お買い得デジタルトルクレンチ

このブログで何度も取り上げている「トルクレンチ」
それだけユーザーからの関心も高く、なおかつちょっと分かりにくい工具でもあるわけです。

繰り返しになりますがトルクレンチは大きく分けて2種類存在します。

・直読式
・プリセット式

まずプリセット式ってのは事前にトルク値を設定して「カチ」って言えば規定トルクですよってお知らせしてくれるモノ。
ぶっちゃけトルクレンチをどれ買うのか迷っていたらこのプリセット式を買ってけばほぼ間違いはないです。
(もちろんレンジとかはあるけど、種類の話ね)

で問題なのが直読式。
昔にさかのぼればビーム式とか弓式とか呼ばれていたのが直読式です。

東日ビーム式
例えばこんなのが弓式

ただし直読式には形状違いによる進化系がありまして。
弓式が進化してアナログダイアルのついたダイアル式。

東日ダイアル式

東日直読式トルクレンチ(置針付)

まぁこれも読むための目盛りがダイアル式に変わったのが分かると思いますが、もうひとつ進化したのが「0点調整」ですかね。

そして今回の主題となるのがデジタル式。

SK11デジタル式トルクレンチ

SK11 デジタルトルクレンチ

こうやって順序立てて説明するとわかりやすいと思いますが、これも目盛りの表記法が変わった直読式なわけです。
この手のデジタル式は事前にトルク設定が出来るものが多いのでなんとなく「プリセット式」に分類したくはなるのですが、トルク数値がリアルタイムで観測出来るものは全て直読式として分類されます。

そして直読式に最大の長所は今言った「リアルタイム測定」です。
これによって目標値としては50Nmを目指して締め込んでいても、20~30Nm付近で締め込みの手応えがおかしいとか、目標設定値付近でのボルトの伸びの手応えがちょっと違う──とか、そういうったちょっと職人めいた使い方も可能になります。

実際直読式のトルクレンチは卓上での整備で多く好まれるトルクレンチでして内燃機単体とかデフの組付けとか、車上とはちょっと違う整備をメインでやる場合に活躍します。

ってなわけで普通の車両整備での使用ならばプリセット型の方が断然使いやすいですし、取り扱いも簡単でおすすめします。

でも。
やっぱ疑似でのトルク設定が出来るようになったデジタル式はわりと普通に使えてしまうんですよね。
先の説明とかなり矛盾するのですが実際現場で使ってみてもそんなに面倒な感じはしません。

SK11デジタル式トルクレンチ

ってなわけで今回紹介したSK11のデジタル式。
お値段もお手頃ですのでお試しで使うにはかなりよいデジタル式トルクレンチだと思います。

 

荷締めベルトを選ぶ

私は競技用のバイクを持っているためにトランポにバイク積んで出かける事があるわけですが、バイクを固定するための荷締めベルトで何かいいのないかなーと普段から思っているわけです。

今回はそんな荷締め、タイダウンベルトに関していろいろ紹介してみたいと思います。
実際は競技車バイクを固定するってだけでなく様々な用途で活躍するものですので関係ないかな?って人もちょろっと見てみてくださいませ。

タイダウン

SK11 バックル式タイダウンベルト1.8m(2本組)

まずは最もスタンダード(?)なカムバックル式のタイダウンベルト。
両端のS字管を引っ掛けたらあとはグイっと引くだけなヤツです。
このタイプは価格的にもピンキリな感じですが、性能差も結構あってあまり激安品を買うとあっけなく緩む粗悪品も出回っております。
シンプルな構造なだけに評判とかを聞いて購入するようにしてください。

そして近年エイビットで大人気なのが自動巻き取り機能まで付いたラチェットタイプのこちら。

SK11自動巻き取りタイダウンベルト

SK11 自動巻取 ラチェット式タイダウンベルト1.8m(ショートモデル)

こちらはラチェット機構部分にて締め付けていくモデル。
オープンスペースが取りやすいトラック等では上のカムバックルタイプでも良いのですが、引き締める時に「引き側」に回り込めないような状況でも確実に荷締めが出来ますのでハイエースとかのトランポ等ではかなり人気のモデルです。
また締め付け荷重をかなり掛ける事が出来ますので完璧に固定したい人にもおすすめ。

で、これらのタイダウンって大抵両端部分が金属製の「S字」型になっておりますので、これだけだと固定したい相手を傷つけるとか、そもそも引っ掛ける場所がない──場合があります。

サブベルト

SK11 荷締め用タイダウンサブベルト(2本組)

そんな時に便利なのがこの「サブベルト」
ただの輪っか状の紐なんですけど、これをこんな感じ↓

サブベルト

このように引っ掛けて上げれば対象物を傷めず、そしてどこにでも固定する事が出来ます。
そんなに高いものではありませんので、数本用意しておくだけでいろいろ活用出来るベルトです。

そして最近問い合わせが多く購入者からも評判が良いのがこれ。

ロープラチェット

オーエッチ ロープラチェット2.4m(φ9mm)

ベルトではなくロープの荷締めです。
これは本体部分にラチェットを内蔵してて結構な荷重も比較的簡単に掛ける事が出来ます。

ロープラチェット

またロープ型なのでねじれとかも気にする必要がなく、トラック等での使用ではベルトタイプよりも扱いが楽で確実だと思います。

モトクロスビレッジ

そうそう荷台がオープンなトラックではベルトタイプだと走行時に風でバタバタすることがあるのですが、このロープならそういう心配もないのでその手を気にする人にも人気ですね。
またこんな感じの多台積み込みの場合でもお互いのベルトが干渉しにくくて便利です。

荷締めベルトは様々な業界で使用されていていろんなメーカーから出ておりますが、エイビットで取り扱いしていて私が個人的に検証したものをおすすめしております。
参考にしてみてください。

メタルトリムリムーバーにミニサイズ登場

店舗でよく聞かれることのひとつに「最近どんな工具がよく売れるんすか?」ってのがありまして。
これはお店の動向とかそういう話ではなく、そのお客さんにとって未知の工具をひとつでも知っておきたいという質問だと思います。

そしてそんな時に私が高確率で答えるのがこちら。

SMTメタルトリムリムーバー

SMT メタルトリムリムーバー(金属製内装剥がし)

簡単に説明すると「薄い金属製ヘラ」なのですが、かなりの高強度なので内装向けとは謳っておりますが様々な整備で活躍する万能ツールです。

SMTメタルトリムリムーバー

特にこの超薄い部分ってのがキモでして従来だと工具が差し込めなかったような隙間にもこれならなんとかなっちゃうのですわ。

で。
この人気の金属ヘラに待望の「ミニ」モデルが登場。

STMメタルリムーバーミニ

SMT メタルトリムリムーバー“ミニ”(小型金属製内装剥がし)

先述のリムーバーももちろん便利なのですが本体の大きさのせいで細かな箇所での使用がちょいと厳しかったんですね。
そこで今回登場のミニは全長130mmとかなりのコンパクトサイズ。

比較すると一目瞭然でミニサイズは本当にちっこい。

また最薄部分もスタンダードに比べてさらに薄いので出来る作業の幅が広がりますね。
もちろんどちらが良い悪いの話ではなく適材適所に使うことでかなり便利に活躍すると思います。

ちなみに工具。
何に使えるのか?と聞かれれば「それはユーザー次第」としか言えないくらい万能でして。
もともとのターゲットである内装用工具としてはもちろん、シール系の初期めくりとかの「隙間すらない箇所での初動工具」としてかなり重宝します。
またすごく硬くて折れにくいので「あ、やばいかな?」と思えるようなパワーかけてもなんとかなるのは嬉しいですね。

まだ使ったことないって人はもちろん、すでにスタンダードは持ってるよって人も今回のミニサイズはぜひご検討くださいませ。