大寒

なんかまた雪の予報が出てますね・・・・たまに降る雪は情緒があって良いのですが、積雪に弱い関東地方としては、もうこれ以上の雪はいいかなぁ。

今朝はいつもよりも少し早く起きましてカーテンをガ!ってやって晴れを確認。

そう、久しぶりに走りに行ける日だったのです。先日お客さんからみんなでウチの方に走りにきたいと連絡ありまして、私も怪我からちょうど1ヶ月経ったのでなんとかなりそうって事で本日行ってきました。(店は営業してました)

 

朝、開店前のエイビット前。

店の駐車場を占拠するトランポ軍団。(写真撮っている私の後ろにもトランポあり)

数人で来るって聞いてたんですが・・・まぁ人数多い方が楽しいのでOKOK。

その後、元気に走り回ってと言いたい所だったのですが・・・とにかく寒い。そういえば朝のニュースで「本日は大寒です」とか言ってたような。

またコースにはまだ残雪や凍結があり、なかなか普通に走るには難しい状況だったのですが、今日来てくれた人達はウマイのでそんなの関係無し。私はついていくのがやっとな状況で、更に怪我があまりよろしくない。

まぁみんなが楽しんでくれればOKなので良しとしましょう。

先月だととっくに日が暮れている5時の時点でこの夕焼け。いやー怪我がもうちょっと良くなってればもっと楽しめたとは思うのですが、やっぱダートバイクは楽しいっすわ。

 

実は私、これが今年の走り初め。

まだ肩が痛むので無茶は出来ないのですが激痛は無くなったので、春を待ちわびつつまた乗り始めようと思いました。

満足満足。

JEC2013スケジュール

今年私がアチコチ遠征に出掛けたJNCC(ジャパンナショナルクロスカントリー選手権)と双璧をなす国内のエンデューロシリーズ。

 

全日本エンデューロ選手権のJECから来年の2013年のスケジュールが仮発表となっております。

ちなみにこのふたつのレースの主な違いはレース形式。

JNCCは名前の通りにクロスカントリーレースでして簡単に言えば時間の耐久レース。主なルーツはアメリカでしてヘアスクランブルとも呼ばれて単純明快なのが売り。

かたやJECはヨーロッパが主流のオンタイムエンデューロ。まぁラリーとかと似た感じって言えばいいのかな。セクションごとに進んで行って持ちタイムの合計で競う感じ。世界的に言えばエンデューロはこちらかな。

3月31日   R1   第1戦
広島1Day(テージャスランチ)

5月3・4日   R2/3  第2戦
定義2days (仙台市大倉牧場跡地)

7月13・14日  R4/5  第3戦
夕張2days (北海道夕張市)

10月12・13日 R6/7 第4戦
西日本2days(調整中)

11月2・3日      R8/9  第5戦
SUGO2days (宮城県仙台市)

全5戦、2Daysがあるのでラウンド的には9ラウンドですね。開催地も西東とバラけてて良い感じ。

今年の注意点は有効ポイント制が廃止されフルポイント制になった事ですかね。

唯一残念なのは最終戦のSUGO2Days。JNCCの最終戦とがっつりカブってしまっていて、更にCGCとかもカブる可能性もあるとかないとか。

JECはMFJ主催なのですが後出しなんだから、もうちょっと考えてくれればなぁ・・と。ただ融通効くのはJNCCだと思うのでJNCCをずらすのがもっとも現実的だと思います。

でもなぁこんなユーザーを混乱させる事しなくても良いのにね。主催者同士でちょっと連絡取り合えば良いだけなのに。

 

秋のバイク遊び~練習編~

先週末のイベントで各地で開催されていたバイク系のイベントはほぼ終了(JNCCのWEXは残ってます)

私のお仲間や知り合いもシーズンオフって事でエンジン開けたりフルのO/Hに入っている人や車両入れ替えの為に自車の売却に余念が無い人も多く見かけられます。

今年の各イベントではちょっとキチンと仕事して向き合ってみようって事で、JNCCを中心に出店と言うカタチで各地に出向いた私。で、いろんなところに行くと必ず言われるのが「せっかく来たんだから走ればいいのに」

そりゃー私だってお茶濁し程度でいいなら喜んで走るのですが、やっぱね・・・みんな真剣にやっている中で私だけ「どひゃー」とか「うひゃー」とか出来ないってのも心の隅にありました。

もっと練習やればいいのも分かっていたのですが・・・なんというか3年以上乗っててもたいしてうまくならない私。次のステップもよく分からなかったんですよね。

 

しかし、ここに来て新相棒のバッタ号君が結構良いんです。

前にも書きましたがモトクロッサーとは違い少しマイルドな味付けのエンデュランサー。

 

乗り方とかはほとんどモトクロッサーと変わりないのですが、気持ち的にはかなり気楽に乗れるようになってました。

でも乗り方が悪いのか少しの走行で腕があがったり疲れ果ててしまうのは同じ。

個人的な近々の目標が「仲間と同じくらいのペースで楽しく乗れること」な私にとってはこの「すぐ疲れちゃう」のは大問題だったんですね。やっぱみんなと同じようにドリャーって走ってガハハハしたいじゃないですか。

そんな私は先月にJNCCで知り合ったある人と一緒に走る機会がありました。その人が言ってくれたんですね「疲れるのはみんな一緒、だからみんなは疲れないように乗っているだよ」と。

これ意味分からない人多いと思いますが、私はなるほど!っと思ってしまったわけです。

つまり私はスキーで言うところのボーゲンが出来て無い状態だったと思って頂ければいいかな。ボーゲン出来ないのにスキーの板を揃えて走りたがっていたようなもんなわけです。

バイクの中でも基本立って乗るダートバイクは「バイクの中心」と言う考え方を大事にします。バイクの中心と言うのは常に一定箇所では無く、加速時なら自然と身体が前に、減速時ならステップを前に蹴り出すように身体は後ろに。大げさに言えば手を離してもバランスが取れているような位置って感じですね。

まぁこれは基本なわけですが・・・意外とちゃんと出来ないんですね。もちろんそれを意識して乗ってたりもしますけど、頭でいくら意識したって出来ないもんは出来ないんです。

そこで練習方法としてご教授頂いたのが「疲れ切ってからが練習本番」方式。

まだ体力あるうちは頭でいくらい意識しても、ちょっと難所や怖い所に行くと身体が硬直気味になり上半身が萎縮したり固まったりします。それならば・・・疲れ切ってしまえば上半身のチカラも弱まり、さらにそのまま継続して乗ろうとすれば頭では無く人間の本能として「少しでも乗っていて楽なポジション」を探し始めます。

この時の楽なポジションってのは実はバランスが取れていて余計なチカラが入っていない(チカラが入らない)・・・つまりバイクの中心だったりします。

この練習方法。言われてしまえば「なーんだ」と言う事なんですが、初心者は疲れ切ると乗るのが更に怖くなるので、なかなかその先に進めないんですね。

あえてこの練習のコツとすれば「とにかく座らない、スタンディング維持」と「レーススピードはとりあえずいらない」と言う事ですかね。ひとつ目は簡単でここで座ってしまうとせっかくの下半身の動きが制限されてしまうので、この練習方法の効果が無くなってしまう事。そして二つ目はやはり身体的にはツライわけですから、あまりオーバースピードで練習すると怪我に直結してしまうからです。

 

そんな感じを意識しつつ少しだけ乗れるようになってきた所で、普段はなかなか一緒に遊べない東京の一団が私のホームコースに遊びにきてくれました。

この日は仲間とちょっとだけ走った翌日だった為か、しょっぱなからなんか身体のキレが良い感じ。

この日。 初めて自分のバイクとの一体感を感じてしまったんですね。

ホントに手足な感覚って言うのかな、疲労感も無く永遠に走っていられるような気分でした。もちろん他者からみれば普通に遅いおっさんだったと思いますが、自分だけは「オー!」とか「うひゃー」と思いつつ走行。

よくね。ダートバイクはステップアップな乗り物だと言われてます。つまり日々の練習によって徐々にうまくなるのでは無く、日々の練習の中である日突然「あ!」っと何かが分かりレベルが1個上がる感じです。それは自分で発見する場合もあるでしょうし、他人からの何気ないワンポイントアドバイスな時もあります(今回は後者ですね)

ちなみに今日のブログは自分自身の為の防忘録として書いております。意味分かんない人にはホントすみません。

 

さすがに今日のブログは意味分からなすぎて申し訳無いので先日開催されたCGC(中部エンデューロ選手権)から伝説級の画像でも。

CGCと言えばハード系EDとして有名でして、ハード系ってのは分かりやすく言うとエンデューロなのにトライアルみたいなコースを走破する、スピード重視では無く難コースにいどむレースだと思って下さい。(嫌なレースですね笑)

そんなCGCの最終戦、池ノ平で開催されたゲロゲロカップ(?)での一コマ。

 

コースの中にこんな直登な所がありました。これ写真でも結構キテると思いますが、実際は立ちふさがる壁だったでしょうね。(更に前日には大雨降ってて路面はヌルヌル)

ここのセクションでツイッターで知り合った方がおりゃー!と挑んだわけです。

 

あれだけの直登ですからアクセルを緩める事は失敗に繋がります。目の前にある壁に向かってまさに全開で登ってきたのでしょう。

その勢いのままジャンプよろしく発射。

 

当時見ていた人や動画で検証してみると高さで5メートルは飛んでいるとの事。

なんか片足離れてしまって怪しい姿勢になっております・・・・。

そして。

シュタ!

なにこれすごい(笑)

この後「ドシャ」っと落ちてしまいますが、とりあえず大きな怪我も無く済んだとの事です(よかったっすねー)

これを飛んだライダー、そしてこれを写真に収めたカメラマン、どちらもブラボーな伝説画像ですね。

 

動画はそんな変態レースのCGC、仙台のAD/Tacさんのヘルメットカメラです。いやーすげーなーホント。

GASGAS祭

今日と明日ってイベントラッシュなんですね。私は風邪引いててまだ本調子では無いからかイマイチどこかに出掛ける気にならないのですが、明日の予定が決まって無くて元気イッパイな方はいろいろお出掛け日和だと思います。

天気予報も雨マークが多かったのですが、今日見直してみると午後6時以降に雨とかが多いので日中はなんとかなりそうですね。

ってなわけで告知が遅れてしまいましたが、明日。11月11日(日)

バイクメーカーGASGAS主催のお祭り「GASGAS FESTIVAL」がひたちなか市で開催されます。10日・11日と書いてありますが、まぁ本ちゃんは日曜日との事ですので興味がある人は是非。

と・・・・書かれても良く分からないって人も多いと思いますので明日のこの祭推しな理由を少し。

上のバナーでも書いてありますが、なんとなんと!エンデューロ世界チャンプのセルバンテスが来日しているんです。これを迎え撃つのが国内のEDトップライダー。

私のブログにも良く出て来るイシゲさんとかTacちゃんとかが対抗するんですね。

これは見たい!

ちなみにこのセルバンテス。どれくらいすごいのかというとロードで言えばロッシが来るとか、サッカーで言えばメッシが来るとかそのレベル。

関係者はほぼ全員浮き足立ってます(笑)

なんか現地のロケーションもなかなか楽しそうな所なので、お祭りに参加気分で見に行くのも良いと思います

JNCC最終戦 AAGP爺が岳

秋も一層深まり・・・と書き出したいところだったのですが、金曜の夜に現地に向かった私の目に飛び込んできたのは・・・。

よく山の道とかに気温表示灯ってあるじゃ無いですか。現地の爺が岳スキー場直前の峠道で・・・。

「現在 -3度」

一瞬見逃しそうになりましたが、少しだけ車のペースを落としてじぃーっと見てみても、確実に数字の前に「-(マイナス)」の記号が・・・・。

車に乗っていたのであまり実感は無かったのですが、現地に着いて車から出てみると激寒。今年のJNCCはあまり天気に恵まれる事が無かったので、こりゃーまた大変なのかなぁ・・・なんて考えてしまいました。

翌朝、土曜日。

起きてみると・・・なんだか白い。

雪?

いえいえ放射冷却によって一面霜の銀世界。やっぱこりゃー寒くて大変なのかなぁ・・・・なんて考えていたら日が高くなるにつれて紅葉が美しい爺が岳が。

 

つい数時間前までTシャツを2枚重ね着してパーカー来て厚手のダウン羽織っていたのがウソみたいな絶好のレース日和。(土曜日はKIDSレースが開催されました)

ジャンパー脱いでパーカーだけになっても、少し動くと汗ばむくらいまで暖かくなってきました。

まぁこれも夜には晴れてしまった事による放射冷却で昨晩と同じ目に遭うんですけどね・・。

そしてレース本番の日曜日。

 

今回の出店は当店取り扱いオイルのLINK-OILさんが同行。お隣にテントを構えてもらい詳しい説明をしてもらいました。もちろん即売もしてオイルだけじゃ無く、ケミカル関連商品も注目を浴びていたようです。

エイビットとしてはラジエターが噴きやすい爺が岳なので、ラジエタークーラントを限定特価で持って行ったのですが、土曜日のウチに完売してしまうくらいの人気となりました。多数来店本当にありがとうございました。

 

で、いよいよ午前のFUNクラスがスタート。

今年はお仲間バイクショップのケイズさん名で「チームケイズ」として関西開催以外の全てに参戦してきました。今回の最終戦は冠婚葬祭が重なり来られなかった人が多く少人数の参加となりましたが、その分普段なかなか出走出来ない人が来たりして多いに盛り上がりました。

 

写真左は今回から新車投入のお仲間イガちゃん。そして奥の480番は前回爺が岳で1周も出来ずにリタイヤし、今回同じ事やったら断髪だ!と背水の陣で臨んだKTMショップ店員のちょんまげ君。

FUNクラスは朝の霜が溶け出しベチャベチャになるのか?と危惧されましたが、いわゆるベスコン。確かに難所では若干の渋滞こそありましたが、1周するのも大変ってほどのサバイバルにはならずみなさん笑顔で周回を重ねておりました。

懸念されていたちょんまげ君はスタート直前にまたしてもエンジンが掛からないトラブル発生。それでも周りの人間の介護(?)によりなんとかスタートを切り、難所で引っ掛かったりもしつつ無事に4周走りめでたく完走。

たしかにリザルト的にはたいした事無いのかもしれませんが、無事フィニッシュした彼の顔はもう満面の笑み。

そうなんだよね。

特にFUNクラスは順位とか関係無いのよ。自分との戦いだからね。途中で何度も投げ出しそうになりつつ少しでも前へ前へ・・・ってのはやっぱやりがいあるんです。

まして彼は普段はこの手のバイクを売っている側なわけですから、このちょっと人には言葉で伝わらない感動ってのかな、実感出来たのは大きな経験でもあったと思います。出来れば今後もたまには出て欲しいですね。更に言えば初参加のお客さんでも連れてきてもらってね「一緒にゴール目指しましょう」とかさ、本気で良いと思うよ。

 

 

そしてレースは終わり、続々と帰ってくるライダーの中にハッシー発見。彼こそウチらの仲間内での今年のMVP。ほぼ全戦に出場し確実にリザルトを上げてきました。

実際今年から乗り換えたKTMの250EXC-Fはシーズン前にはまともに乗る事さえ出来なかった彼。それがレースごとに経験を積み、今ではFUNクラスの引っ張り役までになりました。やっぱやり続けている人は強いよねぇ。

午前のFUNクラスはコレにて今年のJNCCシリーズが全戦終了。「次どうしよっかー」って言ってたハッシーのちょっとだけ寂しそうな顔が印象的でした。

そして午後。

 

いよいよ今年最後のJNCC 午後のCOMPクラスがスタート。 そうそう今年のJNCCをほとんど見てきましたが、今回の爺が岳は本当に台数多かったです。全部で575台、初参加っぽい人も多かったですね。

 

初参加と言えばこの人。

写真右側の863番、2年前の三宅島EDで同宿になり仲良くなった人です。左側の平田さんも同じ三宅島仲良し組。今年は私が給油のお手伝いをしてました。

こういうなんて事ないキッカケで仲良くなった人も多いんですよね。会場でもたくさんの人に声掛けて貰え楽しませてもらいました。

 

そしてレーススタート。

コース図からもかなりの難コースを予想してましたが、やはりと言うかとにかく今期一番の難コースだったみたいです。普段は弱音吐かないような人も「やばいやばい」と言っていたくらいです。

そしてチャンピオンは決定しているので年間ランキング争いで気になるお友達の出口君はレース前日にまさかの負傷。松葉杖をつきながら会場入りしてみんなをどよめかしていましたが、現在ランキング3位の彼には「走らない」って言う選択肢がありません。走らないと4位転落は間違い無い状態なんですね。

膝の靱帯を痛めてしまっているようで、キックが踏めない状態。それにくわえさっき言った通りの難コースと完走するのも難しい状況の中、なんとか走りきり6位フィニッシュ。逆にライバルがリタイヤになり順位が確定。

やっぱ最後まで諦めないのは重要なんすね。

 

しかしレースで全てを出し切った彼はレース終了後にそのままマシンごと倒れ込みこの状況に・・・。まぁ大事は至らず疲れ果ててただけだったみたいでひと安心。

で。

これにて今年のJNCC全行程が終了。

我らがJバザー出店組もいつもより片付けが遅いのね。みんなちょっとおセンチな感じでしたね。

 

 

片付けながらみんなが山を見上げているので何かと思ったら、珍しい形に飛行機雲が。

そういや長野だからあっちは松代方面かな?と思いつつ、そっか誰かが使徒でもやっつけたのか・・・とかくだらない事考えながらホントに全部終了。

帰り道中に遂に私は熱が出てしまい、身体がガクガクしながら休み休み帰ってなんとか帰宅。

 

帰ると2日間いなかった私に甘えてくるレンチ君。これもいつもの恒例行事になったなぁ。

ってなわけでレース情報とか出てきたらまた後でアップしまーす。