続KLX230R

新しい相棒バイクとなったKLX230R
公道も乗れるトレールモデルとの共用部分も多くネットではいろいろとモデファイしている人を多く見かけます。
そんなのをざっと参考にさせてもらいながらお正月の初走行後に気になった箇所の修正をちょっとずつ進めております。

前回はある程度定番の軽量化メニューを行いまして。

KLX230Rモデファイ

あとは細かな箇所を……ってなことで初回走行時にも気になっていた「転倒センサー」の除去。
バイクを倒した状態で数秒すると自動でエンジンが止まるのですが、復帰する時にメインスイッチを切って数秒待つというリセット動作が必要となります。
頻繁にコケるオフロードバイクだとこれが結構面倒なんすよね、またこのセンサーを固定しているステーが結構ゴツいので、どうせならまるごと取り払ってしまおうってことになるのですが……。

分解してみると中に基盤らしきものがあって単純に外して短絡だとECUが何か判別している可能性があるのでは?と危惧。
とりあえずプラ製のガワだけ残して中身を取り払うことにしました。
一応中身の「振り子」がなくなれば上下左右、天地は関係なくなるので取り付けステーも必要なくなりますのでこれでOKかな。

そしてちょっとでも軽量化ってことでここも──

KLX230Rモデファイ

ブイィィーンっとカット。
切った箇所はリアフェンダーとかの保持とも関係ないのでまぁ問題ないっしょ。

そんなわけでとりあえずやりたかったメニューの95%くらい終わったのでテスト走行に。

KLX230Rモデファイ

またもや友人のH氏に付き合ってもらって川越のオフロードビレッジに行ってきました。
ガチ系のモトクロス場なのですが外周部分に平らなEDコースも併設されていて、私はそちらでリハビリ兼テスト。
とりあえず不具合っぽい不具合もなく、同時に試していたクラッチスイッチキャンセルも問題無し(特定条件下で誤作動するという意見もあるのでまだ不可逆な取り外しはしてないけど)

KLX230Rモデファイ

とりあえず出来上がりなので外装とシートも張り替えて97%出来上がり。
(まだ制作中の部品があるのでもうちょい)

KLX230Rモデファイ

ここまでやれば「自分のバイク」感がかなりでるので愛着も湧くし、内燃機を除いたほぼ全てに手を入れたので何かあっても対処が楽になりました。

最初からレーサー買っていればこんな手間はなかったのですが、今回はボチボチやっていく予定なのでこんなのもアリでしょう。

あ、そうそうカブも引き取ってきたのであとでそちらも紹介しますね。

ホイール脱着時のクロスレンチ

昔と違って今はそこまで固定概念はないように思いますが、それでも自動車のホイールナット作業でまず思い浮かぶのは「クロスレンチ」かと思います。

十字のレンチをくるくるくるーって回して作業する風景ってのは馴染みがありますもんね。

そんなクロスレンチの唯一の弱点というと「車内でかさばる事」
形状が形状なだけにトランクに突っ込んでおくにも場所を取るので厄介な存在です。

で、そんな人に人気なのがKo-kenから出ているフリーターンクロスレンチ。

Ko-ken1/2フリーターンクロスレンチ

Ko-ken 1/2フリーターンクロスレンチ

10年以上前に登場したこの工具、早回し機構とかいろいろあったのですが最も琴線に触れたのが「分割収納」出来るという点でした。
横バーを引く抜くと棒状のものが2本になるという特性は収納において最適解のひとつだったと思います。

そしてそんな今でも人気のこの工具のアップグレード版として登場したのが

Z-EAL1/2フリーターンクロスレンチ

Z-EAL 1/2フリーターンクロスレンチ

基本仕様は上記のスタンダードなKo-kenバージョンと変わりはありませんが、回転軸のスムースさとか細かな箇所のブラッシュアップが施されております。
実際の現場での使い勝手だけを考えればさほど差はありませんが、Z-EAL(ジール)シリーズで出たのは喜ぶ人も多いかと思いますね。

またこのクロスレンチには一緒に使う専用ソケットも用意されております。

Z-EALホイールナットソケット

Z-EAL 1/2ホイールナット用ソケット

専用って何が専用なのかというと「全長」ですね。
よくあるホイールナット専用ソケットって全長が100~110mmあるのですが、このソケとはクロスレンチとの相性を考えて65mmに設定されてます。
これが結構絶妙な長さでクロスレンチとの相性はもちろん、単品で使った時にも使い勝手がいいのです。

ですのですでにスタンダードなKo-kenのクロスレンチをお持ちの方もソケットだけこれを検討してみるのもアリかと思います。

ギアレンチ用のアダプター

カリカリと軽快に作動する人気工具のギアレンチ。
72ギアを採用しているものが多く、現在の整備事情ではレギュラー工具のひとつです。

そんなギアレンチは活用方法も多く通常通りの使用方法以外にも持ち出し用工具のラチェット替わりにもなったりして、ユーザーの工夫次第ではもっともっと有益に使用できたりもします。

今回はそんなギアレンチの活用の幅を広げてくれるギアレンチ用アダプターの紹介。

KTCギアレンチアダプター

KTC ギアレンチ用3/8アダプター

お店での人気ナンバーはこれ。
KTCのギアレンチ用として使える3/8差し込み変換のアダプターです。
14mmのギアレンチやめがねレンチに組み合わせる事が出来ますので、これさえあれば出先でラチェットの替わりとして使う事が出来るスグレモノのアダプターです。

そしてアダプターではありますせんが発売以来人気なのがこのソケット。

SK11ギアレンチ用ソケット

・SK11 デュアルドライブソケットセット(1/4・3/8混合)

ソケットの根本部分がそのままギアレンチに取り付け可能ですので、薄いソケットとして活用出来ます。
また差し込み角アダプターを必要としませんから、必要サイズだけを持ち出し用として活用も出来ますね。

SK11ギアレンチ用ソケット

さらに差し込むとこんな感じになるのですが、ギアレンチゆえの「フラットなめがね部」が逆に使いにくい場所ではオフセットレンチとしても活躍します。

KTCギアレンチセット

KTC ラチェットめがね用ソケットセット(3/8ソケットアダプター付)

上記で説明したアダプターやソケットを全部入りで欲しいよって人にはKTCのこのセットとかもオススメです。

こんな感じでギアレンチもアダプターを付ける事によってさらに使い勝手がアップしたりします。
便利なんだけどもうちょっと…なんて考えている人はぜひご一考くださいませ。

工具セットセールの現状

さてさて、1月ももう終わり。
年末年始っぽい雰囲気も消え去り工具業界では3月の年度末に向けての企画が走り始めております。

そしてこの時期から一気に問い合わせが加速するのが工具セット。

とりあえず現状で当店が販売出来る工具セットをまとめてみました。

まずは王道のこちら。

KTC工具セットセール

>>KTC工具セットセール『SK SALE2024』

毎年11月から4月にかけて工具セットが半額近くになる超お買い得な期間限定セールです。
ラインナップは多岐にわたりますが限定色の工具箱を採用したモデル等もあり、そちらは個数限定ですので後半にいくほど売り切れの可能性が出てきます。

KTC工具セットセール

KTC 2024SKセール 3/8メカニックツールセット66点組

引き出し3段工具箱を採用した人気ナンバーワンのこちらのセットも限定色ではピンクとグリーンがあり、現在どちらもまだ購入可能です。

KTC工具セットセール

KTC 2024SKセール 3/8両開きメタルケースツールセット56点組

企業さんからの注文が多いのがこちらの両開きタイプ。
車内設備の整備用だと機動力欲しいですもんね、片手で持って移動出来るこのタイプの人気は根強いです。
こちらも限定色はまだ在庫大丈夫ですので今のうちにどうぞ。

スタビレー工具セット

スタビレー 混合3/8メカニックツールセット69点組[PB/KNIPEX/SIGNET]

こちらのスタビレーやPB、KNIPEXの入った輸入工具セットも問い合わせが多いですね。
店舗に展示してあるのですが画像よりも実物がかなりカッコよくて現物を見た人からの問い合わせが結構多い印象ですね。
こちらも数量限定のセットですので売り切れる前にぜひ。

あとは各メーカーの全ての工具セット企画をWebサイトに出せているわけではないので個別に問い合わせ頂ければお答えします。
例えば……

TONEセール

TONEは今年85周年とのことでしてこんな企画物の工具セットとかもあります。
送付とか荷受け状況に条件があるのでネット販売しにくいのですが事前に打ち合わせがちゃんと出来れば問題ありませんのでよろしくお願いします。

ナットグリップとユニバーサル

ボルトナット、そしてプラスビス等。
真下の少し奥にあるような箇所、さらにいえば工具は入るけど手は入らない、そんなところの整備でイライラしたことがある人は多いと思います。

特にボルトナットに対するソケットは面接触を採用するようになってから公差が大きめにとられるようになりましたので、余計にポロリしやすいんですよね。

そんな時に便利なのがボルトナットを保持してくれるナットグリップソケットです。
私が知る限りだとボールロックタイプのナットグリップソケットを国内で最初に出したはのは確かFPCだったかと思います。
当時は「へぇうまいこと考えたもんだね」とか思いましたが、ソケット自体に少し厚みが出てしまい狭所での作業を前提に考えると正直イマイチな感じでもありました。

そんなナットグリップソケットを後発ながらKo-kenも発売。
これがなかなか出来がよくて今ではある意味コーケンの代名詞的工具のひとつになりました。

で。
実は私の記憶が間違ってなければ(間違ってる可能性大ですが)Ko-kenのナットグリップはこのソケット──

Ko-kenナットグリップユニバーサルソケット

Ko-ken 1/4ナットグリップユニバーサルソケット

1/4差し込みのユニバーサルソケットと組み合わされて出たのが最初だったと思います。
これって当時は地味な新製品だったのですが徐々にメカニックの間で口コミで広がり高級工具メーカーで揃えている人でも、このソケットだけは別腹といった感じで購入していく人が多かった印象です。

Ko-kenナットグリップユニバーサルソケット

ナットグリップ部分にだけ注目されがちなのですが実際に使ってみると「ユニバーサルソケット」(ソケット直付け)なのもかなりいいんですよね。

Ko-kenナットグリップユニバーサルソケット

先程も書きましたが奥まった狭い箇所にあるボルトナットにアクセスする場合にこのソケットの「ボルトを落とさない」と「真っ直ぐ差し込めなくてもOK」なメリットが最大限に生きるわけです。

そしてそんなKo-kenからZ-EALシリーズとしては初となるナットグリップソケットが登場。

Ko-kenナットグリップユニバーサルソケット

Z-EAL 1/4ナットグリップ ユニバーサルソケット

Z-EALとしての新設計なのでなんとボールジョイント採用となっております。

Ko-kenナットグリップユニバーサルソケット

Z-EAL 3/8ナットグリップ ユニバーサルソケット

1/4差し込みと3/8差し込みがありますので作業にあったものをお選びください。

しかし奇しくもZ-EALとしての初ナットグリップソケットがユニバーサルモデルになるというのは昔のKo-ken初採用と似てて面白いですね。