握り物

工具業界で握り物と言うといわゆるニッパとかラジペンとかのプライヤー関係をさします。

で、この握り物。

いろんなメーカーからいろんな種類が出ているんですが、販売している側ですが正確な全体像の把握は難しく、逆に言うとそれだけ「○○用」とかの専用プライヤーが存在するわけです。

とくに刃先の切れ味が重要なニッパに関しては、切断相手が鉄だったりアルミだったりプラスチックだったりと、相手の素材によっても左右されるわけですからメーカーもユーザーもそりゃー大変っすよね。

ただし、使用目的(切断相手)さえ明確に出来れば良いわけですから、種類こそ多いですけど自分に合った物を探すと言う意味ではそんなに難しい事では無いのかもしれません。

で、ラジペン。

これが結構大変。

なんせ刃長や形だけを探していけば、そりゃもう無限に近いラインナップがあるわけですが、そのラジペンがその作業に合っているかどうかはそれを使用するユーザー次第な場合が多いからです。

で、こういう時こそユーザーのイマジネーションって言うんでしょうか「あそこでこうやってこう使うと便利だよな」とかの想像力がそこそこ必要になってくるわけです。

例えば。

これなんかパッと見ただけでは「確かに便利そうだけど何に使うんだろう?」といった感じです。

しかし、HPでの説明でもありますがサクション系ホースの幅の広い交差式のホースバンドの脱着にはこの折れ曲がってからの長さが絶妙に良く、すっごく便利に使えます。

現在自動車のサクションパイプってのはちょっとした補記類作業でも外した方が早い場合が多いので、これが便利に使えればかなり出番の多いプライヤーとなります。

こんな感じでラジペンだけは定型的な使用方法だけを見るのでは無く(そもそも定型な使い方が無かったりもします)場面場面を思い浮かべる事も重要になってきたりもしますね。

今後もこんな感じでみなさんのヒントになるような案内が出来るようにしていきたいと思います。