今週末は関東でも雪が降った場所も多く、スタッドレスタイヤを慌てて出してきた人も多かったと思います。
お店でも「タイヤ交換出来るだけの工具ください」って人が多くて、週末前にはその辺の工具がほぼ完売になるほどでした。(もう再入荷してます)
タイヤ交換ってのはジャッキアップから始まり、トルクレンチで規定トルクまで締めて・・・って作業なので、一連の話をすると長くなってしまいますから、今回はホイールナット脱着に関わる工具だけを抜粋して紹介。
まずソケット。
ソケットはこのようなホイールナット専用の薄肉ロングの物を自分の車にあったサイズで用意しましょう。
メーカーは好きな方を選べば大丈夫です。
普段整備しなれない人だとこの専用ソケットの購入をしぶる人がいるんですが、ここは専用ソケット買ってしまった方が楽だと思います。しぶる人は「他にも使うかも知れないから普通のソケットで・・・」と言うのですが、実際はここで相談来るくらいの人なら他の作業でこのサイズを使う事はほぼ無いと思いますので、それなら専用品を買ってしまった方が確実な作業が出来ると思います。
そして回す工具のレンチですが、これもなんとなく固定概念あってクロスレンチが人気です。
・Ko-ken 1/2早回しクロスレンチ
確かにイメージがあって「タイヤ交換=クルクルー」ってのがあるんだと思いますが・・・、実際は普段から作業しなれていない人ほどトルクがキチンと掛かるスピンナーハンドルの方が楽だったりします。いやクロスレンチでも悪く無いんですけどね。
・Ko-ken 1/2スピンナーハンドル
このシリーズの450ミリモデルを買っておけばかなり便利に使えると思います。またスピンナーハンドルを使うと、最後の締め付けであるトルクレンチ使用時の作業の流れがスムーズなので違和感無く作業出来るメリットもあります。
ジャッキは別としてタイヤ交換までの一連の流れでは、上記のオススメ(例えばソケット1個と450ミリのスピンナー1本)そしてSIGNETあたりの40-200Nmトルクレンチを買っても2万円くらいでバリっと揃います。
工具を買い慣れていない人ほど「セットだとどれがいいのでしょう?」とか聞いてきますが、上記のように適材で単品選択すれば、ちゃんとした工具が適価で入手出来るのです。
違う作業で違う工具が必要になったら、また考えればいいわけですから、都度検討してもらった方が使い勝手の良い工具を揃えていけると思いますよ。