オイルの添加剤

工具を使って車両をメンテ。

そういった作業に必ず必要となってくるのが各種ケミカルです。
エンジンやMTオイルはもちろん防錆剤やグリス等々、整備にはなくてはならない物なのですが・・・
お店をはじめた頃は個人的にそういった物を取り扱う事にあまり積極的になれなかったんですよね。

一番の理由としてはとくにエンジンオイルなのですが、様々な銘柄のオイルにつきまとういろんな噂話みたいなヤツがちょっと面倒だと思っていたんです。

ぶっちゃけ現在まともなルートで販売されているオイル類で、ダメなオイルってのはないと思ってます。
もちろんその中で価格や性能での優劣はあると思いますが「あれはダメだ」ってオイルはないと思うんですよね。
しかし特定のオイルへの中傷とか結構あるじゃないですか。
特に最後は入れた人のインプレッション次第になりがちなオイルは、そういった面倒な話につきあわされるのが嫌だったってのが正直な所です。

しかし。

やはり工具を販売しているとオイルの問い合わせも多いんです。
それは上で書いた面倒な話とかではなく普通にウチでオイル買いたいってな単純な話として。

で、リンクオイルを扱うようになってからはさらに問い合わせの種類が増えまして、その中でも多かったのがエンジンオイルの添加剤でした。

 

以前にもこのブログに書いた事があると思いますが、現在スポーツカーとして存在する国産車って少ないんですよね。
今でこそトヨタの86とかありますけどいまだに10年落ち以上の車に乗っている人って多いと思います。
で、そんな年代の車だとやばいのがオイル漏れ。

根本的な解決としてはエンジンのO/Hになると思うのですが「いや・・・そこまでは」って人は多いと思います。
そこでおすすめなのがスコミーブランドで販売されているオングスシリーズ。

オイル下がり、つまりシール類の劣化に対応しているのがこれ。

ongs_oilstopX3

オングス ストップリーク

簡単に言ってしまえば「ゴムの復活剤」だと思っていただければOK。
経年劣化で縮んでしまった各種シールやパッキン類を元に戻す効果があります。
ゴムの劣化が原因でオイル漏れしているような場合にはかなり効く添加剤です。

現在このゴム復活の添加剤は技術としてかなり確立されているので「添加剤ってなんか怪しくて嫌だ」って人でもこのストップリークは信じてもらって良いと思います。

 

そしてオイル上がり向けの添加剤としてはこれ。

ongs_rebirthX1

オングス リバース

これは経年劣化によって広がってしまった金属間のクリアランスをちょっとだけ埋めてくれる添加剤だと思っていただければOK。

オイル上がりの主な原因はピストンとシリンダーの間のクリアランス過大による圧縮抜けです。
10万キロを超えるような車両の場合ここが問題になってくるんですね。
そこでこの添加剤を入れ擦動摩擦を少しでも軽減しつつ金属吸着によって適正なクリアランスに近づけてくれる添加剤です。

これオイル上がりと言う話題がわかりやすいのでそういう説明になりがちですが、もっと単純に言えば距離走っている車両にはオイル漏れとかして無くても全般的に効きます。
エンジンが少しがさつな感じがする・・・とかエンジン内部の異音が出始めた・・・とかとか、そういった場合にこれいれると落ち着く事が多いです。
この添加剤も変な成分とか入っておらず、いわゆるコストの高い添加剤を混ぜて生成してある高純度の添加剤ですので魔法のような効果はありませんが、過走行車にはおすすめ出来るケミカルですね。

どちらの添加剤も一度オイルを抜いてしまうと効果が薄れていきますので、入れてみて体感出来るような場合には少しだけ継続利用してみてくださいませ。

現在お買い得なキャンペーンの大特価品があります。

オングス ストップリーク限定特価品

もともとこの手の添加剤の中では安い設定でしたが・・・このキャンペーン品は大特価となっております。
とりあえず一度入れてみたいって人にお試し特価をご活用くださいませ。

関東MX選手権開幕

私を含めお仲間の多くが参加して楽しんでいるオフロードバイクのエンデューロ競技。
ジャンプはほとんどないかわりに難所があったり持久力が必要だったりしますが、まぁ下位でイチャコラしてる分にはとても楽しいレースでもあります。

でも全員が全員そういう事してるかと言えば違ってまして。
レースには出ませんって人もいれば、もっとトライアル的なテクニック重視の競技を好む人もいて、それぞれに楽しんでるって感じです。
個人的にこの「自分で好きな事をやる」っていうスタンスを尊重してくれる、お仲間グルーブが大好きでして、こういう寛容なお付き合いってのが大事したいですね。

で。
本日はそんないろいろいるお仲間の中でもガチ系のモトクロス公式戦の開幕でしたので、午前の予選だけですけどお手伝いにいってきました。

関東モトクロス選手権

お仲間は一番下のNBクラスに3台。(昔っぽい言い方で国内B級)
なにせ開幕戦なのでライバルとの差が分かりにくく、予選通るのか?決勝でポイントとれるのか?ってな感じでみんなカチコチ。

関東モトクロス選手権

レースっていろいろ準備とかも必要なので出来るだけお手伝いがいると楽なんですね。
なのでレース中だけはVIP待遇でのサポートって感じになります。

近年の選手権は排気量別のクラス分けが廃止され、1回の予選で午後に2ヒート走る形式になってます。
逆に言えば足切りの予選を不通過の場合、たった4周の予選走行だけで帰宅するハメになりまして…。
そりゃみんなナーバスになるってもんです。

関東モトクロス選手権

予選といっても決勝と同じガッチャンスタートで横一列のこのスタート。
たった4周の予選なのでスタートでは出来るだけ出られた方が優位なんですけど…、誰一人スタート成功者はなし…。

予選は何組かに別れ18台くらいでレースやって3~4台が脱落ってな感じなのですが、実力があっても不意な転倒で予選落ちって人もいてなかなか厳しいですね。
もちろんその分下位の人もワンチャンあるんですけど。

でまぁ、結果は3人中1人が予選通過。
2人は予選落ちってなツライ結果になってしまいました。
モトクロスの選手権って9月頃にはほぼ終わってしまうので、半年間は練習、練習、また練習な日々を過ごすわけです。
まして冬期の極寒の中「寒いのによくやるねー」とか言われつつ練習してきた結果がこうやって明快に出るわけですからね。

予選落ちした人にかける言葉ってのはなかなか思いつかないもんですわ。

関東モトクロス選手権

無事予選通過したトミオ君も嬉しそうにしつつも複雑だったみたいです。
私は午後から店に戻って仕事をしたので予選の手伝い&応援しただけで帰ってきました。

こんな感じで今年もいろいろ各地で始まってます。
全員に勝ってほしいけど、そうはいかないですからね。
せめて怪我なく楽しんで欲しいと願います。

超強力ニッパ

ハンドツールの中の3点セットといえば握りモノ系の『ラジペン・ニッパ・プライヤ』の3点が有名です。
大抵の工具セットでもこの3品は入っているので、持っているって人は多いと思います。

だけど実際の使用頻度ってはまたちょっと違いまして、その人の主な作業内容や職種によってかなり変わってくるんですね。
たとえば車両整備とかだと実はプライヤーってあまり使われなくなってきていて、そのかわりにウォーターポンププライヤーを購入していく人が増えましたし。
ラジペンも普通のスタンダード形状のは一切使わずに、ベントノーズとか特殊形状のラジペンだけを使うって人も多いです。

で、その中でも使用目的が大きく異なり、ちょっとした現場の状況で数本必要とされるのがニッパだと思います。
ちょっと昔はニッパー自体に選択肢があまりなかったので、使いにくかったり、すぐに刃こぼれしちゃったりしながらもなんとか我慢して使ってましたが、近年の工具事情では選択肢が大幅に広がった事により、細かく使い分けている人も多くなりましたよね。

ちなみにエイビットではなんだかんだ言いながらもある程度万能に使える強力型ニッパであるKNIPEXの硬線ニッパが人気ですが…
これ使っても切るのに苦労するようなワークも存在します。

ってなわけで今回はその手の作業で問い合わせの多い強力型のもうひとつ上…
──『超強力なニッパ』を数点紹介。

KNIPEXツインフォース
KNIPEXツインフォースニッパ

超強力なニッパというのをどうやって定義するのかにもよりますが、とりあえず『硬いモノを切るのに人間が少しでも楽出来るニッパ」と考えるならば、この倍力機構の付いたKNIPEXのツインフォースが代表的なニッパーだと思います。
テコの応用を使っているのでどうしても開き幅は小さく制限されてしまいますが、その弱点を考慮してもこのニッパーは硬いモノを日常的に切る人には超オススメのニッパだと思います。

IRWINハイパフォーマンスニッパー
IRWINハイパフォーマンスニッパ

そして上記と同じ理由で人気を二分しているのがこのアーウィンの倍力モデル。
ドイツのNWS社のOEMと思えるこのニッパはKNIPEXと同等の精度と切れ味に徐々にユーザーを増やしているモデルです。
握り部分から刃先の比率がKNIPEXとちょっと違うので、その辺を加味して購入を検討している人も多いですね。

KNIPEX X-CUTニッパー
KNIPEX X-CUTニッパー

そしてあまり話題にこそなりませんし、製品自体は地味系なので注目されませんが、このKNIPEXのX-CUTモデルは実は強力型のニッパのひとつです。
上の倍力モデルのような特徴的な機構とかはありませんが、KNIPEX社が持っている強力型ニッパの究極進化系とも言える正統モデルでして。
同サイズの硬線ニッパよりもワンランク上の切断能力を誇るニッパーです。

このニッパ、形状はスタンダードなので普段の細かな作業でも使えて個人的にもかなりお気に入り。
少々価格が高めなのですが1本でいろんな作業をできるだけ済ませたいって人はアリな選択だと思います。

KNIPEXボトルクリッパー
KNIPEX 小型ボルトクリッパー

これはもはや「ニッパー」ではないかもしれませんが、とにかく硬いモノをサクサク切りたいなら超オススメです。
こういういわゆる番線カッター的なニッパーでは、同国産品だと全長50cm以上のモデルよりも切れ味がいいという、とんでもスペックなニッパーであります。

ってなわけで今の作業を手を痛くしながらやっているって人は、こういう工具の選択肢を考えてみるのはいかがでしょうか。
特に切断という作業は人間の握力ありきですから、道具で少しでも楽する事を考えないといつまでも向上しませんからね。

3月は去る

年末でドタバタして、年明けても忙しくて、2月の中旬にやっとホッと一息ついたと思ったら…もう3月ですか、そうですか。

エイビット店舗

刺すような寒さもちょっと緩んだ印象で少しずつですけど春の雰囲気も漂いはじめましたね。
ここからGWくらいまでも、またあっという間なんでしょうな。

さて3月。

当店が関わる業界では年度末と合わせ決算が多い月でもあります。
毎年年末とこの3月は気合いを入れ直す時期なので、今日も朝から両頬をパンパンってやってからお店に来ました。
忙しい時期くらい忙しく動かないと飯食えないですからね。

ってなわけで、この時期は会社様からも多数の問い合わせをいただく時期であります。
決算や年度末のような案件も遠慮なくお問い合わせくださいませ>担当者様

ちなみにこの工具セットは近所の会社さんに頼まれた格安工具セット。
予算をお聞きして作業内容聞けば希望のセットを組んでお渡しする事も可能です。

あ、そうそう何度か言ってますがお買い得な工具セットもそろそろ終了になります。
「春くらいまでには買おうかな」なんて計画してた人はそろそろ、本気出してくださいね。

3月4月と生活でも大きな変化がある季節でもありますね。

新規での工具購入や生活変化にともなう工具の相談、その辺もバッチリフォローしますので、悩みがあるならお店までぜひ遊びにきてくださいませ。

Ko-ken新カタログ

私が工具の業界に飛び込んだばかりの頃は、それこそカタログがボロボロになるまでずっと見てましたねー。

最初はもちろん勉強の為とかあったのですが、とにかく「見たことない」「触ったことない」工具の魅力に取り憑かれました。
特に自分のメンテナンス事情にはあまり関係無さそうなモノほどワクワクするので、お客さんの現場行って珍しい工具を見掛けた時にはテンションあがりましたねー。

──っとまーそんな工具のカタログ。
今でも暇な時にのんびり見ることありまして、特にカタログが刷新された時は楽しみで仕方ありません。

すでに当店のTOPページでは告知済みですが約2年ぶりにKo-kenのカタログが新しくなりまして、お店にもどっさり届いております。

Ko-kenカタログ

Ko-kenカタログ最新版(2017.2.23現在)

前回のカタログ発刊からその後出揃ったZ-EAL(ジール)シリーズとかも、網羅してあって見応え充分ですね。
そもそもKTCとかの総合工具メーカー(レンチとか専用工具とか)ではなく「ソケット専門メーカー」としてこれだけの内容になるのが凄いですよね。

当店のWebサイトでもめぼしい工具は掲載されてますが、それでも全部サイトにあげているわけではありませんので、紙のカタログみて気になったモノがあったら遠慮なくお問い合わせください。