ベースアイドル調整

近年の電子制御された自動車ではアイドリング調整と言う作業がちょっと難しくなってます。
基本的にはスロットル近くにあるバイパスの調整ネジを回す事になると思いますが、ここを普通に回しただけでは調整出来ないのです。

もうちょっとちゃんと言うと回している時にはキチンと回転が変化するんですが、賢いコンピューター君が初期設定されたアイドリング回転数に自動的に合わせようとしてバルブと開けたり閉じたりしていつの間にか戻ってしまうのです。

んじゃ、別に人間がいじらなくてもECUに任せておけばいいじゃん。

って事になるんですが、自動調整の幅も無制限にあるわけでも無いし、制御でアイドリングしているよりもいわゆる基本のベースアイドルが合っている方が機械的にも正しい形だと思いますので、せっかくいじるならベースアイドル設定を施してから本当のアイドリング調整をしてあげると気分が良いです。

で、そんなアイドリング調整時に便利なのがテスター型のタコメーター。

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カイセ デジタルタコメーター(ダイレクトイグニッション対応)

いろいろあるタコメーターの中でも完全に車両向けにチューンされたモデルですので、整備の現場ではかなり使いやすく重宝すると思います。

このモデルの最大の特徴がこれ。

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最近の車ではかなりの装着率になっているダイレクトイグニッション専用のプローブです。

この赤い面を当ててあげれば。

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ご覧の通り簡単に現在の回転数が表示されます。サンプリング数も見やすいようになってますので現場ではかなり気軽に使う事が出来ます。

ちなみにダイレクトイグニッションが分からないって人もいると思いますが、プラグコードのプラグの上に黒いプラスチックみたいな物があればそれはダイレクトイグニッションです。

ゴムのカバーだったりしたらそれは普通のプラグコードですので…。

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セットにおまけで入れてあるこちらのアダプターをお使いください。
これはプラグコードに挟んであげればOK。
一時需要が減っていたテスターですが、ここ最近また問い合わせが増えております。
探していた人はぜひ。