このブログでも何度かお伝えしておりますが小判型のラチェットハンドルの内部機構にちょっとした技術的ブレイクスルーが起きて十数年。
各メーカーも多段ギアを採用したラチェットをラインアップしてきております。
今回はそんな多段ギア採用のラチェットの中でもかなりの独自路線をいくドイツのスタビレーのお話。
スタビレーの最新80ギアモデルはパッと見た目では従来モデルとあまり変わらずって感じなのですが、中身というか内部機構の「留め方」に一工夫がされております。
何が一工夫なのかというと……
ネジを一切使用していない
これはもちろん訳があって昨今騒がれている食品加工現場での異物混入等を防ぐためのものでして、裏蓋を開けるのにも構造を理解してないと分解すら出来ない感じです。
まぁラチェットを購入して頂ければ分解手順が載った説明書も付いてくるので問題はないと思いますけどね。
ちなみに必要な工具としてはピックツールがあると捗ります。
ちなみにネジを使わない構造だからなのか各部の精度はかなり高く作られていて上の画像の修理でも分解時にあまり汚れはありませんでした。
また潤滑は低粘度のグリスが使われていたので分解修理の時はご注意ください。
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かなりお買い得になってますのでこの機会にぜひどうぞ。