小さいネジ用の工具

お店に来たことがある人は分かると思いますが。
エイビットのお店のレジ脇には精密ドライバーが並べておいてあります。

レジ脇ってコンビニとかでもそうですけど買い物ついでに・・・あ!これも。
って購入しそうな商品をおいておくんですね。で、ウチは精密ドライバーを置いてます。

なぜ精密ドライバーなのか・・・それは通常の車両整備ではほぼ出番がない工具なのに、たまーにひょっこり出てきて困らせてくれるから。
普段はあまり出番がないのでなかなか購入機会がないので、たまたま目に入ったりすると買っていく人多いんですね。

で、そんな精密ドライバーですがこんな揃え方もあるんです。

pb_1110esda002

PB 精密差替ドライバーセット(ESD仕様)

HPでの説明でもありますが整備向けに工具を揃えていくと、こういう工具って結構盲点なんですよ。
実際普通に整備しているだけだと使わないんだけど「整備してるから工具はそこそこ持ってる」と言う意識があるだけに、たまに出てくる小ビスで困るとダメージでかいんですね。

で、このPBのやつは「と・・・言いつつもそんなに精密ドライバーはいらないんだけど」と言う人にはうってつけ。

pb_1110esda004

こんな感じで両頭のシャンクが入っていて、差し替えて使えますのでちょっとした時に使う事が出来ます。プラス&マイナスで#00#0#1の3種類がカバー出来ますので必要十分。

pb_1110esda006

専用ツールロールも付いているので、クルクルっとまとめて工具箱のスミに置いておけるので買っておいて損じゃないと思います。

結構工具持っているツモリだったんだけど、何気ないネジが外せない屈辱を少しでも少なくしておきましょう。

いろんなHEXレンチ

 

いよいよ「THE 夏」の8月も終わりますね。
とてもとてもアンニュイな気分になります、これってきっと学生時代の刷り込みですよね。

 

さて今日は各種ある工具の中でも代替が効かない工具のひとつ、HEXのお話。

HEXってのはつまり六角のネジの事。キャップボルトと言えば分かりやすいかな。(アーレンキーとかも言います)
これ普通のボルトナットと違って横からアクセス出来ないし、モンキーみたいなアジャスト出来る工具も無いので、キチッと揃えてあるかどうかがキモになります。

当店でもっともスタンダードなHEXの工具で定番人気なのがこれ。

PB レインボーL型HEXレンチ(シルバーモデルもアリ)

スタンダードなL型HEXレンチは、とりあえずHEXなネジには関係無いって人でも持っている工具だったりしますよね、まぁ整備だけじゃなくいろんな用途があるのが工具ですから基本的なところは揃えておきたいもんです。

しかしHEXネジが要所で出てくる車種にお乗りの人やプロメカさんの場合、こういった定番のスタンダード工具だけじゃ全て対応出来ないって事も多々あるんですよね。

Ko-ken Z-EAL 3/8HEXソケット

例えばこんなソケットタイプ。これは主にトルクが欲しいところで必須になる工具です。
実際にやった事ある人なら分かると思いますが、6ミリ以上のHEXの場合結構なトルクになってくるのでL型レンチでは厳しい場面があるんですよね。

ですのでHEXがそこそこ出て来る作業が多い人はソケットタイプも揃えておきたいです。

 

そして手元での作業が多いと持っていて便利なのがドライバータイプ。

PB スイスグリップHEXドライバー

例えば取り外した部品を机の上に置いてさらにばらす・・・とかの場合にはやはり重宝する工具です。使う場面が限られる工具ではありますが要所で持っているととても便利に使えますね。

 

とまぁ一言でHEXレンチと言っても工具の種類は豊富です。この辺を臨機応変に揃えておけば大抵はなんとかなるのですが・・・・。

普通のボルトナットに比べてアクセス方法が限られてしまうキャップボルトのHEX。

例えば12ミリのボルトがあったとして、普通に回すならラチェット&12ミリソケットで回せますよね。
しかしそのボルトの上にホースとか部品があったりしたら横からしかアクセス出来ません。そんな時は横からメガネ差し込んだり、真横からスパナ入れたりってなりますよね。

しかしHEXの場合は。

キャップボルトっていうくらいなので真横からのアクセスはまず不可能。ボールタイプで逃げられる範囲ならば問題無いんでしょうけど、それも無理な場合には出来る事って限られてきてしまうんですね。

そんな時に威力を発揮してくれるのが「ショートヘッドHEX」

PB ショートヘッドL型HEXレンチ

例えばこれとかは通常のHEXレンチよりも曲がってからがかなり短く作られております。

スタンダードと比較するとこんなに短いんですね。で、これでも無理っぽかったら・・・例えばこんなのもあります。

ANEX スリムオフセットドライバー

これなんかもう板に超短ビットが生えている感じでして、せっまい隙間でもなんとかなったりします。

この通り。

こんな感じでキャップボルトであるHEXは面倒な場所にネジがあると途端に大変な作業になったりします。
ここで紹介した物をすぐに買え!とかでは無く「へーこんなのあるんだ」と覚えておいてもらって、いざってときは思いだしてくれれば嬉しいです、はい。

使えるドライバー番外編

自分でも車いじったりバイクいじったりしてまして、出先とかでは工具を頼りにされたりもするのですが。

現場で「ちょっとだけ工具貸してー」とか言われて貸すと後日かなりの確立で購入してくれる、ちょっと便利な工具ってのがあります。そりゃね、工具店やってますから人よりはいろいろ工具も見て知ってますし、ましていろんなプロメカさんとの交流も多いですから変則で便利な使い方とかも聞いて知ってますしね。

 

で、今日はそんなちょっと便利な工具のドライバー編。

ドライバーと言ってもアンチカムアウトなプラスドライバーじゃ無くマイナスドライバー、そしてさらに言えばネジ回しじゃなくて工具店としてあまり推奨出来ないこじるドライバーのお話。

車やバイクとかを整備していると出てくるゴムキャップとかダストシール。あの手のものをクイっとうまい事めくるのって結構面倒でして、さらに言えばその下地を傷つけたくないもんですよね。

そんな時に便利なのがこれ。

ktc_abo1001

KTC シールピックツール

いきなりドライバーじゃないじゃん!って言われそうですが、ドライバー形状って事でご勘弁。このツール、ほんとに便利でしてちょっとした物をクイっと剥がすとっかかりに凄く使えます。
(※ちなみに本来は縦方向にシールを押し込むのに使うツールです)

ktc_abo1002

先端は丸くゆるく作られていて相手を痛めにくいのも良いですね。

名前がシールピックなので硬いシールとか向けだけだと思われがちですが、こじり方向でもクイっと使えるんですね。

 

しかし。

これだけじゃちょっと足りない。クイっと隙間をあけてから確実に外してくれる相棒となるドライバーが必須なのです。

それがコレ。

pb_cabdora_nw2

PB キャブドライバー各種

番手は好きなの買えば良いのですが個人的にオススメは#4 幅があり、さっきのシールピックで開いた隙間にこれを差し込んでねじれば完璧です。

何故、このキャブドラなのか?

その秘密がこの先端形状。

pb_cabdora_nw3

普通のマイナスドライバーよりもテーパーの角度がきつくあいた隙間を押し広げるのに都合が良いんですね。そしてよく見ると綺麗に面取りしてあり相手を痛めにくい形状をしています。いろいろ試しましたが不安なくダストシールを外したりするには、この2点がかなりベストな組み合わせです。

もちろん同軸径のドライバーですのでホールの奥にある調整ネジにもアクセスしやすいですし、買っておいて損じゃ無いドライバーだと思います。

 

単純なボルトナットだけの整備ならばなかなか揃える気にならない工具ではありますが、そういったちょっと面倒系な作業にはすごく便利に使える工具の一例です。

是非お試しくださいませ。

ナノコートビット

使い勝手うんぬんの話は置いておいて。

やはり整備の現場に欠かせないのが六角軸のビット各種。これさえそこそこ揃えて持っていれば最悪キチンとした工具を持っていなくてもなんとかなっちゃうんだから助かります。

そんなビットですがいわゆるピンキリありまして、それがなかなかユーザーに伝わりにくい状況だと思います。

そんな意外と選ぶの難しいビット各種ですけど、ひとつだけ飛び抜けてオススメなのがPBのナノコートビット。

2015_presisionbits_header_05

種類も豊富だし作りもばっちりだし、と言うことない工具なのですが。

もっと言えば錆びにくいんですね。これビットだと結構重要のファクターのうちのひとつでして安価で作りやすいビットではあまりメッキされる事がありません。
またメッキ処理自体も実はあまり良いことなくて、公差が厳し目なプラスとかでは正直メーカーも使いたくないってのが本音だと思います。

そこでPBがとった手法がナノコート。

これ語弊を恐れずに言うとアルマイト処理みたいなもんでして(実際は違います)

設計の公差に影響なくキチンと処理出来る表面処理なんです。種類も豊富だし単品供給もバッチリだしでお店でもかなり売れております。

へぇーそんなのあったのね。って人は一度見てみてくださいませ。

>>ビットカテゴリー

色分けも楽しいので自分用に揃えてみましょう。

 

PBコンビネーションハンマー

整備のおいて「ひっぱたく」と言う行為は出来るだけやりたくないのですが、タガネやポンチを叩いたりカシメを外したりといろいろ出てくるんですよね。

で、叩くと言えばハンマーなんですがエイビットのオススメナンバーワンとしてはやはりPBの無反動ナイロンヘッドハンマー。

何度かこのブログでも紹介しているとおり、プラハンと鉄ハンの中間くらいな性格のハンマーでして、様々な作業で非常に重宝するハンマーです。

 

が、しかし。

やっぱり鉄ハンマーの威力が欲しい時もありましてPBのナイロンヘッドのハンマーと鉄ハンマーを2本持ちしていた人も多いはず。

で、そんな人向けに出た新商品が待望のPB無反動コンビハンマー。

pb_combhmXX1

・PB 無反動コンビネーションハンマー

これなら1本で2役。しかもPBの高性能無反動ハンマーなので、普通の鉄ハンマーよりもしっかりとちからを掛けて叩く事が出来ます。

無反動って聞くと「手にショックがかえってこないハンマー」くらいな認識の人も多いと思いますが、実はショックがかえってこないと言うことは・・・。

チカラが逃げずにガツンと叩ける事でもあるんですね。これは言葉だけじゃ無く実際に体験して欲しいですね。

現場ではかなり重宝するハンマーだと思いますよ。