お盆の連休も終わり、前半戦が終了した感のある2013年。
エイビットの店舗も店頭のみですが新しいセールはじめたり来月の準備したりでドタバタしております。
そんな中とりあえず品だししたりしつつ棚卸しなんかありまして、これから来る秋に向けて簡単な店内改装もやり始めました。
処分特価品は完売しました。また何かあったらやりますのでお楽しみに。
ウチは工具の専門店なので工具はもちろん、工具のカタログもかなりいろいろあります。
近年はあまり部数を刷るところが無いので、業務用として当店に1冊しかないなんてのも含めればそりゃもうかなりの数になります。
で、そんなカタログ。
特に何かの専門メーカーとかを見ると似たような工具ながら種類がいっぱいある物ってあるんですよね。
欧州や欧米でとくに専門的に分類されるのがにぎり物系の工具。
ラジペンとかニッパとかね。
いったい何を基準に使い分ければいいんだろう?と思えるほど種類があったりします。
この辺の事に関しては諸説あるんですが、個人的にはこういう説とか楽しくて好きです(ソース無し、うわさ話程度に思ってください)
細かな作業用として使う事が多くなるにぎり物系工具は手が不器用な人の為にかなり細分化されて海外では専用品が多く存在するようになった、日本では作業者が器用な人が多く専用品をあまり必要としなかった為、工具の細分化がされずに握り物を使い分ける風習があまり無い。
ってやつ。これ初めて聞いた時妙に納得しちゃったんですよね。まぁ余談ですけどね。
ま、あまり細か過ぎるほど細分化されても困りますが、やはり作業に合った物を使うのは気分がいいもんです。
で、今日の本題であるキワ切り出来るニッパの話。
主に車両整備目的だとタイラップ切断時に欲しい工具だと思います。で、それ用に一番売れているのがこれ。
・KNIPEX エレクトロニッパ フラッシュカット
ギリギリの所でカット出来る刃形状もさることながら、本体もかなり小さくコンソール裏とかの奥まった箇所でも楽に使用出来る優れものです。
このブログでも何回か説明した事あるのですでにお使いの方も多いと思います。
こんな感じでタイラップをパチンと。
切断面が飛び出さないように綺麗にカット出来ます。業種によっては事故防止の為にギリギリでカットしないとダメって規則があるところまでありますので、こうやって綺麗に切断出来るのは嬉しいですよね。
で、さらに。このフラッシュカットには便利機能の付いたもう1本が存在します。
これ。
ワイヤークランプと言う機構なんですけど、切り取った部分をパチンっと飛ばさずにホールドしてくれるんです。
これが実際使ってみるとかなり便利。
価格が少し高くなるのでこれがなんなのか分からないとなかなか購入にまで至らないと思いますが、説明出来る店舗では結構な人気工具です。
こんな隠れた逸品もありますので是非一度お試しくださいませ。
昨年の今頃は杜の都仙台でバイク三昧な毎日を過ごしていたのですが、今年はすべて前倒しで済んでしまっているために、がっつりお仕事で楽しく営業させて頂いております。
今年は猛暑なわりに連休中でも多数のお客さんにご来店して頂き感謝感謝でございます。
と、油断させておいて昨日はちょっとだけ交代でお休み頂きまして、いろんな所に遊びに行ってきました。(私がいないときに来店して頂いた方々スミマセンでした)
まず木曜日。
都内に知り合いが増えてきた昨今、なんとなく連休中なら空いてるかな?くらいな気持ちで夜になってから中野へGO。
そのまま声掛けたら10人ほど集まったので新宿で旨い飯食べて、飲みはここ。
せっまい路地みたいな場所をガキの頃から遊び慣れた人に案内され堪能しました。いやーディープな世界は楽しいです。
仕上げにラーメン食べて。
終電なくなるまで騒いで、その日はそのままジャンキー氏のお宅へ転がり込みます。(深夜にスミマセンでした)
リビングで雑魚寝してて良いよって事でお言葉に甘えさせて頂き、裏の主なしずく先輩の寝床を奪ったりして・・・。
しずく先輩ソファー奪ってスミマセンでした-!白い肉球堪能しました。
明けて金曜日。
神奈川に引っ越してしまったナガちゃん邸に突撃しつつ、久々にみんなでダートバイク。
私のバッタ号はまだ壊れたまま部品来ないので、ミニモト乗って遊んでました。気温もやばめな感じではなく風もあったので快適に楽しめましたよ。
そんなこんなで私の短い夏休みは終わり。(ホントは道中もうちょっといろいろ寄りましたが写真NGなとこも多いので勘弁)
そして連休後半からはこれ。
店頭ではPBの特設コーナーを設け、普段なかなか在庫出来ない商品を展示販売しております。
いろいろありますのでお店まで遊びにきてくださいませ。
私は昔からとにかく本が好きでした。
実家も商売やってて両親は夜の9時過ぎないと帰ってこないしテレビ見るのも飽きると、漫画とか小説とか片っ端から読みあさっているような青年時代をすごしました。
そういう多感な時期に考えるのは本好きな他の人と同じで「なにかクリエイティブな仕事に就きたい」とか「自分で本を出してみたい」とかね。今思うと笑っちゃうのですが、その当時はそんな事をぼんやりと考えてましたね。
で、その後紆余曲折があり今の仕事をやるようになりました。
でまぁ先日、フリーライドパーティーの宴会でこんなメンツで飲んだって書いたじゃ無いですか。
有名どころの編集長とかライターさんとかが一杯いる飲み会。
ここでいろんな本や本の業界、そして誰のテキストが面白いとかね。そんな話になるわけですが、ここで私が結構辛辣な事を言ったみたいで編集長さんに「エイビットさんキツイ事言うねー」なんて言われちゃいまして(もちろん笑い話の一環としてね)
そこで私はこう言ったんですね。
「本を造るのはプロじゃ無いですけど、読む事に関しては年期入ってて読み手としてはそういうつもりで読んでますから」と。
ここで場が一瞬シーンとしちゃって「あ、やべ。飲み過ぎで変な事言ってる」と。
しかし、ここで言った事ってホントに普段から思っているんですよ。
今回は本の話だったので多少熱くなってしまってましたが、自分の職業にたとえても同じ事言えます。
私は「工具を売るプロ」ではありますが、ここを見てウチで買ってくれている人達は「工具を買うプロ」なんだと言う意識をいつも持っております。
まぁ情報とか工具にまつわる知識とかね、そういうのは私の方がちょっと上だとは思いますが、自分のおかれた整備環境とかもっと言えば家庭環境とかね。そういうのをひっくるめてみなさん工具を買ってくれるわけじゃないですか。
なので、そういう諸事情まで分からない私からしたら、みなさんが購入に際して「こうしたい」と思っている事になるべく応えたいと思っております。そこに上下関係とかあまり考えた事無いんですね。
もちろん今回のお話が全ての業界や事象に当てはまるとは考えてません。プロをプロとして頼ったりすることも当然とても良いことだと思ってます。
でも最初の本の話とかね。
私はつまらない本は読みたいと思いませんし、面白い文章にはお金を払って読みたいと思ってます。なので読む側からの意見ってのは作り手にたまにはがっつり伝えてもいいんじゃないかな?と。「ちょっと俺に書かせてみろ」とかじゃ無いんです。
みんなそういうクオリティの本をいつでも求めてますよって事が伝えたかったんですね。
今のご時世。
プロっぽい仕事がお金にならなくなってきてます。でもそういう人を望んでいる人もまだまだ多いんだって事を知ってもらい、そういう人達が問題無く食べていける世の中が続けばいいなぁと願います。