フロントばらし

で、どうなったの?

と、意外にも反応が多かったフロントフォークのオイル交換。結構みんな興味あるんですね。

結論から言うと無事に終わりました。

モトクロッサーを買ってからちょうど10ヶ月経ちまして、それのオイル交換がどんな具合なのか興味がある人も多いと思いますのでちょっとだけ紹介。

実走行時間で言うと・・・多分40~50時間くらいですかね。プロでは無くお勤めをしながら、この手のコンペモデルを買ってまで走ろうって人を考えるとほぼ平均的な稼働時間だと思います。

フロント廻りをバラシ。

時間的な事を考えて今回重点に置いたのがフロントフォークのオイル交換とステムのグリスアップ。

どちらも似た作業になるのでどうせなら一緒にやる人が多いと思います。実際やってみて「ここまでバラすならステムをやらないって言う方が不自然」と思いました。

で、みなさんも一番興味があると思うフォークオイル。

実際に抜くまでは「抜いてみたけど全然汚れてなかったよ・・・、やらなきゃヨカッタなぁ・・」って結末かな?とか思ってましたが、抜いてみたらこの通り。汚れやら鉄粉やらで結構すごい汚れ方でした。

ちなみにこれはカートリッジ式のフォークのアウター部分の廃油。カートリッジ内はもうちょっと深刻な汚れ方でした。(知らない人に言っておきますがフォークオイルは無色透明です笑)

これが中身。アウターとインナーチューブから引き抜くと中にこんな具が詰まっているわけです。

カートリッジ式のフォークのキモが銀色の小さな部品です。ここに普通にやったら抜けないオイルが入っているので、ちゃんとオイル交換したいならここまでバラすのが正解。

で、作業してみてちょっと面食らったのが油面調整。調整用のSSTまで用意していたのですが、カート リッジ内もアウター部分も規定量を入れて終わりって方式でした。これじゃ油面調整とかやりようが無い感じなんですけど、なにかテクニックがあるんですか ね。まぁ今回はサービスマニュアル通りに仕上げて完了。

ちなみにオイル交換のタイミングで言うと私は遅いくらいです。よく「ナラシが終わったら一度オイル交換 したほうが良い」とか言いますがあまり信じてなかったんですね。でも今回やってみて分かったのですが切り子とか鉄粉が結構入ってましたので面倒じゃなけれ ばナラシ終了後(乗り始めて1ヶ月くらいかな)で一度やっておくと良いと思いました。

やっぱ実際にやってみないと分からない事ってありますねぇ。

ステム部分のグリスアップ。

これはレーサーモデルじゃ無くてもたまにはやっておいた方がいい部分。こまめにメンテしてあげれば壊れるような所じゃ無いのでやっておきましょうね。放置しておいて錆とか出ると交換大変ですよ。

ちなみに整備的なスキルは初心者でも十分にいけるレベルです。ただし整備に慣れていない人がやると「手がもう2本あれば・・」的な作業もあるので、仲間とワイワイやるのが良いと思います。

これにて秋の為の重作業は終わり。

楽しく走る為に整備する。

整備するのが楽しい。

どちらでも構いませんが酷暑を乗り越えた愛車のメンテの時期だと思いますので、みなさんもいろいろ計画を練ってみてはいかがでしょうか。相談ももちろん乗りますのでお気軽にどうぞー。