直して使う

例えば自動車とかバイクとか、壊れちゃったら直すわけでして、工具を販売する者として何かを「直して」使い続けるって言う事に自分なりのこだわりってか線引きがあります。

先日のこのブログで書きましたが、工具の中でも使用頻度が高く部品点数の多いラチェットは経年劣化とかいろんな条件で調子をくずす事があるんですが、整備に携わる人でも意外と直さない人って多いんですよね。

自動車の整備なんかよりよっぽど簡単だと思うのですが、調子良く使う為の労力を惜しんでいるような気がします。まぁ面倒だったら店まで持って来てもらえれば私が見ますのでお気軽にどうぞ。

 

で、今日は私が長年愛用している腰バッグ。(正式にはなんて言うんだろう?)

15年前くらいからだったかな、それまでビジネスバッグを片手に動いていたのですが店をやるようになってあまり大げさな荷物を持ち歩かないようになりました。それでもちょっとしたメモ帳とか携帯電話とか名刺とかね、軽くまとめて気楽に使えるって事で使いはじめまして現在のバッグで5代目になります。

最初は雑貨屋さんに売っている1980円のとか使っていたのですが、大体1年くらいでバッグの底に穴が空いちゃうんですね。

で、今使っているのが吉田カバンのヤツなんですが、高かっただけあって壊れる気配は無し・・・と、言いたかったのですがアイフォーン入れに使っていたポケット部にあるベルクロが剥がれてきてしまいました。

 

これ多分メーカーさんでも想定外だと思うのですが、電話入れとして使っているのでこのポケットの開閉頻度がすごく高いんですね。ですので手を差し込む時に爪が引っ掛かったりして徐々にほつれてしまったんです。

このまま放っておくと完全に取れちゃいそうだし、なんと言っても見た目も汚い。

で、最近知り合ったお客さんに直しをお願いしました。

ウチのご近所さんなんですが、趣味で縫製をやっていてデイバッグとか作って楽しんでいるとの事。

 

ミシンだってこの通り、雰囲気プンプンですよね。
#一緒に写っているモンエナは修理代金代わり(笑)

そして今日、修理が終わったバッグを持って来てくれました。

 

ひゃっほー。

ベルクロは指を突っ込みやすいようにわざと小さめにしてもらい、まさに納得の出来!

こんな感じで修理しつつ永く使い込めるってのはやっぱ嬉しいですね。

ホント感謝感謝。