C型ロッキングプライヤー

ガチンとロックして使える便利なロッキングプライヤー。
そんなバイスグリップの中でもちょっと変わった形状をしていて一部のユーザーからは熱烈な支持を得ているプライヤーがあります。
普通に使うには使いにくい形状ですが溶接等をメインで行う人には持っていて損じゃないオススメモデルだと思います。

C型ロッキングプライヤー

IRWIN バイスグリップ[Cクランプ]

こんな風に大きく「Cの字」になっていてクランプに邪魔なものを避けたり、溶接時には溶接箇所自体のスペースを確保するのにとても便利な形状です。
コロナ禍においてメーカーの大欠品(1年近く)が続いておりましたが、ようやく解消されつつあり需要がまた高まっていますね。

そしてこのC型クランプモデルでは隠れた人気のこちら。

C型ロッキングプライヤー

IRWIN バイスグリップ[ワイドCクランプ]

上記のC型よりも大きくスペースが作れるワイド版です。
当店で最も人気なのがこのワイドモデルでしてこちらも再入荷により在庫が安定し始めております。

そしてこんなのも。

C型ロッキングプライヤー

SK11 オートアジャストロッキングプライヤー C型クランプ(自動調整式)

SK11の自動調整式のC型モデルです。
実はこの自動調整タイプの中では最も売れている人気モデルでして。

C型ロッキングプライヤー

それほど掴む力が必要のない作業でしたらどんな素材や厚みでもワンタッチでカチャンとロックしてくれるのでかなり重宝します。
またアースクリップとしても優秀ですのでリピートユーザーが多いのも特徴ですね。

C型ロッキングプライヤー

サイズ感も他のC型と比べて小さくコンパクトですので気楽に使うC型クランプモデルとしてもオススメいたします。

少し特殊な工具ではありますが使い所さえ思いつけばかなり便利に使える工具だと思いますよ。

大口径のスナップリング

当店に来てスナップリングプライヤーの問い合わせをすると高確率でオススメされるKNIPEXの高強度スナップリングプライヤー。

KNIPEXスナップリングプライヤー

KNIPEX 高強度スナップリングプライヤー

よくある「開きと閉じの両方で使える」とかそんな便利機能はなくて単機能&単サイズの一見すると買いにくいプライヤーの印象があります。

しかしスナップリングプライヤーって思っている以上に工具自体に根性が必要な場面が多くて多機能なものってイマイチなんですよね。
その点この高強度は単機能なだけあって使用時にブレたり歪んだりせずにきっちりとスナップリングの脱着が出来るすぐれものなんです。

スナップリングをさわる整備って人によっては年に一度あるかないかになる事もあってなかなか単機能で高価な本製品って手が出にくいってのはよく分かるのですが──。
それでも私はこのKNIPEXの高強度を強くオススメしております。
まぁ騙されたと思ってこれを選んでおけば間違いないっすね。

で。
そんなスナップリングプライヤーですが大型車両や設備系メンテの人だと馬鹿みたいにデカいスナップリングが出てくる事がありまして、そんな大口径のスナップリングに対応するプライヤーもKNIPEXから出ております。

KNIPEXスナップリングプライヤー

KNIPEX 大径スナップリングプライヤー

それがこちら。
大口径なだけあって張力もかなりのものですのでラチェットロック機構付きになっておりまして、現場からもかなり信頼されているプライヤーです。
画像だと大きさが分かりにくいかと思いますが植木屋さんが使う両手使いの大きなハサミくらいといえば分かりますでしょうか。
最大径でφ300mmとφ400mmの2種類ありますので探していた方はぜひお試しくださいませ。
※大口径のスナップリングはたまに品薄になる事もあるのでご注意ください。

簡易コーティング剤のお気に入り

この所の黄砂とか花粉とか、わけ分からない飛散物とかで洗車しても数日でひどい状況になりますよね。
また季節の変わり目って雨も多いので薄ら汚れるというかなんというか。
私は数回洗車して諦めまして……とりあえず季節が落ち着くまで放置する事にしちゃいました。

で、そんな時期も落ち着いてきたらまたガッツリ洗車なんですが、洗車後のワックスと言うかコーティング剤としてお店で多用途に売れているのがこれ。

ビプロスクリーンイノベーター

ビプロス クリーンイノベーター

洗車後とかにシュっと吹きかけて軽く拭き取るだけでバリっと綺麗になる簡易コーティング剤です。

樹脂面とかガラス面に付いても拭き取ってしまえば綺麗にコートされるので、近年の樹脂パーツが多用されている自動車にはもちろん、塗装面自体が少ないバイクとかにも適しております。

KLX230R

私の現在所有のバイクなんかは塗装面自体がないのですが、金属パーツを始めアルミや樹脂パーツにもがっつりコート剤を掛けてありまして、これだけで次回の洗車がかなり楽になりますね。

またコート剤でありますので小キズの防止とかにもなりますから、人が直接触れる機会のあるオートバイにはかなり適していると思います。

東洋ダイナミックコート

東洋化学 ダイナミックコート(コーティング剤)

そして小キズがついてしまっていたりメッキパーツが少しくすんでいたりしたらこちらのコーティング剤がおすすめ。
傷消し効果や汚れの除去効果が高いコート剤ですので、お店では中古車を仕上げる業者さんとかにも人気のケミカルです。

東洋スピードコート

東洋化学 水性ガラスコーティング剤 超撥水スピードコート

そして自分の車でよく使っているのがこのスピードコート。

東洋スピードコート

トランポ兼営業車であるステップワゴンは洗車が面倒なので洗車機にかけているのですが、拭き上げる時にこいつをシュシュっとかけながら拭き取ってあげるだけでビッカビカ&超撥水になるのでお気に入りです。
画像のように樹脂パーツにもOKなので吹きかける範囲とかを気にせず施工出来てお手軽です。

もちろんこれが済んで自宅に戻ってきてからクリーンイノベーターを併用したりするとさらにビカビカになりますよ。

どれもガチな洗車派の人にはおすすめできない「簡易」のコーティング剤ではありますが、私みたいに面倒だなって思う人にもどれもオススメ出来るケミカルだと思います。(実際全部自分で使ってます)

特に最初に紹介したクリーンイノベーターはかなり万能に使えるので自宅の家電とかキッチンに使ってもOK

そろそろ暖かくなりますからね、今のうちに洗車道具は揃えておきましょう。

布製工具バッグシリーズ

工具の収納というと様々な形状や方式がありますが、その中でも根強い人気を誇るのが布製の「ツールバッグ」です。

一時は人気が低迷した時期もありましたが近年はまた盛り上がってきておりまして選択肢も多くなりました。
そんな中で店舗で人気なのがSK11からラインナップされている『パカットバッグシリーズ』とそれの派生モデルです。
毎年新型が投入されていて当店の取り扱いも増えてきましたのであらためて紹介してみます。

パカットバッグシリーズ

SK11 パカットバッグ オープン

まずはフルオープンする大きな開口部が人気の「パカットバッグオープン」

画像のように箱状に大きく開くのが特徴のツールバッグですので、荷物や工具をザラザラっと出して最後は放り込んでお片付けってな使い方にベストなバッグです。
ただし剛性感はあまりないので重たいモノを運ぶのにはあまり適してません。
逆に言えばライトな感じの使い方なら一番使いやすいと思います。

パカットバッグシリーズ

SK11 パカットバッグZR

そしてこちらは少しだけ高級志向にふった「ZRモデル」
開口はいわゆるがま口タイプとなっておりまして。

パカットバッグシリーズ

開口部だけにワイヤーがあり、あとはソフトな感じなので工具を持ち運ぶのに適しております。
また画像のようにロングモデルもあるので長物専用工具バッグとしてのニーズも高いですね。

パカットバッグシリーズ

SK11 パカットバッグ2

そして最も普通というか一般的な工具箱形状となるのがこちらの「パカットバッグ2」

パカットバッグシリーズ

このように上蓋にあたる部分を開いても各面に硬めの芯がはいっていて自立したまま使うことが出来ます。
ですので布製だということをあまり意識しないで使えるのが良いですね。

ちなみにこのシリーズの派生モデルが大型工具バッグのこちら。

SK11スタンドツールバッグ

SK11 折り畳み式スタンドツールバッグ

上で紹介したパカットバッグ2の大型版と思っていただいてOKです。
縦長のケミカル缶を立てたまま収納出来たり、ヘルメットバッグとしても活躍する大型工具バッグとなります。
蓋以外の部分には芯が入っているので布製バッグというのを意識せずに使うことが可能です。

ってなわけで各種さまざまな特徴や性格があるパカットバッグ。
自分に合ったものをお選びくださいませ。

コンパクトで便利な1/4のTレンチ

その昔、まだホンダがマクラーレンと組んでセナが乗ってたくらいの昔。
ちょうどその頃に工具業界に飛び込んだ私はそれまで思い描いていた工具というものの既成概念をぶっ壊されるような現場にいくつも立ち会いまして、工具の利便性とか工具自体がもつカッコよさ、そしてそれを操るメカニックのカッコよさを再認識しておりました。

その中でも個人的に琴線に触れたのがその後の私の工具の趣向にも関わる事になったF1の現場でした。
ピットでは予選のタイムアタック中にビットインしてくる車両のウイング角度調整をしてて、そこで使われていたのが1/4のTレンチとラチェットアダプターの組み合わせ。
カリカリカリって回して角度を調整するメカニックがとんでもなくカッコよかったんですよね。
それ以来自分の中ではこの組み合わせってのがちょっとだけ特別な工具になっておりまして、今回はそんな1/4のTレンチでも紹介してみようかと思います。

まずここ最近安さと機能で売れまくっているのがこれ

SK11Tレンチ

SK11 T型スライドソケットハンドル(1/4・3/8)

スライドヘッドや早回し機能までついて千円ちょっとで購入出来るTレンチです。
ちなみに3/8ではダメなのか?って聞かれるのですが、別に3/8でも良いと思いますし、トルクが必要な箇所なら3/8じゃないとダメな場合も多いかと思います。
しかし低トルクで済み、しかも8mmや10mmの作業がメインならやはり1/4Tレンチって活躍の場が多いと思います。

ネプロス1/4Tレンチ

nepros 1/4 T型ハンドル

そしてある意味究極なのがこのネプロスの1/4T型レンチ。
各部の仕上げはもちろんの事、クルクルーっって回す時の重量配分まで考えて作られてますので所有欲はもちろん実作業でもかなり良い工具です。
ソケット固定型のT型レンチでも良いのですが、個人的にはこれに8mm付けっぱなしにして使うのもアリかなーと思っちゃうくらい好きです。

KTC1/4Tレンチセット

KTC 1/4コンパクトラチェットアダプター(セット)

そしてカリカリと回したいならこれ。
まさに当時憧れた工具を体現しているオススメセットです。
ちなみにKTCの1/4T型スライドヘッドはセンターでの留め加工がちゃんとされているのでTスラ単体でもかなり優秀な工具だと思います(他のメーカーでは1/4でセンター留めがあまりついてない)

Ko-ken1/4Tスラ

Ko-ken ラチェットアダプター 1/4・3/8

そしてきちんとトルクも掛けて使っても問題ないラチェットアダプターといえばこちら。
上記のKTCのヤツはあくまでも「トルクドライバー用」の低トルクモデルなのですが、このラチェットアダプターは標準の1/4トルクを賄えますので普通に1/4ラチェットとして使うことが出来ます。
実は1/4ラチェットアダプターってあまり設定がないのでKo-kenのこのモデルは貴重な存在だったりします。

そんなわけで軽作業で大げさな工具を引っ張り出してきて使うのがちょっと面倒だな──なんて思っている人はこんな工具を検討してみてはどうでしょうか?ってお話でした。