クロウフットの進化版

当店のWebサイトをいつも見ている人から「工具ってしょっちゅう新商品出てるよね」なんて言われる事が結構あります。
確かに──こんな新しい工具が出ました──なんてトピックを自分でも結構書いている記憶はあるのですが…。
それじゃ実際工具の新規商品がガンガン登場しているのかと聞かれると「否」でして。

・ラチェットが新しくなりました。
・ソケットの構造が新しくなりました。

とかね。
元々ある工具の改良がメインでして「ド新規」の工具ってのはなかなか出てこないんですよね。
まぁ工具の歴史自体がかなり古いのである程度出尽くしてしまっているので仕方ないのですけどね。

で、さっきの話の「工具の改良」
現場で叩き上げられさらに使い勝手を良く─と作らる工具にももちろん魅力があります。
今回はそんな改良版としてかなり高評価を頂いているこちらを紹介。

TONEクイックオープンクロウフット

TONE クイックオープンクロウフットレンチ

昔からこういう「パカッと開いて閉じるタイプ」のフレアナットレンチとかはあったのですが、ここまで洗練されてなおかつクローフットタイプで出たのは初めてかもしれません。

主に空圧や油圧系の作業をする人におすすめの工具ではあるのですが、スペースの関係でスパナしか入らないけどなめるのも怖いとかそういうったニーズにもある程度応える事が出来る工具でもあります。

TONEクイックオープンクロウフット

残念なのはフルオープン時にボルト・ナットを完全に飛び越える事が出来ないので、オープンさせた状態で真横から差し込む事が不可能な点くらいですね。
もともとそういう使い方は想定してない工具なので仕方ないのですが、ここがクリア出来ていればもうちょっと他の分野でも活躍出来た工具だったかなと思います。

TONEクイックオープンクロウフット

空圧や油圧系の作業って実は工具の種類を多く持っているって事自体がかなり重要だったりしますので、この工具の登場はかなり喜ばれていると思います。
またサイズも大きめの19mmとか24mmとか揃ってますからね。
TONEはこの辺の工具と作らせたら本当にうまいですね。

TONEの公式で使用時の動画も公開されておりました。
私の文章と画像だけでは分からなかった人は見てみてくださいませ。

車両整備向けのワークライト

秋から冬にかけて問い合わせが増える工具が「ライト関係」です。
日が短くなるってのはもちろん曇天も増えるイメージで日中でも奥まった箇所を照らしてくれるライトは安全で正確な整備には欠かせない存在です。

そんなわけで今回は目まぐるしい進化を見せるLEDのワークライトの最新事情を紹介。


SK11ワークライト

SK11 充電式LEDスティックワークライト

まずこちらが昔から慣れ親しまれてきた筒型の充電式LEDライト。
なんだかんだ言いつつもこの形状が使いやすい(使い慣れてる?)って人は多くて店舗でもかなり販売されている人気の定番ライトです。
わりと雑に扱ってもいいって点も人気の秘訣ですかね。

SK11ワークライト

SK11 充電式LEDプレートライト

そしてこちらは近年人気な薄いプレート型ライト。
実際の光量も上で紹介した筒型よりも上なので「何か今までとちょっと違うライトが欲しい」って人にはぜひ試して頂きたいモデルです。

SK11ワークライト

またこのプレート型では先端部分のみを点灯させるモードも付いているので作業灯っぽい使い方だけに縛られないのも利点だと思います。


TAKENOWフリップライト

TAKENOW 充電式フリップLEDライト

そして同じくプレート型のフリップライトではライトメーカーのTAKENOW(テイクナウ)から上位モデルとしてラインナップされているこちらも人気です。
基本性能が高くプロの現場で選ばれている高性能フリップライトです。

TAKENOWフリップライト

車両整備向けに様々なギミックを内蔵しておりマグネットはもちろん、こういったSフックも備えていてかなり便利に使えるライトです。

TAKENOWワークライト

TAKENOW 充電スタンド付 LEDワークライト

そしてそんな高性能ライトを多くだしているテイクナウの定番人気ライトがこちら。
スタンダードな作業灯形状で使い勝手もよく──

TAKENOWワークライト

このモデルもマグネットはもちろんSフックも装備。
様々なシチュエーションで重宝するライトとなっております。

TAKENOWワークライト

そしてこのライトの最大のウリはというと──この充電スタンド。
近年のLEDライトは電池性能の向上によって充電式が主に採用されておりますが、いちいちコードをタップに差し込んで充電ってのが結構面倒なんですよね。
その点このスタンド付きなら仕事終わりにスタンドにポイッと置くだけでOK
たったこれだけの事なのですが日常使うライトとしてはかなりの高評価ポイントかと思います。


TAKENOWボンネットライト

TAKENOW 充電式ボンネット用LEDワークライト

そして同社からちょっと変わった車両整備専用ライトがでておりまして、このボンネット用ライトが人気です。
かなり軽量でボンネットの素材に関わらずに設置出来る事からプロのショップさんからも引き合いが多いライトとなっております。

TAKENOWボンネットライト

こんな感じで幅を合わせて引っ掛けるだけ。
フック部分には塗装を傷めないゴムカバーが付いていてずれずに使えるようになってます。
またライト部分は真下を照らせるように回転式になってますので大抵の車種に使用可能です。
昔はこういったボンネットライトってたくさん種類があったのですが、最近はかなり減ってしまいまして、このライトに注目が集まっております。

ってなわけでまだまだ進化しているライトですが、バッテリーやLEDに関してはある程度成熟したと思いますので「そろそろ欲しいな」とか「買い替えかな」って人は参考にしてみてください。

KTCの工具セットセール「SK SALE2024」スタート

毎年恒例になっております、KTCの工具セットセールがスタートしました。

KTC工具セットセール

>>KTC工具セットセール専用ページはこちら

例年だとおすすめの工具セットとかお買い得はコレ!とか紹介するのですが、今年はいつもとちょっと違っているところを紹介。

KTC工具セットセール

今回の最大の売りというか特徴のひとつがこの限定色。
このピンクに見える限定色が「シラーズレッド」です。(ピンクでいいのにね)

KTC工具セットセール

そしてこちらがマラカイトグリーン。
どちらの色もなかなか攻めてていいっすよね。

もちろん両開きモデルにも設定があります。

KTC工具セットセールKTC工具セットセール

せっかくの年末年始限定セールで購入するならばこういった限定色は一考の価値アリかと。

そしてもうひとつの目玉がこちら。

KTC工具セットセール

本当は昨年モデルに間に合わせると言っていたのですが一年遅れでついに登場しました。
通常KTCの3/8ラチェット、90ギアモデルです。
正直パッと見た目はあまり変わってないのでわかりにくいのですが。

KTC工具セットセール

ギアが36ギア(旧機構)から最新の90ギアに進化しました。
実際に触った感じはひと世代前のネプロスに酷似しておりまして、かなり軽快でいい感じだと思います。
まだ単品販売もされておりませんし、このあとのシリーズ化の話も見えておりません。
とりあえず今回の工具セット購入者のみに販売される最新モデルとなっております。

そんなわけで来年の4月までの期間で限定販売の工具セットセールをうまくご活用くださいませ。

電動工具マキタの取り扱い

当店のWebサイトに少しだけ掲載はしておりますが電動工具メーカーの取り扱いとしてはパナソニックとボッシュ、そしてマキタが正規代理店となっております。(ハイコーキも取れるけど)

しかし工具の業界といっても実は電動工具だけはちょっとベクトルが違いまして、販売の制約とかいろんなしがらみもあってあまり本腰では取り扱っていませんでした。

マキタ製品取扱

しかしコロナ禍くらいからかな、ご近所の方から問い合わせを多く頂くようになりまして、特にマキタ製品は園芸方面も強いからニーズが結構あるんですよね。
ってなわけで実はネットではあまり言っておりませんが、実店舗では結構マキタ製品を売っていたりします。

マキタ製品は購入後のサポート等は店舗及び担当のマキタ営業所が行うことになっているので後日の不具合サポートまで対応しております。
(他店で買ったものは基本受け付けません)

マキタ製品取扱

ちなみにエイビット担当のマキタ営業所は東日本エリアを管轄する超でかいマキタ倉庫に隣接した営業所でして、商品や部品のストックもまったく心配ない巨大施設です。
(当店から15分くらいの場所にあります)

マキタ製品取扱

そんなわけで実は店舗ではこういう商品も相談に乗ってますよーってお話でした。
気になる方は直接お店までご連絡くださいませ。

季節のタイヤの空気圧チェック

工具のお店をやっていると季節ごとの定番工具ってのもありまして。
春と秋にあるのがスタッドレスタイヤ交換のためのジャッキやらレンチやらのタイヤ交換系工具。

気温の低下によって今履いているタイヤの空気圧の変化する時期でもありますし、スタッドレスタイヤへの交換を検討し始める季節でもあります。

しかしそんなタイヤ交換時に忘れてはならないのがタイヤの空気圧チェック。
意外と軽視されがちだったりしてせっかく交換したタイヤの性能を発揮出来ないばかりか燃費にだって大きく影響したりします。

そこで今回はタイヤの空気を「抜く」だけでなく「入れる」こともできるエアーゲージをいくつか紹介。

アサヒエアーゲージ

アサヒ エアーゲージ ゲージボタルEX

まずはド定番であり最上位モデルでもあるアサヒのゲージボタル。
完全なプロ仕様で国内での販売では頂点にあたるエアーゲージです。

アサヒエアーゲージ

見やすいメーターや使い勝手のよいトリガーはもちろん精度もバッチリですので、予算さえ許せばこのゲージを買っておけばOK
数年前に十年以上ぶりのフルモデルチェンジをしまして死角なしなオススメゲージだと思います。

SIGNETゲージ

SIGNET タイヤ用エアーゲージ600kpa

さすがにアサヒのゲージは予算的に厳しいかなーって人にはこちらのSIGNETがオススメ。
ホースや各部品もリペアがちゃんと出るメーカーですので安くてもしっかりしたメーカーのが欲しいって人には良いと思います。

SK11エアーゲージ

SK11 エアーゲージ”ZERO”(ワンタッチクリップチャック)

そして最安のエアーゲージがこのワンタッチクリップチャックを装備したSK11のエアーゲージ。
とりあえずひとつ欲しいとか出先用に安価なモデルが欲しいって人には人気のモデルとなります。

タイヤって中に空気が入っているわけで外気温の変化で体積も変わるわけですから季節の変わり目にはチェックしておいて欲しい整備項目ですね。