ランタン型のLEDライトおすすめ

ひと昔前と違ってLEDライトの高性能化が激しい近年、実用度も満足なものが多数販売されております。
それでも価格の差というのは存在しまして、ちょっと良いライトとイマイチなライトって結構あるんですよね。

で、当店取り扱いでちょっと良いLEDライトというとストリームライト。
LEDライトの老舗メーカーでして電源も含め安心してオススメ出来るライトのひとつです。

で、LEDライトというと以前はどうしても指向性が強く真っ直ぐ照らす事に特化した製品が多かったのですが、現在主流になりつつあるCOBタイプ(チップオンボード)は拡散光で省電力なので様々な光源としても活躍しております。

そんなライトの中でもエイビット店舗でかなり売れているのがこれ。

ストリームライトシージランタン

COBタイプのLED採用、ランタン型ライト。
ランタンというとどうしてもキャンプとかアウトドア系のイメージですが、広域を照らすという使い方は整備の現場でもかなり重宝します。

向かって左がスタンダードモデル。

シージランタン

ストリームライト シージLEDランタン

単一電池採用のフルスペックモデルとなります。
このライトのすごい所はその電池の持ちですね。

・ハイ/340ルーメン 30時間
・ミディアム/175ルーメン 70時間
・ロー/33ルーメン 295時間

となっていて照明代わりに使うならロー点灯でひと夏どころか1年くらい電池が持ってしまいます。
こういう外にも持っていく可能性のあるライトは、出先で照明がつかないってのはすごく嫌ですからね。
充電式等のライトと較べてもとても便利だと思います。

そしてこれのミニ版が…

シージランタンミニ

ストリームライト シージLEDランタン[ミニ]

こちらは電池も単3電池使用で本体もコンパクトになっております。
スタンダードモデルと比べると電池の持ちは劣りますが、気軽に使える大きさは魅力的ですね。

このランタン型のライトですが、普通にランタンのように使うはもちろん。

ランタン内部

こんな感じで上部ケースを外してあげると…

上から照らす本当に照明にようにも使えます。
ひとつ持っていると出先用はもちろん、自宅のガレージ用にもかなり便利に使えると思います。

ストリームライトシージランタン

ハンドライト以外で使い勝手のよい照明を探している人はこういうライトも検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみに現在このシージLEDランタンミニの色違い、ピンクリボンモデルがセール中です。

ピンクリボン

・ストリームライト シージLEDランタン[ミニ]ピンクリボン 限定特価品

期間限定の大特価となっておりますので、気になった方はぜひどうぞ。

手元の作業に便利な拡大鏡

「ほんっと急にくるよ!その時になればわかるって」

と、昔年配のお客さんに言われた老眼の話。
その時はぶっちゃけ「へぇ」くらいにしか聞いてませんでしたが、自分にそれが訪れるともうその人の言う通りでした。
ほんっと急に、印象としてはある日突然手元の小さな文字が見えなくなるんですわ(笑)
私が仕事柄工具の小さなサイズ刻印とかを見なければいけないので、これ結構クリティカルな老いを感じた瞬間でした。

で、まぁ。
そんな事で嘆いているだけでは仕方ないので近づけて見てみたり、いろいろやるのですがやはり便利なのが拡大鏡である「ルーペ」

ルーペ

今日はそんなルーペの整備向けに出ているものをふたつ紹介してみたいと思います。

HOZANルーペ

HOZAN LEDアームルーペ

手元で行う精密系作業用としては最強のHOZANの卓上型アームルーペです。
LEDのライトとしても活用出来る本格派でして、価格もそこそこするのですがお店ではわりかし問い合わせの多い商品ですね。

HOZANルーペ

企業向けと思いきや個人ユーザーからの注文も結構あるので、みなさん似たような事で困っているんだと思います。

そして新発売後からすごい勢いで売れているのが同社のめがね型。

HOZANめがね型ルーペ

HOZAN めがねルーペ

老眼鏡とはちょっと違う拡大率で両手がそのまま使えるし、自身も移動しながら使えるので使ってみると超便利です。
逆にいえば今までなんでなかったんだろうって思うくらいのルーペですね。
私は普通の遠視めがね使っているいるのですが、そういう眼鏡の上からも掛ける事が出来て、なおかつ使わない時は跳ね上げておけます。

こういう作業補助系の工具ってなかなか購入に踏ん切りつかない事も多いのですが、このめがねルーペはすごい勢いで売れております。
我慢して見えにくい相手の作業をするよりは、多少不格好でも安全確実にいきたいですね。

プロチの大きいトルクレンチ

発売以来じわじわと人気を伸ばしているプロチのプリセット型トルクレンチ。

プロチトルクレンチ

プロチ 薄型プリセット型トルクレンチ

めっちゃ安いってわけではないのですが、それでも安価なトルクレンチシリーズの中では一番人気のトルクレンチとなっております。
特に「レース会場や出張先に持っていって使う」層にはかなりの人気でして。

プロチトルクレンチ

商品名にも付いている「薄型」なボディが持ち運びにもいいみたいですね。
またトルクの設定方法もオーソドックススタイルなわりに見やすいと評判でして、2本目以降の購入層にも高い人気を誇ります。

プロチトルクレンチ

こんな感じでシルバーボディに印字してあるので、小さい文字だけど視認性は良いんです。

そしてこのトルクレンチのもう一つの人気が大きいサイズのトルクレンチです。

●ラインナップ
・1-5Nm 差込1/4 全長240mm
・5-25Nm 差込3/8 全長275mm
・10-50Nm 差込3/8 全長275mm
・20-100Nm 差込3/8 全長380mm
・40-200Nm 差込1/2 全長505mm
・60-300Nm 差込1/2 全長695mm

このラインナップの中でも「60-300Nm」のトルクレンチがかなり格安でいろんな企業ユーザーからも多くのご注文を頂いてます。
安いトルクレンチのシリーズってサイズ設定が微妙だったりしますが、これは上限300Nmまで使えるものがありますからね。

整備上大きめなトルクレンチが必要になったらこの記事を思い出してみてくださいませ。

なんでも入る大きな工具袋

整備する状況っていろいろあると思いますが、出先での整備って難しいですよね。
アレがないとか、これ持ってくるの忘れた……とかね。

更に工具の置いてある場所から離れてしまったりすると、もう行ったり来たりと効率が悪いんです。
で、そんな経験があるお客さんから結構問い合わせがあるのが
「とにかくデカイ袋ってないですか?」

なんでも台車だと路面悪いと厳しいらしく、階段とかあると面倒なので、可能性のある物を全て放り込んでちょっとだけ移動したいと。
で、そんな方達にかなり好評を得ているのがこれ。

ring_T500MXX5

リングスター 大型ツールバッグ

もともと建築現場用に作られているのでかなり丈夫な大型バッグです。
これこのままだとどれくらいデカイのか分からないと思いますが……

ring_T500MXX3

例えば同社の手持ち樹脂製の工具箱を2個。

ring_T500MXX4

更にその上にヘルメットをポンと置いて。

ring_T500MXX1

全部入れてもこんな感じ。
まだまだ隙間に差し込む余裕はありますが、工具箱に実際に工具が入っていると重量的に人間が厳しいカモ。

これだけ雑多にいろんな物を放り込んで使えれば現場ではかなり重宝します。
まして布製のバッグですから使わないときはコンパクトに収納出来ますしね。

ちなみにこのバッグはそういった前提で作られているのでちゃんと折りたたむ機能まで付いてまして……

ring_T500MXX7

順番通りに畳んでいくとこの状態でベルクロ留めて収納出来ます。

たしかにしょっちゅう活躍する物では無いかも知れませんが、車の中にひとつ放り込んでおくと結構重宝すると思います。

ダートバイクにおけるプライヤーレンチの活用術

以前他の媒体向けに書いた記事を再掲載します。
ダートバイク向けに書きましたのでそれっぽい内容になっていると思いますが、プライヤーレンチの説明としては分かりやすいと思いますので、バイク乗り以外の人も読んでみてください。


基本的にダートバイクって普段の整備に使う工具ってあまり多くないんですよね。
なんといってもほとんどの場所が8mmと10mmで済んでしまうわけだし、これがレースユース前提のコンペモデルともなればなおさらです。

もちろんそれは通常整備でのお話であって、パンクしたとか、転倒してレバー曲がったとかね。
不慮の事態に備えようと思えばやはり持っていたい工具もそこそこの数になります。
ましてそれが携行工具ともなれば厳選の仕方が難しいですよね。

そういう時って『1台で○○役です』みたいな便利そうなマルチツールとかも気になるのですが……やっぱり使ってみるとイマイチなモノが多いんですよね。
工具の世界では『何にでも使える工具は、結果何にも使えない』という言葉がありますが、まさにその通りな結果な事が多いんです。

しかーし!

今回紹介するのはまさにそのマルチツールに近い『1本○○役』な工具なんです。
もっというとダートバイクに特化した万能工具ともいえる存在でして、一日のレース時間ではかなり長丁場になり工具を持って走る事の多い全日本エンデューロ選手権ではかなりのライダーに愛用してもらっている実績もあります。(もちろん私も愛用してます)

プライヤーレンチの活用

それがこのドイツのKNIPEX社から出ている『プライヤーレンチ』

これだけ見ると「え?プライヤー?ペンチ?」と思うかもしれませんが……これモンキーなんです。

ご自分の工具箱の中を思い浮かべてもらうとモンキーって1本くらい入ってますよね。
入ってるよって人はその使用頻度を考えてみてください…どうです?実はあまり出番のない工具じゃないですか?

そうなんです、現代の整備事情ではモンキーってあまりアクティブに使う工具ではなく、どちらかといえば工具箱の肥やしになっている事も多いんですね。
それでは何故このモンキーでありマルチツールでもあるプライヤーレンチがそんなに優秀なのか。
ダートバイクユーザー目線で説明したいと思います。

さきほどこの工具はモンキーです、と書きましたがパッと見ではプライヤーなこの工具のどこがモンキーなのかを説明したいと思います。

プライヤーレンチの活用

一番分かりやすいのがここかな。
いわゆる口の内側の普通だとギザギザの歯がある場所がこんな感じでまっ平らなんです。
工具メーカーもちゃんとモンキーとして使うように作っているんですね。

これがどういう感じでモンキーなのかは言葉で説明するより見ちゃった方が早いと思うので、こちらの動画を見てみてください。

── ってな感じの工具なわけです。

で、ここまで読んでもまだ何故ダートバイク向けなのかが分からないと思いますので、この工具の諸元を見てみてください。

●KNIPEX プライヤーレンチ
・180サイズ 全長180mm 最大開口幅:35mm
・250サイズ 全長250mm 最大開口幅:46mm

ここで注目するのが180サイズの最大開口幅です。
ちなみに180サイズというとプライヤーでいえばそこそこミニサイズ。

プライヤーレンチの活用

実物も片手に収まりウエストポーチとかにも楽に入るコンパクトなサイズです。
この小さなプライヤーが……

プライヤーレンチの活用

ガバっと開くとこんなに大きいサイズにまで対応出来るのです。
写真右の250サイズで開口幅は最大46mm。
写真左のオススメサイズである180サイズでも開口は35mmなんですね。

さて、小さい方のでも35mmまで開くということは。
つまり…

プライヤーレンチの活用

こんなコンパクトな工具でモトクロッサーのアクスルナット最大サイズである32mmが楽勝で回せるんですね。
これが普通のモンキーレンチの場合32mm以上の開口幅があるモデルを探すと全長が300mm以上の少し大きめなモンキーレンチになってしまいます。
そうなると持ち出し用工具としてはNGですよね。

そして自由にサイズを変更出来て、なおかつ『つかんで回せる」メリットがありますので。

プライヤーレンチの活用

2ストロークのダートバイクのプラグ回しとしても使えます。

そうそう!このプライヤーレンチは『つかんで回せる』のですが、これが普通のモンキーレンチとの大きな違いでもあります。
さらにこのプライヤーには秘密がありまして。

プライヤーレンチの活用

赤い矢印の部分をよく見ると『テコの原理』ようになっておりまして、握った力の約10倍の力を先端のつかみ部分に掛ける事が出来ます。

これによって。

プライヤーレンチの活用

出先で不意に破損してしまった金属部品の修正等にも活躍するんです。
実際この工具は自動車の鈑金屋さんにも人気の工具でして、握る力が強いわりに刃先がフラットなので相手を傷付けないで鉄板の修正が可能なんですね。

ってなわけでこの工具、KNIPEX(クニペックス)のプライヤーレンチ。
特にコンパクトな180サイズ。

1本持っていると。

  • 最大35mmまでのネジ回しとして使える。
  • 普通のプライヤーの替わりとして活躍する。
  • 破損部品の修正に使える。

と、良いことずくめ。
他にも突然出てきたインチネジに対応したり、四角ネジ等の異型ネジにも対応可能。
他のメーカーからは一切出ていない唯一無二の工具ですので、持っていて絶対に損じゃないと思います。

最初は「え、ちょっと価格が高いかなー」とか悩むとは思いますが、購入後のユーザーさんの満足度は非常に高いですよ。