毎戦出店でお邪魔しているJNCCシリーズ戦。
今月末の8月31日-9月1日に開催されるのがサマーブレイク明けの山形県月山。
レースタイトルも「スプラッシュ月山」と言うくらいで川の中を走るJNCC唯一の水中戦です。
これは昨年の月山、COMPクラスの最大難所の写真。
去年はとにかく雨不足で水量も少なく水没の危険性こそありませんでしたが、その分流れが無い部分にコケが生えてしまい、そこそこ難易度の高いコースになってしまっておりました。
でも・・・やっぱ水没はコワイですから水が無いなら無い方が良いとは思いますけどね。
で、ご存じのように現在東北地方は雨が降り続いてまして、どうやら水量はMAXに近いとの事。
そうなると水没対策が必要になってきます。
ダートバイクでの水没対策の要点は、とにかくガボっと水をエアクリBOXに入れない事。そしてキャブやブローバイのホースを下に垂らしたままにしない事。
単気筒が主流のダートバイク。2ストも4ストもとにかくエンジンさえ止めなきゃ多少水吸ってもなんとかなります。
2ストはね、最悪完全水没させてもバイクひっくり返して水抜けばなんとかなるのですが、4ストはプラグをハズしたりするのも大変だし、逆さまにするとオイル回っちゃうしで大変です。なので4ストはウォーターハンマーを恐れずに水没加減になったら全開で回避。多少水吸っても回っていればなんとかなります(もちろんゴボボって吸ったらアウトなのでおとなしくエンジン止めましょう)
そんなわけで水没危機のある月山はとにかく事前整備が重要。
これは一昨年の月山出場前に対策しているところの画像。
キャブ車だったのでキャブのベントホースとかブローバイホースを全てエアクリBOX内に納めてます。
これちゃんと理由があって、エンジン熱で熱くなっている所で冷たい水中でエンジン止めてしまうと、各ホースが水を吸い込んでしまうんですね。ダートバイクのホース類はリンクの下あたりに垂らしてあるので、水深が浅い所でも知らないうちに水吸っちゃう事があります。
ですのでとにかくホース類は高い位置に避難。
そしてサイドカバー等のエアー吸い込み口もガッツリと完全密閉しちゃいましょう。
そして気になるエアクリBOX下側(水抜き穴)にもガムテープ貼って密閉。しかし完全に密閉すると今度は入った水が抜けなくなるので、カッター等で2つか3つくらいスジのように切れ込みを入れてあげればOK。
あと意外と水が入るのがシートの前側から。なのでレース直前にガムテープ等でエアクリBOX付近までをシートに目張りしてあげてください。
上記の作業っていざやると面倒なんですけど、走り始めてしまうともう何も出来ませんから、とにかく事前にチェックですね。
月山は夏の終わりのレースとしてはホントに最高なロケーションなのでバイク壊したりしないように気をつけましょう。
芝生のパドックでのBBQは最高っすよ。