1月末締め切りの限定商品再紹介

なんだか寒くなったり急に暖かくなったりで身体がおかしくなりそうな天気が続いてますがみなさん大丈夫でしょうか。
私はとにかく長風呂するようにしてなんとかしのいでおります。

さてタイトル通りなんですが2021年の1月末までという期間限定で行ってきた商品がいくつかありますので今月も残すところ半分となりましたから再度紹介だけしておきたいと思います。

2021SK SALE

まずはKTCの工具セットセール。
全部終わってしまうわけじゃなく上の画像にあるような限定色の工具箱と工具セットが今月末で受注締め切りとなります。
(メーカー在庫があるうちは出してくれると思いますけど)

限定工具箱

こんな特別色が今月末で受注終了となります。
逆にいえば通常色のレッドやブラック・シルバー等は4月まで販売を継続しますのでご安心ください。

限定工具箱限定工具箱

販売ページには上記画像のようにどの色が1月末までなのか表記してありますので、せっかくだから限定色で欲しいって人はそろそろ本気の検討をお願いします。

 

そして今月締め切りがもうひとつ。

蔵王産業エンジン式高圧洗浄機

蔵王産業 エンジン式高圧洗浄機 ヴィットリオZE

お陰様で好評を得ております蔵王産業のエンジン式高圧洗浄機「ヴィットリオZE」
本体は限定販売とかではないので問題はありませんが。

このエンジン式洗浄機に取り付け出来るエイビットオリジナルショートノズル

ショートノズル

蔵王産業 エンジン式高圧洗浄機ヴィットリオZE専用 ショートノズル

このガン先だけの販売ですが「エイビットで本体を過去に買ってくれた人だけにショートノズルを割引販売します」というキャンペーンを行っております。
このキャンペーンの締め切りが今月末までとなっております。

↓↓2021年1月末まで受注いたします(キャンペーン専用ページ)↓↓

ショートノズル

せっかく格安で販売しておりますのでまだ購入出来てない人はお急ぎくださいませ。
※当店購入者以外の方からの注文は当店判断で取り消しさせて頂きます。
またこれから本体の購入を考えている人は本体の販売ページにお得な「ショートノズル付きセット」がありますのでそちらをご購入ください。(本体セットは期間限定ではありません)

ってなわけで1月末までの限定販売品の紹介でした。
こういうのって販売が終わった後に騒ぎ出す人が結構いるので、このページを見た人でまわりに知らない人がいたら教えてあげてくださいませ。

Z-EALの新型72ギアラチェットに関して

一年くらい前から噂だけはあって出るぞ出るぞと言われていたKo-kenのZ-EALシリーズの新型3/8ラチェット。
フローティングギアという新発想で軽快な動きはそのままに72ギアを採用した期待のラチェットです。

Z-EAL新型72ギアラチェット

コンパクトラチェット(1/4ボディ)を除く合計6モデル全てが新しくフルモデルチェンジしましたので、ちょっくら個人的な雑感と問い合わせの多い事をFAQっぽく書いてみようかと思います。

Z-EAL新型72ギアラチェット

すでに入手したり現物を見た人なら分かると思いますが、パッと見た目は従来の36ギアとなにも変わりません。(型番すら同じ)
外観というか見た目の筐体は旧36ギアモデルと見分けがつきません。
そんな感じなので新型の72ギアには商品タグが付けられていて販売時に混同しないようになっているくらいです。

種類は先述した通り6種類。

Z-EAL新型72ギアラチェット

Z-EAL 3/8スタンダードラチェット(ストレート・首振り)

ドノーマルのスタンダード長のストレートと首振り。

Z-EAL新型72ギアラチェット

Z-EAL 3/8ショートラチェット(ストレート・首振り)

手の平すっぽりサイズのショートのストレートと首振り。

Z-EAL新型72ギアラチェット

Z-EAL 3/8ロングラチェット(ストレート・首振り)

全長280mm(スタンダードの倍くらい)な長さをもつロングのストレートと首振り。

この6種類がフルモデルチェンジしました。
どれがオススメとかはないので自分で気に入ったラチェットを買ってくれればOKだと思います。

さてこのラチェット。
昨今の多段ギアの流行りにのっての72ギア化だと思うとちょっと物足りない感じもしますよね。
実際他のメーカーは100ギア近くまでいってるし「今さら72ギア?」と思った人も多いハズ。
でもKo-kenはあえて72ギアを採用しました。
ここに何があったのかをちょっとだけ推理してみたいと思います。
(完全無欠の独断と偏見です)

36ギアラチェット
画像は旧36ギアラチェットの内部です。

旧ラチェットとなった36ギアラチェットは世の中が多段ギアに進む最中に発売された、いわばラチェット技術革新中に作られた過渡期のモデルであったと推測出来ます。
Ko-kenの中でもZ-EALという新ブランドを立ち上げるにあたって「売り」にしたいひとつであったと思うし、完全に新規の金型でつくられるラチェットがゆえにその時に組み込める最新の技術を用いたと思います。

それでも多段ギアを採用するのは製造コストも掛かるし…って感じで、その時の落とし所が「36ギアラチェット」だったのだと思います。
で。
ここからは本当に身勝手な個人的推論なのですが、よくコーケンってラチェッティングのトルクが軽いよねって話があると思いますが。
これは多分…多分ですよ、完全なメーカーの後付け設定かなと。
別に批判とかではないんです、作ってみたら「それも売りになるよね」なんてのは物作りの現場ではよくある事だと思うし、まして悪い事でもないですからね。

実際それ以前からノーマルKo-kenのラチェットが軽いのは2つ爪モデルが多く残っていたり、20ギアくらいが多かったりで作動が軽くて当たり前の状況でした。
これくらいのモデルが軽いのはKTCだってTONEだって同じくらい軽かったですからね。

そして一応新型ギア機構を採用した36ギアモデルを完成させてみたら、なんだか軽いのが出来ちゃってまわりから「さすがKo-ken、カリカリと軽快でいいよね」なんて言われていつの間にかそんなのなかったはずなのに「空転時のラチェットが軽いのはKo-kenの伝統」とか言われるようになってしまったんだと思います。
※実際昔のKo-kenはそこまで売りにしてなかったような気がします。

で、今回の72ギア。
この伝統の…ってのが作動上限になって72ギアってのが選択されたのでは?と思えてしまうわけです。
つまりギア数のスペックよりも作動の軽さをとったという感じですかね。
もちろん製造コストとかそっちがメインだったとは思いますが、こういった邪推も面白いかなーと。

まぁこれには多くの反論があると思いますが推理して楽しんでいるだけと思ってご勘弁ください。
そして今回のラチェットにはちょっと興味深い新機構が採用されております。

Z-EAL新型72ギアラチェット

それがこの内部ギアにある「フローティングギア」の存在。
多段ギアを作るのにあたって問題になるのが各部品の精度です。
単純にギア数が増えれば増えるほどメインギアのひと山の物理的大きさが小さくなりますからね。
各部品の「遊び」をなくしていく方向に作っていく事になるわけです。

ちなみに旧世代のラチェットって36ギアがマックスと言われてました。
スナップオンでもKTCでもみんな小判型のラチェットって最高のギア数が36ギアだった時代がありまして、当時の作り方だとそれ以上のギア数にすると公差(遊び)がなくなりすぎてめっちゃ重いラチェットにしかなりませんでした。
ですので仕方なく36ギアを採用していたのですが、その後の技術的なブレイクスルーがあって現在の多段ギア時代になっているわけです。

で、今回のZ-EALに採用されたフローティングギアはそんな「遊びをなくす」のと「ギアを軽くする」といった相反する事象をクリアする秘策的技術だと思います。
図のフローティングギアは左右に少しだけカタカタと動きトルクが掛かった時だけメインギアにしっかりと噛み込んでくれるようになってます。

このギアの仕掛け。
考えれば考えるほど「よく思いついたなー」と関心してしまうのですが「ん?」と違和感というか思いついた事がありました。
このフローティングギアというか非固定のギアってどこかで見たことあるな、と。

丸形ラチェット

あ!これだ と。
ギアの作りこそ違えど丸形の72ギアラチェットには半月状の非固定(半固定?)のギアが使われております。
この非固定のギアがトルクが掛かる瞬間にメインギア部分に噛み込むわけでして…なるほどつまり形こそ違えどこの機構をうまく小判型ラチェットに転用したのかな?と考えついたわけです。
これも別に非難したいわけじゃなく「よく思いついたなー」と関心してます。
(違ってるかもしれませんが、こういうの楽しいですよねw)

ってなわけで今回フルモデルチェンジしたKo-kenのZ-EAL新型72ギアラチェット。
言うのは簡単だけど実際に作るのはかなり大変だったと思います。
個人的にもオススメのラチェットですので興味ある人はぜひお試しください。

 

追伸:SNSで一度書きましたが問い合わせが多いので簡単なFAQをここにも記しておきます。

Q:旧36ギアのラチェットに新72ギアのリペアキットを組み込めば動きますか?

A:動きますが壊れます。
内部ケースの公差が違うため一見すると問題なさそうに見えますが耐久性はメーカー保証の1/5以下まで落ちます。
(Ko-ken社内での耐久試験を行っていて実証済みとの事)

 

Q:3/8が出たから次は1/4が出るんだよね?

A:1/4の開発は難航しているというかほぼ断念している状態で、2021年中に出てくる可能性はほぼないとの事。
1/4に関してはギア数をもう少し落としたバージョンで開発しているみたいです。

あまりにもよく聞かれるのでここに書いておきます。
これらは間接的に聞いたとかではなくKo-kenの開発に直接聞いた話です。

●追記
後日Z-EALラチェットの分解修理の記事を書きました。
そこで新型72ギアの内部構造画像もアップしてますので合わせて読んでみてください。

Z-EALラチェットの修理&新型の検証

2021年張り切ってスタート

あけましておめでとうございます。
2021年も工具専門店エイビットをどうぞよろしくお願いします。
今年もみなさんに楽しんでもらえるような工具のお店を目指して頑張りたいと思いますので応援してくださいませ。

2021年賀

久しぶり(10年以上ぶりかな?)に4連休を頂いた私。
コロナに関しては結局まったく予断を許さない状態のまま年明けになった2021年ですが、とにかく人がいるところを避けつつ個人的には有意義な連休を満喫させて頂きました。
まぁ満喫っていってもずっとバイク乗って整備して…ってやってただけなんですけどね。

2021初走り

1月2日は仲間内恒例の「初走り会」に参加。
年々人数が増えて一大イベントになっておりましたが、今年はコロナの影響も考えて分散開催になりました。
ちょっとさみしいけど仕方ないっすよね。

2021初走り

様々なアクシデントもありつつ超盛り上がりました。
場所を提供して頂いた内嶋選手の私設コースの難易度が結構ハードでみんなでゲラゲラと楽しく遊べました(ありがとうございました)

そうそう、そういえばこの日の早朝はちょうど日の出の時間に現地に向かってまして

2021初走り

1月2日ではありますが初日の出チックに橋の上で拝ませて頂きました。
天気もよくて絶好の日の出日和でしたね。

その翌日も結局バイク。

2021初走り

こいつを入手した10月からは以前のようにかなりバイクに乗る機会が増えてきまして、それに応じて自分の整備欲求みたいなのも再燃している状態です。
年末は整備しながらではありましたが日程や仕事も忙しくて、とりあえずのメンテになっていた箇所もしっかりやってあげて年末年始に乗り込んだ分の整備も完了しました。

ここまで見るとなんだか全く正月の気配がないような雰囲気ですが元旦には子供たちが帰省してくれて(まぁ県内なので遠くありませんから)おせち料理を囲んで酒のんだりもしました。

正月2021

公私共々に取り巻く環境は大きく変化してきましたが、まぁなんだろ…なんとなくその時に合わせて楽しくやっていく次第です。
(タマさんが狙ってますね)

こんな工具の専門店ですが今年も仕事だけは真面目に頑張る予定ですので、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします。

無事に納まりました

本年もコロナ禍の中多数のお客様から応援を頂き誠にありがとうございました。
なんとか今年も無事に納める事が出来ました。

2020年ラスト

12月31日から1月3日までの4日間、いつもより1日休みが長いのですが休ませて頂きます。
あけて1月4日は午後の13時から営業スタートとなります。
毎年恒例の福袋もご用意してお待ちしておりますのでお近くの方は遊びにきてください。

●年明けの営業日程は下記の通りです。

1月1日(金) 冬期休業
1月2日(土) 冬期休業
1月3日(日) 冬期休業
1月4日(月) 13時~18時(初売りセール開催・福袋アリ)
1月5日(火) 10時~18時(初売りセール開催・福袋アリ)
1月6日(水) 定休日
以降通常営業

営業時間を短縮しておりますのでご来店の際はご注意ください。
※Web通販は24時間受付いたしますが、回答や発送は店舗営業日に準じます。
また年末年始のメーカー休業等によりお急ぎの注文に対応出来ない場合がございます。
店舗欠品の場合は1/7以降から順次対応となります、ご了承ください。

 

お休み頂いている間に鋭気を養わせて頂き元気な姿でまた新年にお会い出来る事を楽しみにしております。
それでは2020年お疲れ様でした。
来年も工具専門店エイビットをどうぞよろしくお願いします。

エイビット ヤマタク

2020年を振り返って

俗に1980年代とか1990年代とかね。
そういう括りで時代を語ったりするじゃないすか。
で、今年はまさにそんな時代の節目である2020年、後に「2020年代はさぁ……」とか語られちゃうわけですよ。

そして実際にこの2020年って年はなんだか特異点的なとんでもない年になりました。
そう新型コロナです。
テレビのニュースでやっているような出来事ってなんだか遠い世界の話にように思ってしまうもんですが、このコロナだけは私達の生活にもバッチリとビッタリと張り付いてきました。

2020年総括

2月くらいから徐々に話題にフェードインしてきたコロナ。
3月にもなるとマスク騒ぎが始まって、ゴールデンウィーク前後にはものすごい事になりましたね。

2020年総括

うちの店も時短営業の要請をうけてしばらくの間は店を閉めたり時短営業で乗り切りました。
まぁそもそも人が街から消えましたからね、営業してても意味がないような状況でしたけど。
また工具を販売するうちは工場とかそういったBtoBのルートの販売も壊滅的な状態になりました。
ここまで業者向けの販売が落ち込んだのはリーマンショック以来の出来事でしたね。

もちろんそんな最悪な事ばかりではなく、コロナの影響で自宅整備の機運が高まったのかWeb通販は逆に好調になりまして、電話やメールでの相談や問い合わせも滅茶苦茶増えたので仕事的にはわりと忙しくさせて頂きました。

2020年総括

特に今年はこのエンジン式高圧洗浄機がスマッシュヒットとなってくれて落ち込んだ分の売り上げの下支えをしてくれましたね。
当店が開発段階からガッツリと関わった製品でしたので、正直売れてくれてホッとしたってのが本音でしたけどね。

夏くらいになると自宅で過ごす事にも慣れてきて、自宅の見直しもいろいろしました。
ちょうど給付金の10万円もらったのもいい機会でしたし、子供たちが独り立ちして自宅にカミさんと二人きりになったのもいいきっかけではありました。

2020年総括

リビングのテレビやソファを買い替えたり、今まで見て見ぬ振りをしてきたトイレや洗面台の水回りもDIYで修理したりとかなり手を入れました。
今は変な部品とかもネットで入手出来るのでありがたいです。

2020年総括

そんなわけで今年は私とカミさん、そして猫のタマの2人と1匹生活になっていろんな事を気分一新していった年でもあります。

個人的には秋頃にバイクの入れ替えしたのも大きな出来事のひとつです。

2020年総括

2年ちょっと持っていたこの黄色いモトクロッサーを出しまして。

2020年総括

約5年ぶりにエンデューロレーサーを買い直しました。
オフに興味ない人から見ると「似たようなもんでしょ?」と思うかもしれませんが、これが結構違っていて乗っててとにかく楽しいんですわ。

そして先日のブログでも書きましたが超久しぶりに自分の意思でレースにも参加。
コロナの影響でよくない話はたくさんありましたが、今年は逆に自分の生活を見つめ直すいい機会になったと思います。

「子供を育て上げるまではとにかく頑張らなければ」

と歯を食いしばってやってきた仕事ではありましたが、ふとそんなものから開放されてみると自分の人生にはまだまだ残りがある事に気が付きました。
だから今後は自分の為、そしてカミさんと猫のために頑張って働いてみようかと思います。

2020年総括

まさに激動で始まった2020年代ですが、後で「すごかったけど面白い時代だったよね」と笑って話せる時がくるようにしたいですね。