先の薄いプライヤー

超暑かった夏も終盤戦。
徐々にですが最高気温も下がってきていてちょっとだけ過ごしやすくなってきました。
40度近い炎天下だと車もバイクも、そしてモータースポーツもちょっと厳しいかな?なんて感じになりますが、先週くらいからドライブやツーリングがてらの来客も復活してきてますね。

で、そんな中でこの時期に問い合わせが増えるのがラジエターのフィン修正工具。
暑い時期を乗り切ったからこそ見直しておきたいって感じでしょうか。
そんなわけでその手の代表的なのがこれ。

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KEIBA ラジエターフィン修正プライヤー

それこそラジエターフィンの修正専用に作られた工具ですので、先端の薄さとか曲げ加減とか使い勝手よくつくられてますね。
でもでも、実はその他にもお店で売れている「薄いプライヤー」ってあるんですよ。

それがこれ。

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KNIPEX アジャスティングプライヤー

これはフィン修正専用のプライヤーってわけではないのですが、やはり先端部分はフィンをつまめるようにうすく平らになってまして十分にソレ目的で使う事が出来ます。

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また曲がりの角度も他社にはない縦方向のベントノーズがあり、狭い箇所で結構活躍するんです。

もともとは精密部品用のプライヤーですのでリレーとかの隙間なく押しこんであるようなモノの抜き取りにも便利でして「ピンセットでは力不足だけど……」なんて箇所で活躍するオススメプライヤーのひとつです。

意外にもこんな感じのプライヤーっていうか掴みモノ工具が欲しかったなんて人は多くてお店でも人気の1本です。
ぜひ頭の片隅に覚えておいてくださいませ。

鉄板を切る

整備の中でも一般的な既定路線整備だけでなく、ちょっとした小細工系の作業をしようと思うと必要になってくるのが金属加工関連の工具。
ドリルで穴あけたりサンダーで削ったり等々、そういった系統の工具の必要性をここでも多く書いてきました。

で。
もっと基本的な事ってなんだろうって考えると……例えば鉄の板の加工。

簡単なステーの製作とか配線通し用の通路を確保したいとか──切断したい場面って結構あるんですよね。
もちろん普通のハサミじゃ切れない物が多いので、基本はサンダーとかでギャーンってな感じで切る事になるのですが、もっと薄い鉄板の場合だとチョキチョキと切りたい事だってあるわけです。

そんな時に便利なのがこれ。

IRWINスニップ

IRWIN スニップ(鉄板ハサミ)

見た目もハサミのごつい版ってな感じで鉄板切り専用のハサミです。
大きさも結構大きく薄い鉄板ならジョキジョキと切っていく事が出来ます。

IRWINスニップ

ちなみに黄色と赤色は刃の角度というか形状が違います。
黄色がユニバーサルモデルなのでイマイチ分からなかったら黄色を買っておけばOK
ステンレスの薄板も問題ないので鉄板切りではなく厳重梱包のステンバンド切りとかにも重宝すると思います。

そこそこの鉄板が切れるくらいなので他の堅い素材の切断にも便利でして、そんなに高価な工具ではありませんから1本持っておくと便利に使えると思います。

そしてもう1本紹介。

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KNIPEX ハンドシアー

こちらは上記のハサミとはまた違った鉄板切りです。
鉄の板って紙と違って切り進んでいくと切断面が歪んでしまうんですね。
その点このシアーはゆがみを出さない切断工具なんです。

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簡単に説明するとコンビーフをあける時のように、写真くらいの幅で鉄板をちぎり取っていきます。
ですので切り取り部分の隙間があいちゃうとダメな物の切断には向かないのですが、ゆがみが無いってのが最大の特徴ですね。

こんな感じで金属板の切断と言ってもいろいろ方法がありますので、悩んだ時にはご相談くださいませ。

おかげさまで25周年

1999年の9月からスタートしたエイビットですが、この9月でおかげさまで四半世紀となる25周年を迎えさせて頂きました。
周りの大御所企業さんとかは70年とか100年とか言ってたりするので、たかが25年なんだよね…とか思ってしまうのですが四半世紀と考えたらやっぱ我ながら頑張ってきたよなーとか感慨深い想いです。

エイビット25周年

先日はYouTubeでLIVE配信をさせて頂きました。

>>エイビットYouTubeちゃんねる(登録よろしくお願いします)

これ始めたきっかけもこの周年を迎えるにあたってだったんですよね。
このブログでも工具に関しての様々なテキストを書いておりますが、そういうのじゃないなんとなくの戯言っていうんですかね。
わざわざ文字にまではしなかったようなことを何処かで吐露したかったのかもしれません。

なんだか数件コラボの依頼もあったので今後はLIVEだけじゃなく動画でも残せたら面白いな──とかも考え始めました。

エイビット25周年

ちなみに現在店舗とWebサイトでは恒例になりました周年企画の『全品10%OFFセール』を開催中です。
9月9日(月)までとなっておりますので、この機会をぜひご活用ください。

またトップバナーになっておりますこちらのステンシルは25周年記念として作ったキーホルダーです。
9月の中旬くらいには発売出来ると思いますのでしばしお待ちください。

エイビット25周年

ほんとはね。
振り返っていろいろ語りたい事とかもあるのですが、まぁ文字で書くにはちょいと大変ですのでどこかで暇見てぶっちゃけたいと思います。

ちなみに私の工具人生は35年目に突入しておりまして。
このお店もせめてそれくらいは続けていきたいと思っております。
今後もどうぞ応援よろしくお願いします。

ライブ配信に関して

先週は告知通りにXにてスペース機能を使った音声のLIVE配信を行わせて頂きました。
ぶっちゃけ10人くらい来ればいいかな?と思ってましたが、結構な人数が来てくれて嬉しかったです。

で、ですね。
そしたらまたちょいと問題が出まして。

Xのアカウントを持ってない人とか、アプリの問題なのかログインしていても聞けなかったよーって人がいたみたいで(ウチの機材トラブルもありましたし)もっと他の方法でLIVEやってくれませんか──と言われてしまいました。

そこでめっちゃ考えたのですがやっぱ広く知られていて聞くだけならハードルの低いメディアと言えば……

やっぱYouTubeなんですよね。
正直超面倒なのでやりたくなかったのですがライブ配信限定と考えて、動画は出さすに黒板方式(静止画像で音声のみ)なら出来るのではないかな?と考え始めました。

ってなわけで新規でライブ配信向けのYouTubeチャンネルを新設しました。

YouTubeチャンネル

工具専門店エイビットYouTubeチャンネル

知らなかったのですがYouTubeでLIVE配信を行う場合には「LIVE配信やりたいです」とグーグルに申請してから24時間以上経過しないと本開設出来ません。

ですのでまだLIVEも動画もありませんがとりあえず通知は行くようになると思いますので気になった方はチャンネル登録をしておいてください。
(将来的には何かやるかもしれませんがしばらくはLIVEのみ配信の予定です)

あ、あとYouTubeLIVEならアーカイブにも残るので後日観ることも可能になります。(あまりにやばい事言ってしまったら削除するかもだけどw)

ってなわけでウチが出来るソーシャルメディア展開としてはここまでが限度かな。
まだまだ不慣れなので至らない事だらけだと思いますが温かい目でみてくださいませ。

PBのスイスグリップ精密ドライバー

4年ちょっと前にフルモデルチェンジを行ったPBの精密ドライバーシリーズ。
(徐々に入れ替わったので実際に新型が流通したのは3年前ほど)
主な変更点は旧グリップから新型のスイスグリップになった事なのですが、それと同時にスタンダードモデルと共用していたシャフトも精密の専用シャフトになったりしてなにげに全体をアップグレードされております。

PB精密ドライバー

>>精密ドライバー各種のページはこちら

種別の見分けはエンドキャップ部のカラーとなっていてPBの全シリーズに共通する色分けがなされております。(プラスは黄色とかマイナスは黒みたいに)

PB スイスグリップ精密TORXドライバー

そんな新型になった精密シリーズの中でもかなり問い合わせの多いのがこのTORX(トルクス)ですかね。
昨今の電子機器で多く使われておりますし、車両整備でも電装パーツの分解には必須となってきております。
極小サイズも網羅したラインナップになっておりますのでその辺も人気の秘訣かもしれません。

PB精密ドライバー

PB スイスグリップ精密ドライバー[マイナス]

そしてモデルチェンジ後にじわじわと人気を伸ばしているのがこの「マイナス」
実はかなりの変更を受けているのですがあまり表立って紹介されることがなく気がついている人は少ない印象です。
従来のPBの番手表記である「#1」とかそういうのではなく、完全に精密ドライバー向けに新設計された刃幅表記になっております。
これによってラインナップは以前の旧モデルに対して倍くらい増えておりますので、今までだとイマイチ合わなかったサイズの小さなマイナスにもバッチリ合うようになりました。

PB刃先
上がスタンダード、下が精密

また先端の加工もパラレル加工のスタンダードシリーズとは違い、薄いテーパー加工となっているのも注目ポイントです。
あと精密シリーズはすべて同軸刃先となっております。
(これも精密ドライバー専用設計です)

あと厳密には「精密ドライバー」カテゴリーではないのですがこちら。

PB眼鏡ドライバーセット

PB スイスグリップ ミニドライバーセット(2本組)

以前人気だった通称「眼鏡ドライバー」が復刻。
名前の通りに眼鏡の根本にあり小さいプラスやマイナスをいじるのに適した極細ドライバーが2本ケースに収まっております。
もちろん普通に整備工具として使うのもよし、家庭に持ち込んで生活工具としても活躍すると思います。

意外ときちんと揃えている人が少ない精密ドライバーですので、気になった種類から購入してみるのもいいと思いますよ。