PB精密ドライバーシリーズ

あまり大きく告知される事なく静かにモデルチェンジをしている工具っていくつかあります。
まぁほとんど場合には小変更ですし価格も据え置く事が多いので、みなさんも気が付かないうちにバージョンアップしてたりするのですけどね。

もちろんそうじゃない工具もいくつかあって、ウチみたいに店舗にも在庫を置いている場合だと、ちょっとしたモデルチェンジでも大騒ぎになることがあります。
なかでもPBの精密ドライバーはグリップ色の変更等でここ10年ちょっとで2回のモデルチェンジを受けております。
たかがグリップ変更といっても、お店の在庫分が「全て」入れ替わるのはなかなか大変でして…
結構苦労させてもらっている印象ですね。

PB精密ドライバーセット

PB スイスグリップ精密ドライバーセット(スタンド付)

そしてそんなPBの精密ドライバーがついにマイチェンってレベルではないフルモデルチェンジをして登場しました。
確かにパッと見た目はグリップ変更くらいに見えると思いますが、シャフト径や先端形状まで含めた、かなりの変更を受けております。

PBスイスグリップ精密ドライバー

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今回も最大の変更はグリップでして見た通り『スイスグリップ』がついに採用されました。
印象としては従来品よりも握りが一回り太くなった感じで、小さいネジなわりにトルクも欲しいHEXやTORXでもかなり使いやすくなったと思います。
ちなみにPBでは古いモデルも廃盤になったりせずにそのまま残る事が多いのですが、今回の精密に関しては廃盤指定を受けておりますので店舗でも完全に入れ替えとなっております。PBスイスグリップ精密ドライバー

ちなみに上で書いたフルモデルチェンジのようだ…ってな変更のひとつがこのマイナス。
PBのスタンダードシリーズでは有名なマイナス先端のパラレル(並行)加工があえてされず、写真のようにテーパー加工になりました。
また先端が軸径よりも太くならない同軸も採用されてますね。

さらに言えばPBの独自番手であった「#00」とかの表記が廃止され、刃幅と刃厚の直接表記になっております。
これにより従来よりもマイナスのサイズ設定が増えてますので、より細かなニーズに応える事ができるようになりました。

ちょっと触ったくらいでは「なんだまたグリップ変更か」と思うのですが、実は中身まで大幅アップデートのフルモデルチェンジな精密ドライバー。
お店にも在庫ありますので実物みたい人はぜひどうぞ。