JNCC 開幕戦 サザンハリケーン阪下

行ってきました大阪。

金曜日の夜に出発して翌朝に到着、JNCC事務局の改変等あり多少戸惑ったりしたものの、とにかく今年2014年のJNCCが開幕であります。

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JNCCへの出店もなんとか慣れてきまして、いつものメンバーに軽く挨拶しながらさくっと設営。天気は良いのですが気温がなかなか上がらない中、多数のご来店ありいがとうございました。

チームABITとしても参加しておりまして、こちらはチームピット。

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FUNクラスに1台、COMPクラスに3台参加。大阪は遠いのでなるべく移動費節約の為にハイエースにバイク2台と出店備品を満載で移動しました。

そのため出店の商品がいつもの半分ほどになってしまってご迷惑をお掛けした人もいましたね。スミマセンでした。

 

土曜日は試乗会とか下見ツアーとかいろいろあったのですが、私はお店で仕事してるし仲間はみんな徹夜でダウンしてるし・・・で、結局大阪本番は前夜祭からスタート。

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大阪といえば粉物のイメージしか無い貧相な頭の私は迷わずお好み屋さんへ。

ありこち声掛けていたら総勢18名の飲み会になって大盛り上がりでした。

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この写真の中だけでもかなり濃いメンバー。前に紹介した北陸のゴテン君とかその師匠の鉄人山本さんとか、本年よりエンデューロIA様になったビックさんにフリーライドマガジンのミカミ編集長、ウブカタジャパンのウブカタさんに5W60のワッシーさん。

で、真ん中でビール持って犬がうんこ我慢してるみたいな顔してるのが一部の人に絶大な人気を誇る総帥です。

そんでもって深い話やバカな話をしているウチに夜は過ぎ・・・。

 

あけて日曜日。

いよいよレース当日です。今回の大会では事前情報でもあがっていた丸太が大注目ポイントでした。

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だって・・・こんなに・・・(笑) 下にいて肘ついてるのが慎重180センチの無糖君。この丸太がいかに巨大か分かって頂けると思います。

 

そこを・・・。

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ドーン!

っと毎周乗り越えるわけです。まぁこの丸太区間は上のクラスだけしか使われないので、これくらいは平気って人が多いのですが、それでも3時間の耐久レース。徐々に削られた体力が普段出来る事を出来なくしていきます。

これがレース本番でどういう展開になるのか楽しみでしたね。

 

で、いよいよ2014年が始まるいつもの一斉スタート。

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会場はかなり盛り上がってましたね。

みんなこの日のために練習したりマシン整備したりしてきたんです。そりゃー気合い入りますよね。

 

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コースはまさにベスコン。

午前は夜露のせいもあってか埃もたたない良コンディションでした。そんなこんなで午後のコンプクラスもスタート。レース内容等はあちこちで語られると思いますので丸太を紹介。

 

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まさにドーン!

写真はまだ前半なのでキッカケの土盛りがあるから低く見えますが、後半戦はどんどん掘れてきてしまいかなり厳しい状況になってましたね。

とにかく見応え十分でした。

 

ウチのチームはエースのナガチャンがスタート失敗で後ろからの追い上げレースになってしまいました。このコースはコース幅が狭いのでかなり実力差が無いと抜いていくのは大変なんですよね。なので徐々に追い上げるも平凡な成績で終わってしまいました。昨年は10位だったので本人は狙っていたんですけど惜しかった。

そして無糖は・・・。

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レース後半にブレーキ破損でDNF。

コース上でたたずむ姿を多くの人が見たと思います(笑)

 

そんなめっちゃ盛り上がってめっちゃ楽しかったJNCC開幕戦も終わりまして次戦は広島大会。私はさすがにお伺い出来ませんので次回の参加は5月の鈴蘭となります。

 

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レースが終わった会場の雰囲気とか好きなんですけど、のんびりしてると帰宅が翌朝になってしまうので早々に退散。

現地でお世話になった方ありがとうございました。

 

追記:丸太セクションの動画があがってました。こんな感じ

 

 

 

 

テストリードピン

何度か書いてますが車両整備に関わる工具って実はそんなに革新的な進化ってなくて、ちょっとだけ何か変わったり少し高性能な物が出たりで基本的な所ってあまり変わって無いんですよね。

そんな中でも工具が進化し続ける理由はなんといっても車両側の進化。

昔じゃ考えられなかった箇所の整備とか、普通のドリルじゃ穴が開けられない鉄板とか、いろんな所が進化している現代の車両。工具だって基本的なところは変わらないなりに進化はしているわけです。

で、昭和の後半から起きた自動車の大きな進化って言えばやはり「キャブ→FI」かと思います。

電子制御が当たり前になりそれを補助する形で各種センサーも大きく進化&増設されました。

これは昔ではなかった整備項目を生み出しまして、近代車の必須工具にこういったものが登場。

・カイセ デジタルテスター
・テストリードピン

今やメーカーのサービスマニュアルには「デジタルテスター使用」と書かれていて、アナログテスターの役割はほとんど終了してしまいました。

そしてそれを補助するプローブであるテストピンもセンサーの小型化に合わせ極細化。

左が今までのテスターの先端ですが、この太さだとセンサー系の測定が出来ないんですね。

そこで右側のテストリードピンを使う事になります。今や現代の必須工具にもなっているくらい重要な工具でして、コレ無しでの電装整備はなかなか厳しいですね。

意外とまだこれの存在を知らずに自作工具でなんとかしている人もいるらしいのですが、専用の延長リードで簡単に使えますからオススメの工具です。

JNCC Kickoff

2013年の最終戦、爺が岳のAAGPから3ヶ月ちょっと。

いよいよ2014年シーズンの開幕戦、大阪のプラザ阪下でJNCC(ジャパンナショナルクロスカントリー選手権)が開催されます。

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>>JNCC HPはこちら

私もこの開幕戦は毎年行ってまして今年も出店ブースに参戦予定。

なかなか西のお客さんと会う機会が無いので興味がある人は是非ご来場ください。(入場料が掛かります、ご注意ください)

 

ちなみに会場のプラザ阪下。

基本は周回出来るロングのコースがありJNCCのコースの中でも難易度は低めでスピードレースになりがちなのですが、毎年趣向を凝らした人工セクションで楽しませてくれます。

今年は開幕戦にあわせBaja1000でも優勝したデビット・カモ選手が招待でくるとの事で、コース設営組も気合いが凄いす。

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なにこれ(笑)

まぁ中央ラインは土が盛ってあるのでなんとかなると思うけど、今バイクがあるラインはまさにデッドラインやんw

 

ウチのチームからも3名出場。

今年も盛り上がっていきましょー。

#あ、土日も羽生のお店は普通にやってますのでご来店もお待ちしております。

 

 

スクレッパー

工具の販売を長くやっているといろんな職業メカニックさんとも話をする機会が増えます。

基本車検くらいしかやらない人からレースエンジンだけを専門にやる内燃機屋さんまで様々。

で、そんな整備環境の違う人達が口を揃えて面倒だと言うのがガスケットの除去。

個人のスキルとか関係無しにとにかく無心で削り取るしか無い作業なので、広い面とかの場合とにかく時間が掛かります。

ガスケットの除去方法にはいろいろありますし、今は有効なケミカルとかもあるのですが、最後は手でガシガシ削るしかないんですね。

そこでスクレッパーの出番となるわけです。

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・KTC スクレッパー各種

スクレッパーの種類として主な違いは刃幅と刃の材質。

刃幅は個人の好みとかありますし、やっているエンジンとか補記類で使いやすさが違うと思います。

ですので「ちょっと便利なスクレッパー」となると材質の違いですかね。

その中でもウチで昔から定番人気なのがKTCのセラミックスクレッパー。

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こんな感じで刃先にセラミックの塊が取り付けてあります。

刃の形状はそんなに鋭く無いのですが、これが・・・かなり使えるんですね。

メーカーの注意書きにも「刃を立てすぎると対象物自体をキズ付ける恐れがあります」と書かれているくらいの優れ物。

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また刃の鋭さが関係無いセラミックはこのように横方向にも使えますので狭い場所やピンを逃げつつ・・・なんて場面でも便利なんですね。

この工具は口頭やWEBの文章では伝えにくいので、とにかく一度体験して貰った方が良いと思います。

現在セラミックスクレッパーのスタンダードサイズをセール中です。この機会に是非どうぞ。

GEKKO-ONE

昨年の今頃、覚えてますかね。

千葉県の富津市で開催されたスクラッチマウンテン。オフロードレースの中でもかなりハードな走破系と言いますか、難所をがんがん突き進むエクストリームエンデューロ。

 

この手のハード系エンデューロは西高東低と言われ、その道の猛者ではやはり関西から九州に集中しております。まぁ好きな人が多くそういった大会が多く開催されているってのもあるんでしょうけどね。

で、そんな国内の本場である西の方、山口県下関市のフィールド幸楽トライアル場で開催された日本初のエルツベルグ方式のエクストリームエンデューロの情報がいろいろ入ってきました。

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>>GEKKO-ONEのHPはこちら

レース形式はエルツと同じ。

予選でハイスピードのタイムトライアルして予選順に整列。本戦は設けられたセクションを走破してだれが速く1周出来るかの戦い。

でもでも、その1周が超大変。

結果から先にいってしまうと今回の大会では「誰も1周出来ませんでした」

まぁ田中太一選手は1周したんですけどね、途中のチェックポイントのチェックミスなのかカウントされずに失格になってしまいました。で、2位を走っていた選手は制限時間を2分オーバー。

 

いろいろね、書きたい事もあるのですが安いコメントよりもこれ見てくれれば分かると思います。で、出来ればこういうのに出たい!と思う人はもちろん、こういうの見たい!って人が増えれば嬉しいかな。

 

追記:海外のエンデューロ専門サイトでも大きく取り上げられてます。それくらい凄い大会だったんです。