バネ用の工具

そんなに難しい整備メニューをしているつもりじゃ無いのに、整備のスキルがあがるにつれて徐々に増えていくいろんな工具。
まだホントの初心者の頃ってラチェットがあってソケットがあってコンビ数本とドライバーあればなんでも出来るって思ってしまいがちですが、実際はその他のちょっとした工具の出番ってのも侮れないんですよね。

今日はそんなちょっとした出番のある工具の紹介。
紹介するのはドラムブレーキの分解整備時とかバイクのマフラーとかスタンドとか、あの辺に出て来るちっこいバネ用の工具。

あれってプライヤーとかでなんとかしちゃった経験ある人なら分かると思うんだけど……すっごい大変なんですよね。

そんな時に専用の工具があると超便利。

ktc_ab7setX2

KTC テンションスプリングツール

こんなヤツ。ちなみにこれはバネをグイっと引っ張る事が出来る工具でして……。

ktc_ab7setX7

こんな感じで付いているバネを外すのに便利。
ビヨヨヨーンってどっかにバネが飛んでしまう事もないので、バネを扱う作業自体を大変だと思って避けている人にはすっごく重宝すると思います。
またこういうフック状の工具ってシールを引っ掛けて外すとかにも使えるので、他にも応用が効きますから1本は持っておくと便利だと思います。

そして、このスプリングの取り外し工具ってのはそこそこメジャーな工具なので知っている人も多いのですが…

ktc_ab7setX5

意外と浸透していないのがこっちの取り付け用。
上で紹介したT字のやつは結構持っている人がいたりするんですが、こっちのはマイナスドライバーとかで流用でなんとかなるっしょって感じで用意しない人が多いですね。

しかし、これ便利なんですよ。

ktc_ab7setX8

こんな感じでテコみたいに使ってあげれば、あら不思議。あっけなくバネの取り付けが出来ます。
整備士の人でドラムブレーキの整備を良くやる人なら分かると思いますが、これがあるとないとでは雲泥の差。
特にこの手の作業に慣れてない人ほど持っていた方が良いと思います。

1セット持っているといろいろ流用も効いて便利ですよー。