フロアジャッキとリジットラック

自動車だけでなくバイクや設備機器等々、いろいろな機械の整備をやった事がある人なら分かると思いますが、工具って基本的なところはあまり何用とか関係なくて。

例えばドライバーは必要だし、レンチだって必要、ソケットもいるし、プライヤーもなくちゃいけない。
こんな風に考えていくと根本的な工具というかラインナップではそんなに違いはないんですね。
もちろん揃えていくソケットやレンチのサイズとかはちょっとずつ違うので「全く同じ」とは言い切れないのですが、難しく考える必要なあまりないですよって事は分かっていて欲しいと思います。

そしてそこそこ基本的なモノを揃えていくと各業種別に専用品っぽい工具が増えていくイメージですね。

でそんな中、自動車向けとしては工具を揃えていくのにどうしても乗り越えないといけない壁みたいなのがあって、それが車体を持ち上げるジャッキアップ関連の工具類。

なんといっても自動車の整備の中で、いわゆるはじめの一歩的な作業のオイル交換とかでも、とにかく車体を持ち上げないと出来ないですからね。
(もちろん上抜きでもいいんですけど)

結構な設備工具なわりにかなり初期段階で必要となってくる事が多いので、ウチみたいな専門店にも「どんなものを買ったらいいのか」等々──相談の多い工具のひとつです。
そこで今回はフロアジャッキとウマ(リジットラック)を軽く紹介。

SIGNET アルミフレームジャッキ1.5t

フロアジャッキとしてオススメなのがこのSIGNETのアルミジャッキ。
能力は1.5トンと少なめに感じると思いますが、軸重で考えれば大抵の普通車はこれで問題なく使えると思います。
またアルミジャッキにありがちなアルミ製だと故障の多くなる油圧ラム部分は、きちんと別に鉄製で作られていて耐久性まで考えたジャッキとなってます。

使い勝手もごく普通のフロアジャッキとして使えますので戸惑うことも少ないと思います。
(下ろす時にハンドル抜いて別のバルブに差し込んでとかがありません)
またハンドル部分等は簡単に取り外して分解出来ますのでアパートやマンションにお住まいの方にもオススメですね。

そしてウマ。

SIGNET 折り畳み式リジットラック(2ton)

折り畳み式ではありますが、これも持ち運びや収納を考えると便利ですね。
能力は2トンでコンパクトなモデルですので小型ジャッキとの相性もよく便利に使って頂けると思います。

またリジットラックは手持ちのジャッキとの相性もよく考えて購入しなければいけません。
ジャッキで最高位まで持ち上げても相性の悪いリジットラックだと車体下に入れられずに使用できないなんて事は結構多いのです。
(工夫すればなんとかなりますが)

そしてよく話題になる受け部分のゴムカバーですが、個人的には不要派なので余計にオススメなモデルですね。
(受け部分がゴムなのは対象を痛めにくいので良いのですが、適度に滑ってくれないので、車体に対して前後の動きがあるとリジットラック本体が倒れる危険性が増します)

ジャッキアップの方法や注意点は『工具実践』のページで紹介してますのでそちらをぜひご一読くださいませ。

現在アルミジャッキがセール中です。

SIGNETアルミジャッキ

SIGNET アルミフレームジャッキ1.5t 限定特価品

そして現在上記で紹介したジャッキがセール品となっており特価販売中です。数量限定になりますがかなりの特価となっております。
この機会にぜひどうぞ。

基本工具のひとつめがねレンチ

私が工具にたずさわるようになった30年以上前から、実はハンドツールってそんなに変わってなくて、基本的にはそこそこ完成された工業製品だと思います。

極端な例えだとは思いますが、以前横田基地のそばでジャンク屋さん入ったら50年前のスナップオンがガラクタとして売ってまして、それは今の製品とほぼ同じ形状でした。
これはその当時にその形状まで作り上げたメーカーもすごいとは思うのですが、変化がなくてもなんとかなっちゃうもんなんだなぁ……なんて思わされる出来事でした。
ちなみにスナップオンは工具ひとつひとつに製造年式が刻まれているので、早見表かなにかあればすぐに分かると思います。

そんな実は革新的な工具っていうのは新規で登場しにくい現代ではありますが、それでもたまには「お!」っと思わせてくれる新発想の工具とか出てきますから嬉しくなっちゃいますよね。

新しい革新的な工具、そして古くからあるベーシックな工具。

そのどちらが良いとか悪いとかはあまりないと思ってまして、新しい機構とか新しい素材とかにはすごく期待しますし、古くからある工具には安心感を覚えます。

 

そして今回は昔から変わらないベーシックな工具のお話。

めがねレンチ。

今売られている基本工具セットとかそういうのを見るとほぼ入っているのがスタンダードな浅いオフセットのめがねレンチ。
ちょっとしたセットでも入っていたりする工具なので整備を始めたばかりの初心者さんでも結構持っていたりする事も多く、またあまりにも基本的な工具なのでありがたがられる事も無かったりするんですが……。

やっぱりベーシックな工具としてはかなり重要な工具のひとつだと思うんですよね。

ktc_megane_nw1

KTC めがねレンチ

サイズも豊富で浅いオフセットのスタンダードなめがねレンチはかなり重宝する存在です。

そして狭い箇所でも使い勝手もよく、トルクを掛けたい箇所でも安心して使う事が出来ますよね。

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nepros めがねレンチ

ただしさっきも書きましたが、あまりにも基本的な工具すぎちゃって軽視される傾向にあるのもこのレンチの特徴ですね。

これガシガシ使ってみるとホントに便利なんですが、これ使うよりも便利そうな工具が今はいっぱいありますから、どうしてもそちらを手にとってしまうユーザーが多いんだと思います。

そして揃え方も問題ある事が多いです。

8×10 12×14 17×19

とかね。
こんな感じで1本1本でサイズかぶりしないように節約して揃えている人が多いのですが、実際の現場では長さ違いの14ミリが欲しい場面とか、サッと持ち出して使う場合に相手のネジの組み合わせにあわせて1本でスマートに作業したい場面とかあるのでサイズが被るのは仕方ないと諦めてもらってきっちりと揃えてもらいたいというのが本音です。

理想は 8×10 10×12 11×13 12×14 14×17 17×19
とサイズ被り上等で揃えるのが望ましいですね。
特に12mmとか14mmは重要だと思います。

asahi_mega_nw1

ライツール めがねレンチ

キチンと揃えて持っていると実はかなり便利に使えるベーシック工具。
それがめがねレンチです。
そういえばあまり気にした事なかった──なんて人はこの機会に見直してみてはいかがでしょうか。

現在セール中

TONEめがねセット

TONE ディープオフセットめがねレンチセット 限定特価品

ディープオフセットのめがねレンチとなってしまいますが現在TONEのめがねレンチが半額セール中です。
サイズは近年の自動車整備事情に合わせて16mmとかも入っているかなりオススメなセットとなっております。

スタビレーのトルクレンチ

このブログでも何度かスタビレーのトルクレンチについて書いた事があるので知っている人も多いかと思いますが、かなり独自な機構を持ち高精度で狂いにくいという特徴となっております。

ただしその分というかとにかく価格が高いんですね。
1本7万円とか8万円とか当たり前の超高級トルクレンチです。
そんなスタビレーのトルクレンチがドイツ本国のセール企画をそのまま使って現在かなりのお買い得特価となっております。

スタビレートルクレンチ

スタビレー 1/2クイックセットトルクレンチ 40-200Nm 限定特価品

いつものスタビレーのトルクレンチと違う点がひとつあるとすれば「ヘッド差し替え式」ではないという事だけ。
逆に固定の小判型ヘッドなので使いやすいって意見があるくらいなので気にしない人も多いかと思います。
(ちなみに替えヘッドはスパナヘッドとかでも1個1万円以上するので替えヘッド式って何気に金額でいえばあまり現実的じゃないんですよね)

このトルクレンチ、単純にメーカーのネームバリューで高価というわけではなく。

スタビレートルクレンチ

内部機構も独自のリーフスプリング式を採用。
他のメーカーがコイルスプリング式を採用し常にテンションが掛かっている構造なのに対し、このリーフスプリング式は「使う時だけテンションが掛かる」仕様となっております。
この機構によってトルクレンチ使用時の儀式である「使い終わったらトルク値を低いところに戻す」という行為を一切する必要がありません。
(使用していない時はリーフスプリングはフリーの状態になっております)

スタビレートルクレンチ

使い方も超簡単で直感的。
後端部のベロの部分を指で押し下げ。

スタビレートルクレンチ

あとは緑色のスライド部分を持って直接設定値にしてあげるだけです。
クルクル回したりとかは一切ありません。

ちなみに前回の同サイズのトルクレンチのセール価格が8万円が6万円とかでしたので、今回の本国セール分がいかに安いか分かって頂けるかと思います。
限定特価品ですので在庫があるウチにぜひどうぞ。

neprosのiPシリーズ第三弾ゴールド

定期的に何かしらの限定をうってくるKTCの最上位ブランド「ネプロス」
その中でも一風変わった限定として人気なのがiP(イオンプレーティング)という真空メッキを施したシリーズです。

過去に。

iPブラック
iPブラック

 

 

鉄紺
鉄紺

初代のiPブラックや二代目の鉄紺があり、どちらも人気を博しました。
特に初代のiPブラックは「ブラックメッキ?なにそれ」って感じで初速はイマイチだったのですが、店頭で現物を見た人から徐々に火が付き後半はプレ値がつくほどの人気になりましたね。

それを受けて二代目の鉄紺は最初からかなりの人気で、しかもラチェットだけでなくラチェットセットやレンチシリーズまで出たので当店でもコンプリートしたお客様が数名いたほどです(全部で60万円くらいした)

iPゴールド
iPゴールド

そして今回は満を持しての登場となった3作目のiPゴールドの登場です。
初代、二代目とも少し暗めの色使いだったために現場でガシガシ使う人には「暗い場所だとどこ行ったか分からなくなる」という意見もありました。
しかし今回のゴールドはかなりパリっとした金色なので暗がりでも結構目立つ配色となっておりますので、現場で使いたい派な人にもオススメだと思います。
※現物のイメージは百式みたいなキンキラキンです。

限定といっても結構長期間販売する予定(1年間)なので慌てて購入する必要はないと思いますが、気になった方はお店までぜひ現物を見に来てください。

Webサイトでも購入出来るように特設ページも用意しました。

iPゴールド
>>nepros iPゴールド特設ページ

現在納期が不安定ですので都度確認して頂けると助かります。

店舗の近況

1999年の9月にエイビットを創業しまして、毎年この9月は創業記念祭として各種セールを行わせて頂いております。

一昨年は久しぶりに店舗前でメーカー協賛にて展示即売会を開催したりしたので、なんとなく「エイビットのお祭りは9月だよね」と覚えてくれている人も多いかと思います。

そして8月末から9月にかけては恒例の全品セールも開催し、多数のご注文を頂きました。

そして現在はこの日のために企画した特価商材のセールを行っております。

セール商材

>>随時更新の特価品ページはこちら

かなり幅広く企画商材を用意しておりますので、気に入ったモノがあればぜひご検討ください。
また店舗ではWebに出しきれない少量入荷のセール品も展示しております。
遠方の方はなかなか店舗まで来るのは難しいと思いますが、何かついでがありましたらぜひご来店くださいませ。

あ、そうそう。
当店の企画ってわけではないのですが。

paypay祭り

当店が採用している決済のひとつであるpaypayが本日9/13からこんな企画をしております。
こちらも合わせてご活用ください。