歳取ると一年があっという間に過ぎていくとは言われてますが、本当にその通りな感じになってきました。
だってちょっと前に暑くてクーラー全開にしてたかと思ったのに、もう寒くてコタツ出してるんすからね。
そんなわけで(どんなわけで)今回はわりと問い合わせの多い車載工具のお話。
メインの工具でもその人の状況や載っている車種で必要な工具って変わってきますし、ましてそれが車載用となると現地でどこまでやるつもりなのかで全く違うものになります。
これに関しては以前から何度か書いているとおり「正解なんてない」のが実情。
だから…漠然と
「なんかオススメないですかね?」
と聞かれても販売するこちらとしても一言ででは説明出来なくて少々困ってしまいます。
で、それならどうしたら良いのかとかいえば「じっくり相談してくれること」
さっきも書いたメーカーやら車種やら使い方等を聞き、出先での整備能力とか……いろいろ聞きながらなるべくシンプルに組んでいきます。
車載工具が必要な人って大抵は据え置きの母艦工具は持っているので、必要な種類の工具が決まってくると後は早い場合が多いです。
実際ここ数日で数セット、上記のような状況で車載セットを販売しましたが全員違うセットになりました。
ってかみんな違って当然なわけです。
それでも最後の最後に「エイビットさんのオススメあります?」と聞かれる事があります。
ようはそこそこセットになってきてから工具のプロとして、これ入れておくとイイヨってのを聞きたいんだと思います。
そんな時にオススメする工具を何点か紹介。まぁ個人的お気に入りってヤツですね。
まずはANEXのこれ。
何が良いって普通のドライバーとしても、折り曲げてT型レンチとしても使えるのは良いですね。
特に出先でなんとしても自走で帰らなきゃいけない場面では威力を発揮します。
また工具の中では結構かさばるドライバー類をひとまとめに出来るのが強みですね。
そこそこ整備スキルが高そうな人にはお勧めしてます。
これも上のANEXと考え方は同じでソケット用。
少ない点数の工具でなんとかしなければいけない出先の整備。
そんな時に犠牲になりがちなのがラチェット&ソケットなのですが、これがあれば重量級のラチェットを省けるので重宝したりします。
まぁこれ自体も少し重いので、そういう事が想定出来そうな人にお勧め。
上記のスピンタイプハンドルとほぼ同じ理由でこれもオススメ。
T型しているので積みにくかったりはしますが、それがクリア出来るならかなり便利。
もはや定番ともなったシグネットのビットラチェット。
やはり車載する上で必要不可欠なわりにかさばる工具ナンバーワンなドライバー。
これをちょっとでもコンパクトにしてあげるとかなりの容積が稼げます。
またこのビットラチェットは写真のように後端部にビットを挿せるので普通のドライバーのように使えるのもいいですね。
そしてこちらは上記のモデルよりもちょっとロングで首振りモデル。
・PB スタッピインサイダー(ビット内臓)HEXビットバージョン
こちらもドライバーですがビットをグリップ内に内蔵出来るので車載工具にひとつ入っているとかなり重宝します。
上記のシグネットを組み合わせて使い、本機をビットホルダー代わりに使っている人がいましたがかなり満足度は高そうでしたね。
そして近年人気を大きく伸ばしているのがこのTONEのマルチセット。
上で紹介したような作業の複合系工具でして、これひとつでドライバー作業とかソケット作業をカバーしてくれる優秀なコンパクトツールセットです。
セットのまま持ち運んでもいいし、セットの中から自分用に厳選して持ち運んでもOK。
まぁ外に持って出る工具ってのはどこかでラインを決めて「ここまではする」そして「ここまでだったら諦める」ってのをしておかないと際限なく工具が増えちゃいますからね。
結局は相談乗りつつ工具を決めていくのもこの辺が一番重要だったりします。
正解はないので試しに買ってみて失敗して……ってのも重要なんですよ。
だって誰かの失敗は誰かの成功の場合って本当に多いですからね。
まぁお気楽に相談してみてくださいマセー。