走りを考察してみた

先日久しぶりに自身も走ったパワーエンデューロの8耐。

なにしろこの半年はまともな練習すらしてなかったので、体力的にはかなり厳しい感じになってしまいましたが、自分の走りをかなり客観的に見る事が出来たり、ビビリな自分にむち打ち難所をクリアしたりも出来るようになったのは収穫でした。

でも、全体で見ればとにかく遅くて乗れて無い感じ。

もちろん車両も借り物だったし、借りた車両にはリクルスと言うレース用の遠心クラッチが付いていたりして乗り方も少し変えないといけなかったってーのも原因のひとつだとは思います・・・・思いますが、やっぱ自分が乗れて無い。

 

#めずらしい走行中の私の画像。

で、コーナー論とかそういった細かい事は今回はどうでも良くて、やっぱり大雑把に全体的な走りのスタイルの話になってきてしまうんですね。

今回の8耐のコースは1周が7~8キロある結構なロングコース。速い人で15分チョイ、遅い人で30分くらいでして、コース距離を稼ぐ為にかなりグネグネしているコース設定でした。

で、エンデューロなんかの場合、1周が短いとやはり疲れやすく長いとそれが少し緩和される傾向があります。これは多分メンタルな部分での話だと思うのですが、やっぱ同じ所をグルグルよりも景色が変わった方が気持ちは楽なんですね。

で、実は今回は難所とかコーナーの感じとかで苦労した覚えはあまりありません。

なので決定的に遅いのが普通のストレートって事になります(笑)

ダートバイクでの走行ってのは、はたで見ているよりもかなりデコボコしている事が多く。それを真っ直ぐに走ろうと思うと体力がジワジワと削られていきます。

特にコーナー入り口や出口付近はブレーキや加速で地面が掘られかなりのギャップになっている箇所が多いです。速い人はこういう所を難なく通過しつつ加速するのですが、私はドッタンバッタンと我慢しつつ少し平らになった所でやっとアクセルを開ける事が出来るわけで、ここだけでもかなりの差になってしまいます。

あと全体的にデコボコしている所なんかだと、振動がすごいので少しアクセルを緩めて通過しちゃいがちです。

しかし、こういう所こそ「アクセル全開」が正解。

つまり10個のデコボコがあったとして、そこをゆっくりと10個キチンと通過するよりも、スピードだしてピョンピョン飛ぶように2個ずつ進めば、デコボコは半分の5個で済むわけです。もっと速くいこうとするならばデコボコの頂点だけを一直線にダダダダっと進んじゃえばデコボコすら無かった事になったりもするんです。

この件は頭では理解しているのですが・・・普段からやり慣れてないとなかなか出来ません。

それだけ勢いとスピードを殺さずに走るって事は急に現れるコーナーや下りに対応するにも度胸が必要です。これ技術が伴っていれば問題無いのですが、やっぱその場の思いつきだけでアクセル全開にしてもあまり良い事ないんですね。

ってなわけで分かっていたとは言え、基本的な事がまだまだ出来ない自分の課題としてはとにかく普段から開けるクセを付けて絶対的なスピードに慣れるしか無いって結論になります。

つまりごたくはいいから乗れって事ですね、はい。

動画はパワーエンデューロ8耐にアイアンマン(一人だけ)でエントリーした、業界の有名人フサベルジャパンのウブカタさんのヘルメット動画です。とりあえず目指すはこのくらいだなぁ。