作業用LEDライトのおすすめ

年間を通すとライトが売れる季節ってのがありまして。
まずは暗くなるのが早い冬時期。
これはもう説明はいらないと思いますが、とにかくすぐに暗くなっちゃうので必要に迫られてって感じですね。
で、以外と上記理由から矛盾している感じなのですが今の夏場にも問い合わせがグッと増えるですね。
理由としてはやはり気候でしょうかね、真っ昼間は暑いので少し涼しい時間から整備しようと思うとライトが必要な感じになるんだと思います。
そんなわけで今回は店舗で人気のライトを紹介。

とりあえずはちょっと高性能なペン型のライトがあればなんとななったりもしますが、それでも作業用として作られているワークライトがあると作業効率も上がるので1本は持っていたいアイテムです。

SMTワークライト

SMT COBハンディLEDライト

まずは王道。
当店では定番となっているSMTのLEDワークライトです。
使用しているLEDはCOB(チップオンボード)型と呼ばれる丸くないLED。
これは指向性よりも拡散傾向があるLEDなので、こういった広域を照らすライトに適していてすごく使いやすいです。

SK11ワークライト

SK11 充電式LEDポケットライト

そしてこちらはちょっとコンパクトなワークライト。
これも整備向けに作られていて広域を照らすCOB型のLED採用モデルです。

そしてこれらの「整備向け」として作られているワークライトは作業現場で使うライトとしていくつかの条件をクリアする必要があります。

SK11ワークライト

まず、このように吊り下げのフックがある事。
アルミボンネットや内装作業ではこういう物理フックがかなり重要になる場面があります。
整備向けとしては必須ですね。

SMTワークライト

そしてもうひとつは「マグネット」
フックとかぶりますがやはり物理フックとマグネット、このふたつはないと現場で使うにはちょっと厳しい感じですね。

現在のエイビット店舗では、この2モデルが圧倒的に人気となっております。
そして人気の影には上記で説明したような整備用ライトに必要な機能がキチンと内臓されております。

ちなみにそんな機能とかないのに売れている番外編としては。

SK11簡易ランタン

SK11 乾電池式LED簡易スリムランタン

この簡易ランタンがかなりの人気となっております。
マグネットは無いし、フックといっても写真のようにアーチになっているので引っ掛けるのはなかなか難しいのですが…
まず「乾電池式」という事、そして直視しても眩しくないランタンタイプだという事が良いのかもしれません。
作業している脇にちょこんと置いて…なんて使い方が人気なんだと思います。

ガレージ用とか出先用とか愛車用とか何本か持っていても邪魔にならないワークライト。
ぜひご一考くださいませ。

KNIPEX新型プライヤーレンチとオプション品

私が工具の業界に飛び込んだときにはすでにあった工具なので、もう30年以上愛されてきたKNIPEXのプライヤーレンチ。
今でこそ認知されていてあまり説明する事もなくなってはきましたが、それでも工具に興味がない人にこの工具の使い方や使いみちを説明するのは今でも苦労します。

そんなプライヤーレンチがフルモデルチェンジしまして、メインの売れ筋サイズから徐々に新型に切り替わってきておりますので今回は今購入出来る新型プライヤーレンチを紹介。

KNIPEXプライヤーレンチ

KNIPEX プライヤーレンチ(新型ブラック仕様)

まずはこれ。
最初に新型形状に切り替わったブラックバージョン。
180サイズと250サイズがすでに販売開始していてエイビットでの店頭での販売も完全に旧モデルからこの新型に切り替わっております。
(旧モデルは完全に廃盤が決定しました)

KNIPEXプライヤーレンチ

KNIPEX プライヤーレンチ(新型メッキ仕様)

そしてこちらが先日やっと販売が始まった新型のメッキ仕様。
上のブラックバージョンと性能は全く同じで表面処理が違うだけですけど、プライヤーレンチと言えばシルバーだろうって人も多いので、登場以来人気になっております。
※メッキ仕様では250サイズのみとなり180サイズは発売待ちとなっております。

ちなみに新型に切り替わった事による旧モデルとの大きな違いはふたつ。

・開口幅が大きくなった。

サイズ設定で従来のモデルよりもかなり大きく開くようになったおかげで対応のボルトサイズが大きくなりました。
180サイズで35mmだったのが40mmに。
250サイズでは46mmだったのが52mmになっております。
特に250サイズの50mmオーバーはバイクのフロントフォークのトップキャップを掴めるようになったのが最大のメリットかと思います。
これだけのために買い替えていくバイク屋さんはかなり多いですね。

もうひとつが。

・軽くなった。

こういう工具ですしあまり重量は関係ないかな?と思いましたが、特に180サイズはマルチな車載工具としても重宝されていて、唯一の弱点が「ちょっと重い」でしたから、これもわざわざ軽量になったという理由だけで買い替えている人がいますね。

その他にも剛性感とかいろいろ新型は良くなっているのだとは思いますが、ユーザーが直接的に受ける恩恵はこのふたつだと思います。
たったふたつですけど大きな進化ですよね。

そしてこの新型にはオプション品が設定されてまして。

KNIPEXプライヤーレンチ

KNIPEX プライヤーレンチ用 カバーグリップ

まずは250サイズ用が先行販売されましたが、先日180サイズ用も販売が開始されまして、主要サイズの2サイズで購入出来るようになりました。
ちなみにこれは化粧ナット等のメッキやアルマイト相手で使う時に相手を傷めないようにするための保護カバーです。
しかし残念な事に新型にしかつける事が出来ないようになっていて(新型には先端にリブがあってそこにスライドして差し込むようになってます)旧型ユーザーは使うこと出来ませんけど、これが使いたいって人は新型に踏み切るいいキッカケにはなると思います。

今回のモデルチェンジは見た目のインパクトはあまりないのでマイナーチェンジっぽく捉えている人もいるのですが、実際は全て新設計のフルモデルチェンジとなっております。
すでにお持ちの方も、これから購入を検討している方もぜひ新型を一度手にとってみてくださいませ。

大きいサイズのドリル刃

このブログでも何度かいっているのが業種・業界が違うと使う工具が全く違う説。
車両整備の現場では当たり前の工具でも木工の現場では「なにそれ?」と全くしらないメーカーや工具が存在します(逆もまた然り)

で、当店は軸足が車両整備工具にあるのでそういったユーザーさんが多いのですが、ちょっと他業種っぽい工具になると詳しいメカニックさんでも知らない事って結構あるんです。
(これは当たり前の事です)

そんな普段使わない工具なので分からないんだよねーってモノで問い合わせが結構多いのがドリル刃。
もちろん小径の穴開けるだけならほとんど問題にならないんですけど、ちょっと大きめの穴を開けたい……だったり相手の素材がいつもと違う……だったりすると普段あまり気にしてない分野なだけに分からないんですね。

ちなみに一般的なドリルを使う際にドリルの「くわえ口」であるドリルチャックにサイズがあるのは知ってますか?

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こんな感じでドリルチャックとは鳥のクチバシのような3爪の抑えが開閉しドリルを固定します。
このドリルチャックは無限大に大きくなったりしませんので規格として・・・
・φ10mm(9.5mmの場合あり)
・φ13mm(12.7mmの場合あり)

の2種類が存在します。
このふたつの違いはドリル本体のトルク仕様等で設定されていて、すでにドリルをお持ちの方はこのチャック部分の設定口径を確認しておく必要があります。

この話でわかると思いますが最大でも13mmを超える穴あけをしたい場合に普通のドリルは使う事が出来ないんですね(セット出来ないので)
それでは例えば16mmの穴を開けたい時はどうすりゃいいの?って問い合わせが入るのですが……
そんな時はノスドリルを使います。

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こんなヤツです。
見て分かる通りドリル部分はφ16mmになっておりまして、根本部分はチャックに対応するために細くなってます。
当店でも取り扱いがありますので必要な方は言ってくださいませ。(Webには出してません)

しかしこういった特殊ドリル刃は本数揃えると面倒でもあります。
そんな時にはこれ。

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IRWIN ユニビット(ステップドリル)

通称「タケノコドリル」のユニビットです。
見た通り「段々」になっていてドリルに取り付けて回せば任意の大きさまで穴を広げる事が出来ます。
ちなみにユニビットは初穴から開ける事が出来ますので下穴加工の必要はありません。
こういう特殊なドリルの存在を知らないという事は普段あまり使用頻度が高くないって事でもありますので、こういう1本で済ませる事が出来るドリル刃は整備用途だとかなり重宝すると思います。

追記ですがこういうタケノコ状のドリルって他社からもいろいろ出ているのですが、このユニビットが元祖というか本家ですので、個人的にいろいろ売ってみてこれが一番良く切れて長持ちしました。
オススメ品です。

そしてもっともっと大きな穴を開けたい・・・とかの要望でしたら。

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ホールソー一覧

こういったホールソーを購入するのが一番無難だと思います。
実際30mmを超える大きさの穴あけの場合、異型ドリル刃では使い勝手が悪くなおかつ価格もかなり高価になります。
たまに大きな穴開け加工があるんだよなーって人はこういう工具も検討してみた方がいいと思いますよ。

ってなわけで普段から問い合わせが多い大きい穴開けのドリル刃の話でした。

蔵王産業のエンジン式高圧洗浄機について

今年の2月に販売をスタートした蔵王産業のエンジン式高圧洗浄機のヴィットリオZE。
お陰様で多くの方に購入していただき高評価を頂いております。

今回は半年間販売してみての私感でもちょろっと書いてみようかと。

蔵王産業エンジン式高圧洗浄機

蔵王産業 エンジン式高圧洗浄機 ヴィットリオZE

現在エイビットでは本製品を累計で100台くらい販売しました。

この台数を販売してみて初期不良は5台ほど出ました。
4台はジョイント等のネジや付属備品の不具合ですぐに部品交換で対応。
1台はエンジン不調でメーカーラボに送ってもらい確認したところ、エンジン内部の部品に不良が見つかり本体ごとの新品交換となっております。

DIY的に1ヶ月で数回使っているって人も、プロ的に毎日ガンガン使っているって人もいて、その後の調子なんかを聞いておりますが大きな不具合報告はきておりません。
(お隣のナグモータースさんでは新発売時に即購入していただきプロ的に使用してもらってますがこの半年間全く問題は出ておりません)
もちろん全部の機械を追跡確認出来ているわけではありませんので、断定するわけにはいきませんが現状ではほぼ問題ないレベルだと思います。

蔵王産業エンジン式高圧洗浄機

またSNS等でたまに語られている「水圧」ですが、もともと高出力のエンジン式を使っていた方からすると少し弱い印象を受けるとの事です。
逆に電動の洗浄機を使っている人からは必要十分との評価を頂いております。
これにはちょっとだけ理由がありまして、現在国内で販売されているエンジン式高圧洗浄機はほぼ100cc以上の内燃機を搭載したモデルとなっており、単純にエンジンの出力の差が吐出量に反映されているのだと思います。(本製品は87ccと小型エンジン搭載機です)

「ポンプの性能差なのでは?」
という意見もありますがポンプの差というよりはエンジンの排気量差の方が大きいですね。
しかしこの製品は「小型軽量」をコンセプトに作られておりますので、この辺はなかなか難しい問題だと思います。
実際実効される吐出量は電動のハイスペック機と同等圧が出ておりますので、使用には全く問題ないレベルなのですが大きめの排気量モデルを使っていた人からするとちょっと弱く感じてしまうのだと思います。

こんな感じで半年間販売してきましたがとりあえず現状でこの価格帯の中では自信を持ってオススメ出来る洗浄機に仕上がっていると思います。
何か分からない事がありましたらエイビットまで直接ご連絡くださいませ。

 

そしてこのブログを書いている7月17日現在。

蔵王産業エンジン式高圧洗浄機

残念なことに現在本製品は欠品しております。
次回の入荷予定は早ければ7月末、予定通りだと8月10日頃の再入荷予定となっております。
次回の入荷ロットでも十分に当店扱い分の在庫は確保しておりますが、確実に次の入荷時に即欲しいという人は

蔵王産業 エンジン式高圧洗浄機『ヴィットリオZE』

この販売ページの一番下に「予約販売」の購入ボタンを追加しておきました。
こちらで予約購入していただければ入荷次第すぐに発送となります。
よろしくご検討くださいませ。

軸の細いプラス2番のドライバー

今や工具は星の数ほど存在し車種別の特殊な工具でも無い限り入手で困る事ってのはなくなってきました。

が。

やはり穴というのは存在しまして今日紹介するのもそんな工具です。

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KTC 伸縮式スリムドライバー

伸縮式で伸び縮みし工具箱にも入れやすい機構が付いているスリムドライバーです。
ちなみにスリムってのはブレードの軸径のお話。
なんとこのドライバー先端の軸径がφ5mmという細軸設定。

ktc_srimDX3

通常Φ7mmはあるプラス#2(写真右)ですがこの太さだと入らないネジホールがあるんです。

これ実はちょっと珍しい工具の退化のパターン。
ひと昔前のドライバーだとΦ5mmとかΦ6mmが多かったのですが、近年のトルク管理の余波を受けて最近のモデルは大体このΦ7mmで作られております。

しかし世の中の工業製品は逆にコスト削減や軽量化の為にホールを小さくする傾向。
これホント最近の工具事情では珍しい需要と供給の利害が反転してしまった結果なんですね。
そうなるとやはりと言うか……細いドライバーを捜しているいる人が増えてきまして、今回のKTCの細軸ドライバーが活躍するわけです。

KTCのカタログでは「光軸調整用ドライバー」として販売されてますが、実際はこの「細いドライバー」を求めていた人が様々な業種で数多くいます。
地味な存在なのですが探してた人には「あ!」っ思う人も多いはず、この機会にぜひどうぞー。