お買い得工具セット

#この記事は再投稿となります。12月に入り問い合わせが増えてきましたのでもう一回見てみて下さい。

 

 

毎年恒例の大人気工具セット、SIGNETのメカニックツールセット2015がついにお目見えしました。

なんせ通常価格の半額以下で購入出来るお買い得セットですので、毎年多数のご注文を戴く人気のセットです。

sig_2012setX6

・SIGNET メカニックツールセット2015

今年も熟成が進んだ基本ツール構成で初めての工具って人も、2台目以降って人にもお薦めの工具セットになっております。

sig_2015toolX2

そして今年の限定カラーはなんとなんとのピンク。(そしてオレンジも!)確か10年前くらいにKTCの両開き工具セットで限定があったと思いますが、引き出しタイプの工具箱でこのカラーはド派手でいいですね。

sig_2015toolX6

細かな変更点と言えば人気のウレタンマットの表面がカーボン調になりちょっとかっこよくなりました。そして写真の右下部分に入っているのが今年新発売のレンチ。

sig_2015toolX7

何故か阿修羅と名付けられたクイックレンチです。1本で3~4ミリほどの幅を自動調整で回せるのでかなり重宝すると思います。写真の4本で8~19ミリまで対応、もちろんインチもOKです。

カラーは全6色ありましてベーシックカラーだとやはり赤、店舗での人気はブラックが売れてますね。今年の限定カラーはかなりカッコイイし欲しい人は早めに唾付けお願いします。

#お店に見本品もありますので現物見たいって人は是非どうぞー。

どこまで楽しむのか。

いよいよ12月突入。今の時期だと私は年始の事まで考えないといけないので裏方仕事がかなり忙しくなってきてます。

見積り依頼とかも多いのでとにかくパチパチとPCとにらめっこですね。

 

で、今日なんですけど1ヶ月前くらいに仕上げて寄稿しておきた原稿がひょっこりアップされてました。

 

この中に「整備は出来るだけマメにやって」といった事を書いているのですがこの件を誤解して欲しくないな、と思い補足の事でも書いておこうかと思います。

こういった「出来る事は自分で整備しましょう」的な事を書くと、なるべく安く済ませようって事なのかな?と思う人も多いと思います。

まぁうちは工具店ですからね、工具買ってもらって整備して欲しい気持ちも無いと言ったら嘘になりますが・・・、そうじゃ無いんですね。

 

 

話は逸れますけど「整備と修理は別物」という言い回しを私は良くします。

日常のメンテナンスとかを時間気にせずのんびりとやって愛車をバッチリ仕上げた りするのは楽しいんです。

ところがそれが何か壊れてしまったりして直す作業、つまり「修理」となると途端にテンションが落ちます。このニュアンスは分かる 人には分かると思いますが、やってる作業は似てても全然別物なんですね。

IMG_2073

 

つまり何が言いたいのかと言うと・・・、好きでやってるんです、日常のメンテナンスはね。愛車のネジ外して磨いて組んでってのが楽しいんですよ。

別に金なんて関係無いんです(まぁあるっちゃあるけどw)

愛車で遊んでドライブやライディングを楽しんで、家帰って来て洗車して、そんでもってばっちり整備。 ←ここまでがワンセットで楽しいんです。

 

このブログを読んでいる人の多くはウチとお付き合いがあったりして整備でも楽しんでいる人が多いと思うので分かると思いますけど、実際自分でいろいろ揃えてやるほうがコスト掛かったりする場合も多いですからね。なので「とにかく安く安く!」とかしか考えられないのならば自分で整備するメリットってあまり無いんじゃないかな?と思います。

 

そして私は職業柄プロメカさんをリスペクトしてます。

なので自分じゃ出来ない、とかプロに任せた方が良い、と判断した場合にはちゃんとお金払ってプロに任せます。この自分でやる・やらないのボーダーは整備上級者ほどうまく使い分けてて、そういう人ほどちゃんと行きつけの任せられるショップさんともキチンとしたお付き合いをしてますね。

今はSNSとか使って大騒ぎすればあるていど小難しい内容の整備の事も情報を得ることは出来ると思いますが、その後に何も残らないようならプロに頼ってやってもらうって案を候補に入れて欲しいと思ってます。

 

んー、うまく言えないけど自分の整備にまつわる環境って最終的には自分で構築していくしかないと思うんですね。

なので「ここまでは楽しむ」そして「ここからは楽しむために人に任せる」といった区切りをうまく使い分けて欲しいと思います。なんかね、ケチケチするために自分で整備するみたいな捉え方されるのが嫌なので書いてみました。

 

お店では年末年始の連休に合わせ重整備に関する工具の質問や整備の問い合わせが増えてきております。今のうちに準備しておけば部品の手配とか余裕で間に合いますからね。

年末の押し迫った頃に慌てなくても良いように、みなさんもいろんな準備をしておきましょう。

100Vのコンプレッサー

サンデーメカニックさんには整備のステージをひとつ上げてくれるアイテムとして人気の家庭用コンセントで使える100Vのエアーコンプレッサー。

各社からいろんなモデルが出てますが、ぶっちゃけどれ買ったら良いのか分からない、そしてやっすいモデルもイッパイある現状。

 

そんな人にちょっとだけアドバイスするとですね。

かなりぶっちゃけトークになりますが・・・安いコンプレッサーはそれなりって事ですね。ホームセンターとかでも安売りされているコンプレッサーは各社価格破壊の過当競争の末に安いモデルしか生き残れない状況になっております。そのせいで新品購入後の3年以内にはどこかしらトラブルを抱え、下手すりゃ1年でダメになる物も多い工具の代表選手になってしまいました。

10年前くらいまではまだDIYユース向けの5万円台な中堅モデルも結構あったんですけどね。今は激安モデルしか選択肢が無く、ちょっと良い奴欲しいって人には厳しかったです。

 

そんな中、SIGNETがやってくれました。

sig_compX2

・SIGNET 100Vオイルフリーコンプレッサー(静音モデル)

久々の中堅モデルの登場です。こんなコンプレッサーを待ってたって人は多かったんじゃないでしょうか。

100Vで使える家庭用モデルは上でも書いた通り激安モデルしかなくなっていた状況でして、そういうモデルって重要部品とかも安価なパーツで組まれていてとても壊れやすかったんですね。(そりゃ、あの価格ならまともな部品は使えませんよね)

そして「音」

ブバババババババ!とかなりの音がするコンプレッサーは住宅街にお住まいな人にはちょっとムリめな音量でしたもんね。

 

そんな悩みを解決出来るのがやっと出ましたね。

sig_compX4

スペックは100Vの1馬力コンプレッサーとしては普通な感じ。唯一だとアルミの30Lタンク搭載って事くらいですかね。

sig_compX6

タイヤはついてませんのでコロコロと転がして使う事は出来ませんが、持ち運んでもこの通りな感じですので問題無いと思います。

 

実際に見てさわって動かしてみましたが、現物もかなりいい感じ。

もう少ししたら実働のデモ機も店に置こうと思ってますのでご期待くださいませ。

あると便利なドライバー

自分でも車いじったりバイクいじったりしてまして、出先とかでは工具を頼りにされたりもするのですが。

現場で「ちょっとだけ工具貸してー」とか言われて貸すと後日かなりの確立で購入してくれる、ちょっと便利な工具ってのがあります。そりゃね、工具店やってますから人よりはいろいろ工具も見て知ってますし、ましていろんなプロメカさんとの交流も多いですから変則で便利な使い方とかも聞いて知ってますしね。

 

で、今日はそんなちょっと便利な工具のドライバー編。

ドライバーと言ってもアンチカムアウトなプラスドライバーじゃ無くマイナスドライバー、そしてさらに言えばネジ回しじゃなくて工具店としてあまり推奨出来ないこじるドライバーのお話。

車やバイクとかを整備していると出てくるゴムキャップとかダストシール。あの手のものをクイっとうまい事めくるのって結構面倒でして、さらに言えばその下地を傷つけたくないもんですよね。

そんな時に便利なのがこれ。

ktc_abo1001

・KTC シールピックツール

いきなりドライバーじゃないじゃん!って言われそうですが、ドライバー形状って事でご勘弁。このツール、ほんとに便利でしてちょっとした物をクイっと剥がすとっかかりに凄く使えます。
(※ちなみに本来は縦方向にシールを押し込むのに使うツールです)

ktc_abo1002

先端は丸くゆるく作られていて相手を痛めにくいのも良いですね。

名前がシールピックなので硬いシールとか向けだけだと思われがちですが、こじり方向でもクイっと使えるんですね。

 

しかし。

これだけじゃちょっと足りない。クイっと隙間をあけてから確実に外してくれる相棒となるドライバーが必須なのです。

それがコレ。

pb_cabdora_nw2

・PB キャブドライバー各種

番手は好きなの買えば良いのですが個人的にオススメは#4 幅があり、さっきのシールピックで開いた隙間にこれを差し込んでねじれば完璧です。

何故、このキャブドラなのか?

その秘密がこの先端形状。

pb_cabdora_nw3

普通のマイナスドライバーよりもテーパーの角度がきつくあいた隙間を押し広げるのに都合が良いんですね。そしてよく見ると綺麗に面取りしてあり相手を痛めにくい形状をしています。いろいろ試しましたが不安なくダストシールを外したりするには、この2点がかなりベストな組み合わせです。

もちろん同軸径のドライバーですのでホールの奥にある調整ネジにもアクセスしやすいですし、買っておいて損じゃ無いドライバーだと思います。

 

単純なボルトナットだけの整備ならばなかなか揃える気にならない工具ではありますが、そういったちょっと面倒系な作業にはすごく便利に使える工具の一例です。

是非お試しくださいませ。

PBナノコートBIT

ドライバーやL型HEXレンチ、ポンチやタガネ等々で人気のスイスのPB。

スイスと言う国はいわゆるドイツ圏と呼ばれる工業国なので、工具のメーカーも実は多いんですね。そんな工業国のスイスで世界的に有名なメーカーなわけですから、常に革新的な事をやってきて私達を楽しませてくれます。

ちなみにあの臭いドライバーグリップだって当時ではかなりチャレンジな「溶剤に溶けない樹脂」としてすごい事だったんです。そうあの匂いの原因は耐溶剤の成分の匂いなんですね。

 

で、そんなPBが10年ほど前から採用したのがビット類に施したナノコート。

pb_bit_all1

・PB 1/4ナノコートビット各種

100分台を必要とする工具の公差をメッキせずになんとか錆を防止したいと考えた末のPBの結論でした。よくアルマイトを混同している人がいますが違う処理でして摩擦にも強く錆びにくく、工具に適した処理として今では人気のシリーズとなっております。

 

いろを付ける事も容易でしてビットの種類ごとに色分けされていて、カラフルな見た目だけで無く現場でも重宝する存在です。

確かに価格的にはお高いのですが、自分の用途にあった物を数点購入する分にはかなりオススメなビットだと思います。

 

そしてこれからの季節。

ウィンタースポーツではビンディング等に使われているポジドライブのビットの問い合わせが増えます。

pb_bit_all5

錆びにくくコンパクトに持ち歩けるPBのナノコートビット。

オススメですよー。