KNIPEXのメカニックプライヤー

整備の各所で活躍するニードルノーズプライヤー、通称『ラジペン』
基本工具のひとつとしても認知されていて、まず揃える工具の中でも必ず名前が挙がると思います。

しかしこのラジペンも奥が深くて素人目には似たようなものでも、プロメカの現場ではみなさん上手に使い分けをしていて活躍しております。

そんな中でも他とはちょっと違うシリーズ展開をしていて人気なのがKNIPEXのメカニックプライヤーシリーズです。

KNIPEXメカニックプライヤー

KNIPEX メカニックプライヤー[ストレート]

全長が200mmと日本のラジペン平均よりも少し長く、支点も手前側にあって先長なイメージ。
KNIPEXの中でもいわゆるラジペンとは違う扱いになっていて「掴む・切る」とかの総合的なプライヤーというよりは作業の「掴む」に特化した工具の位置付けとなっております。

実際プロメカさんの間でも評価が高く、このちょっと先長なプライヤーを好んで使ってもらっている人が多いんです。
で、もちろんちょっと先長だけが理由ではなくて…
実はこのメカニックプライヤーのシリーズは様々な先端形状が存在します。
今回はそんなシリーズの中でも人気のメカニックプライヤーを紹介。

KNIPEXメカニックプライヤー

KNIPEX メカニックプライヤー[ベントノーズ] 45°/90°

まずは変わり種シリーズといってもみなさんもよくご存知の先曲がりの「ベントノーズ」モデル。
俗称で45度とか90度と呼ばれるプライヤーでして、これが車両整備等ではもうめっちゃ便利です。

KNIPEXメカニックプライヤー

もちろんストレートが基本なのでストレート持ってる人に「次は何買えば?」と聞かれたらこれをオススメする感じですが、45度ならストレート持ってなくてもオススメするレベルで使い勝手がいいです。
90度の方はサクションパイプやホースに出てくる幅広のホースバンド外しに超便利。
自動車のディーラーメカさんとかなら持っていて損じゃないと思います。

KNIPEXメカニックプライヤー

KNIPEX メカニックプライヤー[ホースクランプ]

そして知る人ぞ知る隠れた人気プライヤーがこの「ホースクランプ」モデル。
名前の通り燃料ホースとかφ10mmちょっとのホース関係やプラグコード関係では抜群に便利なプライヤーです。

KNIPEXメカニックプライヤー

他のメーカーにこういう形状の汎用プライヤーがなかなか無いので、使った事ない人にこの便利さがなかなかうまくお伝え出来ないのですが、一度使ってもらうとこれの良さが分かってもらえると思います。

また先端の尖った部分をうまく使うとロックコネクターのロック外しにも使えたりもします。
とにかくあまりない形状なので次に何を揃えようか悩んでいた人はぜひお試しください。