ユニバーサルジョイント

狭く奥まったような箇所で活躍する工具といえば、ソケットに取り付けてグリグリと曲げる事が出来るユニバーサルジョイントが有名です。
基本的な工具セットにも入っている事が多いので多くの方はひとつくらい持っていると思いますが……ちょっと使いにくいかなって感じている人も多いみたいです。

それにはちゃんと理由もあって、工具って「首が曲がるような連結」部分の造りが実はかなり大事でして、この部分こそ工具メーカーの良し悪しの判断基準になるくらいな重要部分です。
これは超個人的な見解ですが世界ナンバーワンメーカーといわれているスナップオンはこういう首振りや連結部分の造りがすごく良いんです。なので工具メーカーの優劣の参考にもなったりすると思ってるわけです。

で、ユニバーサルジョイントって連結部分が2個も重なってるわけでして、あまりよろしくないメーカーのってのはやはり使いにくいんですわ。
まぁ製造のコストもすごく掛かる仕組みなので安価なメーカーは仕方ないともいえますけどね。

そんな中でひとつの標準となると思っているのがこのKTCのユニバーサル。

KTC ユニバーサルジョイント 1/4・3/8

全長やピン径も含めかなりよく出来ているユニバーサルジョイントだと思います。
実際の使い勝手もよくて現場レベルでも充分に活躍する工具のひとつだと思います。

ただし工具としての質は標準的でも、もっと根本的な「ユニバーサルジョイント」自体が使いにくいと考える人もいるんですね。
確かに使い方を間違うとなんだかカクカクしてるだけでうまく回せないって感じになりますからね。

そんな人に今店舗で売れているのがこれ。

Ko-kenユニバーサル

Ko-ken ユニバーサルジョイント(ボールタイプ)1/4・3/8

ユニバーサルジョイントの「カクカク」した動きが嫌だって人に大人気の『ボールジョイントタイプ』です。
これならほぼフリーにグリグリ動きますので使用者のスキルに関係なく使うことが出来ます。

Ko-kenユニバーサル

またこういうボールタイプの唯一の弱点であった「強度問題」もKo-ken独自のスプライン機構で解決してますので、ユニバーサルジョイントに取って代わる存在して使うことが出来ます。

結構地味な工具なので日頃は話題にのぼる事がなかなかありませんが、お店に相談しにくる人は結構いるんですね。
こういう狭いところ用工具で悩んでいたらぜひご一考していただけると嬉しいです。