JNCC第7戦新潟糸魚川大会 出口選手報告

当店とLINK-OILからサポートをしている出口選手がJNCC第7戦となる新潟県の糸魚川大会に出場しましたのでそのレポートです。
チーム名『NAGmotors&ABITwith 日野カントリーオフロードランド』

出口選手JNCC糸魚川2017

クラス(トップカテゴリー):AA1
ゼッケン:62

前回の第6戦月山大会でマシンのセットアップも決まってきた感もあり、今戦もとにかくマシン細部の調整に心がけてレースに臨みました。

出口選手JNCC糸魚川2017

出口選手のアグレッシブな走りと夏場のレースを考えて、エンジンオイルは耐久性重視のNUR15W70を使い続けてきましたが、気温も落ち着いてきた今回からは久々にトルク15W50に変更。
もともとこのオイルに惚れ込んでリンクオイルを使い始めた出口選手はそのフィーリングとパワー感に大満足だったみたいです。

出口選手JNCC糸魚川2017

今回の糸魚川ラウンドは高低差のある登り・下りが激しいコース設定。
特に登りは全開区間が長く、エンジンパワーがそのまま順位に影響するようなコース設定でしたが、パワーに勝るライバルに対しても高回転までスムーズに回るエンジンに助けられた場面が多く見受けられました。

出口選手糸魚川2017

厳しい登り区間で差をつけられなければ、あとはパワー差の関係ない下り区間で猛プッシュして順位を上げていく展開で順位をあげていき、3時間あるレースの後半までは3位を走行。
そのアグレッシブな走りには見ていた観客も大いに盛り上がりました。

しかし後半ラスト3周ってところでフロントタイヤがパンク。
一時はそのままリタイヤも考えましたが5位以降にかなりのタイム差がある事を確認し、パンクしたまま走行を続けましてひとつ順位を落としましたが、なんとか4位でフィニッシュしました。

JNCC2017糸魚川

今回はパンクしての4位という事で結果には満足しているようです。
実際ビードが落ちそうになるタイヤを気遣いながらの3周は大変だったようで、走行後は疲れ果ててましたけどね。

出口選手JNCC糸魚川2017

そして11月の初旬に最終戦となる長野大会があります。
今回はかなり手応えがあったレースになりましたので、最終戦も好成績が残せるように頑張ってくれるでしょう。

出口選手JNCC糸魚川2017

次戦も本人はもちろんチームをあげてがんばりますので、みなさん応援よろしくお願いします。

JNCC第6戦山形月山大会 出口選手報告

当店とLINK-OILからサポートをしている出口選手がJNCC第6戦となる山形県の月山大会に出場しましたのでそのレポートです。
チーム名『NAGmotors&ABITwith 日野カントリーオフロードランド』

JNCC月山出口選手

クラス(トップカテゴリー):AA1
ゼッケン:62

ここまでの5戦で出た問題点を少しずつ改善し車両を作り上げてきました。
根本的な問題点であるパワー不足は否めませんが

「パワーが無い」→「少し無理してプッシュする」→「車両にトラブル出る」

の負の連鎖を断ち切るためにキャブを含む各部の微調整を徹底しました。

JNCC月山出口選手

また今回のレース会場がJNCC唯一の河川敷コースという事もあり、本人がもっとも得意とし、なおかつ過去のレースでも常に上位に入っているという自信もあって、少しだけ余裕を持って臨めたのも良かったのかもしれません。

レースは序盤からトップ争いをしつつ周回を重ねました。
しかしコースの大部分で川の中を走る今レースではちょっとしたミスで大きく順位を落とす事になります。
トップ集団の中にいても冷静にマージンを持った走りを続けました。

JNCC月山出口選手

今回もオイルのチョイスはLINK-OILのNUR15W70
9月とはいえ夏場のレースという事で耐久性を重視したのですが…これがちょっとだけ失敗でした。
画像のように川の中を進むレースで、なおかつ当日思った以上に気温が上がらず、エンジンが掛かる水によって強制冷却されてしまい硬いオイルに引っ張られエンジンの元気がなくなってしまいました。
またエンジンオイルとミッションオイルを共用しているため、ミッションと湿式クラッチが重く張り付くような症状が出始めてしまいました。

これはちょっと想定外だったのですが、走行自体には問題なかったので水中を走る時だけそれらに注意しながらペースを死守。
結果として無理なプッシュもせずに先頭に引っ張ってもらって無事に3位でフィニッシュする事が出来ました。

タイヤもIRCからサポートを頂き、万能タイヤと名高いVE33を初選択。
今までスピード領域が高いため…と言ってMX系ばかりをチョイスしてきましたが、これがドンピシャで岩場が続く月山では大きな助けになったと思います。

JNCC月山2017

現在の体制で3位というのは非常に価値のある勝利だと思います。

今期はなかなか結果が出せず本人も苦しんでいましたが、これでつかえていた何かが吹っ切れると思っております。

JNCC月山出口選手

今回の月山でも多くの方から「デグー!がんばれー」と声を掛けて頂きました。
本人にもそれらの声は届いておりまして、涙が出るほど嬉しかったと言っております。

次戦は北陸の糸魚川。
まだまだ上を目指してがんばりますので応援よろしくお願いします。

JNCC第5戦ほうのき大会 出口選手報告

当店とLINK-OILからサポートをしている出口選手がJNCC第5戦となる飛騨高山のほうのき大会に出場しましたのでそのレポートです。
チーム『NAGmotors&ABITwith 日野カントリーオフロードランド』

出口選手(ほうのき)

クラス(トップカテゴリー):AA1
ゼッケン:62

前回の爺ヶ岳大会を終え、細かな不具合の修正や各所のブラッシュアップを車両(KX250F)に行いました。
特に懸案事項であった燃費対策でのビックタンクの装着、そして音量規制とパワーバランスのためのUSヨシムラサイレンサーの導入が実現出来たのは大きかったですね。

出口選手(ほうのき)

とにかく限られた資金の中での車両制作となりますので、思い切ったトライ&エラーの試行が出来ないのが苦しいのですが…
それでもなんとか乗り手でカバーしてもらいつつ徐々にですが良い車両になっていってます。
今回のオイルも外気温等を考慮してLINK-OILのNUR15W70をチョイス。
3時間、単気筒の4スト250cccをほぼ全開(1万回転以上)で走りきるクロスカントリーレースですので、エンジンオイルのタレも大問題なのですが。
終盤のラスト3周ほど(2時間経過時点)でベストラップを刻んでいる事からも油脂類の心配はなさそうですね。

また今年からサポート頂いているタイヤメーカーIRCのタイヤチョイスが悩みどころでした。
とにかくひと銘柄ずつ確認していくカタチになっているのですが、今回のほうのきラウンドでは思った以上にコースに石・岩が出てしまっていてふかふかを想定してチョイスしたMXタイヤが少し裏目に出たかたちになってしまいました。
それでも普通のゲレンデ区間ではさすがのグリップでパワー不足が否めない旧型車両でも下りスピードでは抜きに出る速さを見せてくれました。
(次回の月山ラウンドは岩が多いコースですので柔らか系を初挑戦予定?)

出口選手(ほうのき)

結果は11位と少し寂しい気もしますが、とりあえずの完走でしたので今回はこれで万事OKって事にしてください。

出口選手(ほうのき)

全開漢の出口選手。
ぜひみなさんも会場でそしてネットのライブリザルトで応援よろしくお願いします!

エンジンオイルの初級FAQ

エイビットでもリンクオイルを取り扱うようになってからオイルの質問も多く寄せられるようになりました。
しかし。
私もぶっちゃけそんなに詳しくありません。
実際取り扱い前は自分の車やバイクにどんなオイルが良いのか(合ってるのか)とかも分かりませんでした。
ですので逆にいうとオイルに関する「基本的」な質問は、聞いてくる人の気持ちがよく分かるんですよね。

オイルのお話

そこで今回はそんな初歩的なオイルのFAQ的な事を書いてみたいと思います。
オイル識者な人からは「ちょっと違うよ」とかのツッコミもあると思いますが、その辺は大目に見てくださいませ。
ちなみにオイルの成分とかそういう詳しい話が知りたいって人は、今回のエントリー読んでも意味ありません。あくまでも私の独断と偏見なお話だと思ってください。

まず、自動車のエンジンオイルでよくある質問が。

「自分の車は純正で10W40指定なんだけど、0W20とか入れれば燃費よくなるの?」

ってヤツ。
これ結構多い質問でしてケミカルをよく知らない人なら一度くらいは思いついた事があるのではないでしょうか。
ま、結論からいうと「燃費云々よりも、そもそも入れちゃダメ」です。

現代のエンジンオイルは大まかにいうと

・昔からある10W40とか15W50とかの粘度のオイル
・近年主流の0W20とか5W30とかの粘度の柔らかいオイル

が存在します。

オイル粘度の違い

この2種類のオイルは基本的に「全く違うモノ」と認識してしまっていいと思います(語弊はありますけど)
そもそも内燃機であるエンジンの設計段階から違いまして、近年の省燃費型エンジンは柔らかい粘度のオイルを使うこと前提としての設計やクリアランスになっております。
確かに従来型のエンジンに低粘度のオイル入れると瞬間的にエンジン回転は軽くなり、燃費も向上します……けどけど、それってエンジンの寿命自体を縮める結果となってしまいます。
NGなオイルを入れて年間で数万円のガソリン代が節約出来ても、エンジンが壊れて数十万円の出費になったら意味ないですよね?

もうちょい詳しくいうともっといろいろあるのですが、とりあえず「低粘度オイルと普通のオイルは違う」と覚えてしまっていいと思います。
ですのでオイル購入の時はとりあえずご自身の車両の取扱説明書をみたりネットで検索したりして、純正のオイル指定粘度を確認するようにしてください。

そして。
自分の車両がどちらのカテゴリーなのか分かったら、次は自分の走りにあったオイルを選ぶわけですが……。
例えば従来型エンジンの高粘度オイルが指定だった場合で、取説みたら「10W40」だとしたら、そのカテゴリーの中では比較的好きな粘度を選んでも問題はありません。
高粘度オイルの中では

・10W40 < 15W50

といった順で数字が大きく(粘度が高く)なるほどにオイルが硬くなっていきます。
ユーザーが「普通に街乗り」しかしないなら純正指定の10W40でいいと思いますが、これがたまにサーキット行ったりスポーツ走行もするよとか、エンジンをチューニングしてて熱量が純正よりも高いよってな場合には、そのカテゴリー内でひとつ上の粘度のオイルにしてみるのもオススメです。
こんな感じで同カテゴリー内でのオイル粘度の場合では多少違っていても、いろいろ試してみて良さそうなのを探すとかは問題ないって事です。

で、ちょっと注意が必要なのが省燃費型エンジン搭載車。
特に純正で0W20とかの最も柔らかいオイルが指定の車に関してはちょっとだけアドバイスがあります。

すごく分かりやすい例が現行の86とかBRZですね。

当店取り扱いのリンクオイルでは織戸選手の86ワンメイクレースのサポートをしております。(写真は別)
この86ワンメイク。吸排気のチューンすらNGなほぼ機関ノーマルなレースなので、エンジンオイルの違いがストレートの加速の違いになったりもします。
ちなみに86の純正指定は0W20
各社こぞって0W20粘度のスポーツオイルを入れていたのですが……、とにかくエンジンが壊れます。(聞いた話だと2レースすればクランクから異音発生とのこと)

そこで対策としてひとつ上の粘度である5W30を入れるとエンジンの耐久性は飛躍的に向上するとの事。
もちろん弊害もあって、今度は最高速が落ちる…。
まぁそんな紆余曲折があった開発したオイルがこれ。

LINK-OILスポーツエコ

LINK-OIL SPORTS-ECO(スポーツエコ) 0W25

0W20の軽快さを維持しつつ5W30のような耐久性をもたせたスポーツ走行向けのスペシャルオイルです。(86専用オイルはこのスポーツエコに統合されます)
形式上0W25にはなっておりますが、耐久性に主題を振った性格のオイルですので安心してオススメ出来ます。

で、この話で何を言いたいのかというと。
実は0Wのオイルって結構やばいんです。そもそも0番台のオイルはメーカーのカタログ燃費用と言ってもいいくらいエンジンには厳しいオイル。
実際自動車ディーラーのメカニックさんに聞いても、純正で0W20指定の車両の場合でも自分の車には5W30入れてるって人は多いです。(中には10W40入れてる人もいます)
ですので個人的には5万キロを過ぎたくらいの0W20指定車ならば、エンジン保護の意味でも5W30とかを入れるようにした方がいいと思いますよってお話です。
(現在私の乗ってるNV350キャラバンも0W20指定なので、そのうち5W30かスポーツエコ0W25に変える予定です)

ってなわけで同カテゴリー内のオイルなら自己責任で試してみるのもいいですよってお話でした。

次に。

これまた多い質問の「自動車とバイクのオイルの違い」

分かる人には「何が疑問なのか分からない話」なのですが、やはりここで悩んでいる人も結構多かったりします。
ちょっと冷静になって考えればわかるのですが、自動車もバイクも同じ内燃機です。
それを潤滑するのだから、そもそも「車用」とか「バイク用」なんてのは意味のない話なんです。

でもオイルメーカーによっては「自動車専用オイル」とか出てますよね。
これの存在がとても分かりにくくしているんですね。

それでは内燃機関としては同じ車とバイクの違いって何なのか、それはクラッチ。
基本的に自動車はエンジンの外側にクラッチ機構がある「乾式」
対してバイクはエンジンとミッションとクラッチを同じオイルで潤滑しております。(もちろん違うのもありますけど)

バイクのクラッチは湿式と呼ばれエンジンオイルに常に浸かっている状態なのです。

今どきの100%化学合成油っていろんな添加剤が入っているのですが、その中に湿式クラッチに適合しないものがあるんですね。
つまりその添加剤が入っているとバイクNGとなるわけです。(逆にいうと自動車専用オイルってわけです)
現在エンジンオイルのシェアを考えるとバイクの比率なんて本当に微々たるものなので、バイクNGになってもその添加剤を使うメリット(主にコストダウン)は充分ありますからオイルメーカーによっては自動車用とバイク用を分けているってのが実情です。

逆にいえばそのやばい添加剤さえ入っていなければ、自動車だろうがバイクだろうが、どっちに入れても大丈夫なのです。
なので車用・バイク用に主成分がチューニングされているわけではないって事はこれで分かって頂けたと思います。
まぁその辺の見極めはオイルメーカーによって異なりますので、バイクの人は購入時に確かめてみてください。
※省燃費型エンジンオイルも同理由でバイクには使えません。

ちなみにLINK-OILの場合には従来型エンジン対応のスポーツオイルでしたら、全グレードバイク対応となっております。
>>LINK-OILラインナップ説明ページ

っとまぁ、ざっとよくある質問に対する答えを書いてみました。
あまり難しく考える必要はありませんが、それでも疑問がありましらご相談ください。
私もあまり詳しくありませんが、分かる範囲でお答えいたします。

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