オフロードのハチタイ

今年もこの季節がやってきましたね。
鈴鹿の本家8耐(四耐も)からみでも工具の注文や相談が結構多いです。

で、私が今年も行くのは「オフロードのハチタイ」であるモトパワーレーシング主催8時間パワーエンデューロ。(7月31日開催)

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ここ数年は会場の関係で秋に開催されてましたが、今年はきっちりのハチタイの面目躍如!
今年も灼熱の仙台SUGOで開催されます。
もちろん私も行きますので現地に行く方はよろしくお願いします。

こちらは私も参加した3年前、台風直撃のハチタイです。

伸縮式のプライバー

工具の種類は星の数ほどあるわけですが、中には「別に工具じゃ無くてもいいのでは?」と思うような物まであります。

例えばガムテープで抑えておけば良いくらいの箇所でも、専用のなにかしらの工具が存在したりしますよね。
もちろん理由はちゃんとあって綺麗な仕事をしたいとか、お客さんの見てる前で変な作業を見せたく無いとかね。
もっと範囲を広げて言えばプーラーとかベアリングのインストーラーだってハンマーで引っぱたけばなんとかなるでしょ?なんて事もありますよね。

でも実際はやはり専用の工具なわけでして、使ってみれば安全性も含め効率は抜群。
わざわざ工具として存在するだけの意義はある物が多いのも事実です。

 

で、そんなこういう工具って必要?と思われつつも使ってみたらこりゃ便利!と思う物を今日はひとつ紹介。

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SIGNET 伸縮式 可変プライバー

まぁぶっちゃけ「こじり棒」です。

しかしこれがホントに重宝するんですよね。
整備初心者さんなんかだとこれの効用が分からないかも知れませんが、工具箱の中に何か「こじる事の出来る工具」をひとつ入れておくだけで必ず良かったと思う事があると思います。

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そしてこじるチカラは長さに比例するのですが、これは伸び縮みしてくれて普段の持ち運び時には縮めて、そして作業時には延ばして使えるんですね。
先端部分は可変しますので、テコとしてこれ1本でなんでもこなす事が出来ます。

ぜひお試しくださいませ。

早回しのT型レンチ

誰にでもお気に入りの工具ってのはありまして。
もっと言えば「ラチェットが大好きで出来るだけラチェットとソケットの組み合わせで作業したい」という人もいれば「レンチ系の工具が大好きでラチェットとかはあまり使わない」って人もいます。
これはどっちが良い悪いって話ではなくお気に入りはなんですか?って話ですから、そう考えるといろんな好き嫌いがあるわけです。

で、私はどういった傾向なのかなぁ・・・と考えるとバイク中心になる前の車をいじって遊んでいた時期からT型レンチがやっぱ好きなんですわ。

ですのでどんな便利な工具が出てもやはり自分の工具箱の中にはTレンチが転がってるし、Tレンチの新型とか出ればもう気になって仕方ありません。

そんな中、確か15年前くらいかな。この工具が登場しました。

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PB 早回しT型スピードレンチ

これはシリーズで出ていてHEXとかが直付してあるモデルもあるのですが、中でもこのビット差し替えタイプは素直にカッコイイ!と一目惚れ。

基本的にはTレンチに求める物ってシンプルさなのですが、これは別腹的な良さがありましたね。

今ではいろんなメーカーから似たようなスピードレンチが出てますが、この当時は他社からこんなレンチはほとんど出てなくて、素人でもシャララーって回せるこのTレンチは画期的でしたね。

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しかし、一時期ですがこのレンチが生産停止になった事もあってウチも販売をやめておりました。
で、いつのまにかカタログに復活してまして近年また人気が復活してきているレンチです。

HPの本文にも書きましたが、この手のスピード機構が付いたレンチの中でも圧倒的にコンパクトで使い勝手も抜群。
持っていると思わず使いたくなってしまうツールのひとつです。

LINK-OILキャンペーン実施中

いよいよ折り返しの7月がスタート!
梅雨な雰囲気はまだまだありますが夏がそこまで来てるのは間違いないですね。

で、そんなこの時期はオイルの問い合わせがググっと増える時期でもあります。
そんなわけでリンクオイルのキャンペーンをスタート。


LINK-OILキャンペーン告知ページ

7月12日(火)までの限定セールとなります。
Webでは12日の夕方18時にプログラムで自動終了。

店舗でも受付可能ですのでお気軽にお声掛けください。
なお、現在オイルの受注が多くなっておりますので納期が掛かるモノも出ております。
店舗渡しを希望の方は事前に在庫確認をお願いします。

1/4HEXビット

本格的な梅雨で毎日憂鬱ですけど、工具の問い合わせは日々増えております。
多分こういうタイミングで整備をすすめている人が多いんですかね。
で、そんな問い合わせの中では持ち出し工具の相談もこのところ多くて、みなさん自分にあった工具の選定に真剣です。

今回はそんなお出掛けの工具では必須のビットのお話でもしてみましょうかね。
当店でも一番人気なのがPBのポケット差し替えドライバーのインサイダー。

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PB ポケット差替ドライバー

このブログでも何度か書いてますが基本的な工具を揃えて持ち運ぼうとしたときに結構かさばるのがドライバー類。
なにせ1本ずつにグリップが付いているので最小本数に選定したとしてもかなりかさばります。

その点ビットで差し替えが出来るこの手の工具はグリップ1個あれば良いので、かなりコンパクトに収納する事が出来るわけです。

で、このビット。工具初心者の方から良く聞かれるのが差込のサイズ。
ビットというのは大抵根本が六角になっておりまして、当店HPでも「1/4HEXビット」とか紹介してますが、これは他のメーカーにも流用可能なのかどうか?とか質問を受けます。

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1/4HEXビット各種

ちなみにこの1/4ビットとは六角形の2面幅の寸法を言ってまして、1/4インチですからミリに直すと6.35ミリのビットサイズとなります。
この1/4HEXビットは基本的に世界共通規格でして、例えば他メーカーのビットドライバーと併用する事も可能。
(もうちょっとちゃんと言うと1/4と5/16の2種類ありまして、本流は1/4で少し大きいのが5/16の8ミリくらいのビットです、ショックドライバーとか使われているのは大きめの5/16ですね)

そして使えるかどうかの質問に関しては「ほぼ流用可能で大丈夫」が正解。

「ほぼ」というのは少々例外がありますよって事でして・・・・例えばこんなヤツ↓

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このANEXの差し替えドライバーも差込は1/4HEXなのですが、純正付属ビットが両頭ブレード(前後がプラスマイナス)を使っている為に「奥行き」が少し長いんです。
なので上で紹介したPBのナノコートビットをそのまま使うと潜り込んでしまって使う事が出来ません。

このように同じ1/4ビットでも「奥行き」の違いから、使う事が出来ない工具もありますのでその点だけは注意してください。
スタンダードな1/4ビットを流用したい場合はマグネット式のホルダーになっていてば大抵大丈夫だと思います。

ビットを差し込む奥行きの違いだけはカタログ数値にも載ってない場合がほとんどです。
よく分からなくて心配だなーなんて思う事あれば気軽に問い合わせくださいませ。