現地ではぜひお店まで遊びにきてくださいませ。

※と、いうわけで5/21・5/22の2日間は羽生店舗休業となります。
ご迷惑をお掛けしますがどうぞよろしくお願いします。

そして今回もオイルサポートとして。

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最高峰クラスのAA1に出場の出口選手にLINK-OILのサポートを行います。
出場車両であるCRF450Rはエンジンとミッションが別系統になっており、今回は試験的に腰下に硬めのミッションオイルを投入してみます。
本当は事前にがっつりテストが出来ればよかったのですが、時間がなくほぼぶっつけ本番の状況になりますが、本人が快く了承してくれましたので楽しみです。
(エンジンオイルはトルク15W50)

また出場や来場する予定の方は現地渡しでの工具注文をお受け出来ますのでよろしくお願いします。

マグネットピックアップ

なんか天候が安定しませんね。季節の変わり目だから仕方ないんだと思います、ひと雨ごとに暖かくなると思いつつ我慢なんでしょうかね。

さてさて、このくらいの気候になってくると青空整備派の人達がかなり楽になってきますね。
まだ夜間は寒いですけど青空整備では暗くなるまでに一段落つけるのもスキルのひとつだと思います。

で、そんな感じで終了の時間決まってる作業時にイライラさせられるのが、ネジとか小物をポロっと落とした時。
特に青空整備派の人は砂利の上でやる人も多いと思うので大変っすよね。
そしてそれが運良くエンジンルーム内とか見えるような箇所に引っ掛かってたとしても、手が入らないとか厳しい場面も結構あったりします。

で、そんな時に持っていると便利なのがこれ。

SIGNET マグネットピックアップツール

伸縮式でアンテナみたいに伸ばして使えるマグネットです。
小さいボディなんですけど拾い上げの能力は結構すごくて・・・。

こんな感じで大きめの24ミリソケットなんかは余裕。
ラチェットくらいもソーっと拾えばなんとかなる磁力があります。

この工具、かなり定番なのでプロメカさんならほぼ持っていると思いますが、不慮の事態が起きやすいサンメカさんほど持ってなかったりします。
ほんとにちょっとした準備の違いなんですが、これがあるだけど場合によっては数十分の時間節約になったりもしますからね。

また、落とした物を拾う以外にもバルブシムとかカポっとはまってしまっているような金属部品の摘出にも便利。
まぁアイデア次第なのですが持っているってだけで作業の幅が広がりますからね。

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TONE マルチピックアップツール

また磁力の効かないアルミやステンネジを拾うための爪タイプではこんなのもあります。
こちらは先端にLEDライトもついてるので暗所での使い勝手もいいですね。

そして屋内でも屋外でも数個持っていると便利なのがこういうトレー。

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SIGNET マグネットパーツトレイ

トレー自体もマグネットになっているので壁面に貼りつけて使う事も出来ます。
ガレージ用品としては基本中の基本みたいなモノですが、こういう備品系工具をちゃんと持っているかどうかも作業の効率に関わってきますのでまだ持ってないって人は何かの機会にぜひどうぞ。

工具の日に思う

インターネットが普及しパソコンだけじゃなく今じゃ手元のスマートフォンでも簡単になんでも調べられる時代になりました。
その恩恵はみなさんも多く感じているとは思いますが、少し深い調べ事をしようと思うと意外に核心部分が分からなかったりする事ってありませんか?
また検索結果に数種類の解釈が存在したりして何を信用したらいいのか分からないって事もあります。
つまり情報過多なのに本当に知りたい事が分からない。
情報が溢れすぎていて結局欲しい答えが見つからないんですね。

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工具の専門店をやっていると様々な質問や問い合わせが寄せられます。
今回はそんな質問の中でも漠然としてネットにはなかなか答えが載ってない工具の話をしてみたいと思います。

そう、例えば初めてバイクを買って、ついでに工具もひと揃い揃えてみようと思ったとします。

昔ならね、選択肢があまり無かったのですよ。
だから先輩が薦めてくれた工具セット買ったり、ホームセンターに行って予算合いそうな物を選んだりとそれくらいなもんでした。
でも今はネットでチョイチョイって調べて評判見たりスペック見たり(当然価格も比較したりね)して選択肢はものすごい数になります。
自分のニーズに合った物がスパっと決まれば良いんでしょうが、やっかいなのがネット上での評判とかですよね。
自称上級者が「こういう買い方が賢い」とかいろいろ書いてるの見て分からなくなっちゃうんです。
誰だって買い物で失敗したくないですからそういう評判とか気になるのは仕方ないとは思います。

でも、でもですよ。
評判やスペックってそんなに重要ですかね?

真剣に取り組んでいる人も趣味でまったり楽しんでいる人も愛車の点検や整備で使う工具です。
「休日にバイク乗って洗車して整備」
そんな楽しい休日の流れの中で手に持つ工具くらい評判とか気にせず自分の気に入った物を選べばいいんじゃないでしょうか。
確かに気に入った物を選ぶ選択基準として評判やスペックも重要になるのは分かります。
しかしそれも参考にこそしますが決定打になるほどの事では無いと思うのです。

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最近お店で接客しているとこういう評判とかスペック重視なユーザーさんが増えてきていると感じます。
ネットで仕入れた知識でいろいろ悩みまくってる人がものすごく多いです。
そういう時に私はいつもこう聞きます。

あなたの乗っている車やバイクはネットや雑誌の評判だけを気にして買ったのですか?と。

確かに評判も気にしたしスペックも調べたのは間違いないのでしょうが、最後は気に入ったマシンを選んだと思います。このバイク格好いい!これに乗りたい!…とかね。

工具の選び方も全く同じなんですよ。

ウチみたいな工具の専門店に来ていくつかの工具を見て触って、とりあえずはスペックとか価格とかは気にせず出来るだけ気にいった物を選んでみてください。
それは「赤いからカッコいい」とか「光っててカッコいい」とかそんな見た目な動機でも全然良いと思います。
選んだ工具が予想外に予算オーバーだったらその時に考えればいいんです。
セットで買う予定だったけど予算足りずにラチェット1本だけ買う事にするのだってアリなんですよ。

だから悩んだ時は気に入った工具を買って自宅で愛車を整備している姿を思い浮かべてみてください。きっといつもより少しだけ楽しい時間を過ごせると思いますよ。

5月9日、工具の日に。(2年前FRM誌に寄稿したものを手直しして掲載)

手元で使う気楽な工具

整備が好きでいろんな工具を揃えていくとラチェットやソケットレンチ等々・・・ネジを回す工具って増えていきますよね。
そして徐々に重作業までやるようになるとトルクをがっつり掛けられる工具も揃っていき、自分用の工具としてはかなり洗練されていくのですが・・・。

逆に結構見落としがちなのが軽作業用の工具です。

たいした作業でも無いのに大げさな工具を持ち出してカリカリやるのってやっぱりスマートじゃないし実際ちょっと面倒だったりします。

そこで便利なのがこんな工具。

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Ko-ken ソケットドライバー各種

あまりにも基本的工具過ぎてなかなか「購入」まで至っていない人も多いかと思いますが、こういうベーシックな工具ってたまに人から借りて使ったりすると便利すぎてびっくりしたりするんですよね。
こういう工具で気楽に作業したいという目的上、そんなに大きなサイズまで揃える必要も無く、ホントによく使うサイズを1本とか2本持っているだけでもかなり重宝すると思います。
そしてこんな簡易Tレンチもおすすめ。

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KTC 3/8T型コンパクトハンドル

Tレンチの短いバージョンなんですが、これ持ってるとホントに便利です。手元でくるくる回して使えますから卓上の作業とかでも重宝します。

こんな風に整備スキルが上がっていくと軽作業用の工具ってのを見落としがちになりますが、一度ラインナップを見直して見るのもいいかも知れませんね。