最近では特殊なスタッドボルト先端加工(スタッドの先端がE型TORX)があったりして少し減ってはきておりますが、それでもたまに出てきて困らせてくれるのがダブルナットです。
ダブルナットってなに?って人もいると思うので少しだけ説明すると、ボルトみたいに回す所が付いてないただのネジの棒をスタッドボルトと言い、それを回すためにナットを2個付けて連結、その連結したナットを回す事で全ネジであるスタッドボルトを回す方法の事をダブルナットと言います。
で、このダブルナットをやる際に面倒なのがナット同士が少し薄いので、普通のスパナやメガネではお互いが干渉してしまい連結のロックがうまくいかないんですね。
そこで昔の人はスパナを削って薄くしたりして、そういう作業をこなしておりました。
で、今は削るなんて面倒な事しなくても「薄いレンチ」を販売してますので、今回はそんな薄いレンチシリーズをちょっとだけ紹介。
これを使うサイズだけ揃えておけばダブルナットも怖くありません。
また最近はスペースが限られた中でのメカ搭載が多く、工具が入らないような狭い箇所があります。
そういう所にも便利に使えまして。
さっきも言ったようにダブルナットとかに便利なスパナは普通のスパナと比較するとこんな感じ。かなり薄いのが分かると思います。(右が薄いスパナ)
で、実はこのミトロイの薄口レンチ。
メガネ側も……。
普通のコンビと比べるとこんなに薄く作られております。
個人的にはバイクのキャブとかのドレンボルトとかすっごく狭い場所にあるんですが、このレンチのめがねならキャブを外さないでも回せるんですね。
そんな感じで今までは無理だったけど…なんて所もこれがあれば可能性が出てきたります。
そして薄いレンチは自転車ユーザーにも人気ですね。
狭い隙間に差し込むような場面が多くサイズも欧州車と同じように15ミリとかも必要になりますので
このシリーズがかなりの人気ですね。
これだって自転車用とはなってますがユーザーのアイデア次第でいろいろ使えると思いますので、頭の片隅にでもそういうレンチがあったなぁ…と覚えておいてください。
そして王道の薄いスパナだとこれが人気です。
一般的なスパナと同じ形状でとにかく薄く作られている極薄スパナのセットです。
本回しには使えませんが最初に言ったダブルナットとかの抑えレンチとしてかなり活躍します。
そして地味ながらプロメカさんに人気なのがこれ。
ヨーロッパのツールメーカーではよく見る、薄口の4アングルスパナです。
別名イグニッションスパナともよばれていれ狭い箇所の抑え用レンチとしても活躍するのですが、とにかく薄く作られているので主要サイズを揃えてもっていると便利ですね。
小さなサイズから豊富にラインナップされてますのでかなり活躍すると思います。
こんな感じで探せばいろいろある「薄いレンチ」
なにかしらの作業で困っていたらぜひご一考ください。