KTCというメーカーはたまーに大きなアップデートを行うメーカーという印象がありまして。
20年前くらいかな?突然スタンダードなKTCのソケットとかレンチを「21世紀バージョン」といって全部フルモデルチェンジしたのは覚えている人も多いはずです。
そしてそんな経緯があるメーカーであるKTCがスタンダードなラインナップに突如として追加したスイベルラチェットです。
完全新設計で従来品と比べても随所に新しい試みが見て取れました。
そんなスイベルラチェット、発売されて少し経ちましたが新商品の熱が冷めてきた今でもかなりのメカニックに支持されている人気ラチェットとなっております。
独特な首振り機構を採用したスイベルヘッドラチェット。
そもそもの出自としては「奥まった箇所での使いやすい首振り機構」として開発されたものなのでロングラチェットとの親和性はかなり高いです。
通常の首振りラチェットの場合、補助の手で抑える事が出来るならばラチェットヘッドがずっこける事はないのですが、補助の手で支える事が出来ない場合に少しだけ不安定になります。
その点このスイベルヘッドは常に支点がヘッドの中心にあるために片手で突っ込んで作業するような場面でも安心してネジを回す事が出来るわけです。
そんなわけでそもそもロングしか設定のないメーカーもある中でKTCは「ロングとスタンダード(ショート)」のランナップを展開してくれていて、スイベルラチェット愛好家には嬉しい感じではあったのですが…
さらに超ショートも登場してその選択肢が広がりました。
これくらいの大きさになるとラチェットの「好み」も出てくるとは思いますが、丸形ヘッドのラチェットがお好きな人にはかなりオススメのラチェットだと思います。
スイベルヘッドのラチェットをまだ使った事がないって人はぜひロングあたりからお試しくださいませ。