ハンドツールの中でも替えが効く工具とそうでない工具ってのが存在しまして。
いわゆる普通のボルトナットではソケットが入らなければレンチで回し、そのレンチだってサイズ揃ってなければ最悪モンキーで回して……なんて感じで工具のお店が推奨出来ないようなやり方でもなんとかなってしまうのですが。
ビットを差し込んで回す系のネジ。
HEXやTORX等はとにかく替えが効きません。
さらにいうと真っ直ぐ差し込めるならL型レンチやソケットタイプ等、何を使っても回せますが上方向に隙間のない場合なんかは真横からアクセスする方法がないので結構困ったりします。
そんな時にショートヘッドモデルのレンチとか持ってると便利なのですが、各社スペックがちょっとずつ違うのでどれ買ったらいいのか分からなかったりしますよね。
そこでお店で現場の方に売れている「頭の短いHEX」を今回は紹介。
パッと見ではHEXレンチに見えない本製品。
黒い本体の両端にHEXが裏表になるように配置されております。
片側はボールHEXになっていて角度の厳しい所でも回せるようになっているのですが、この両面にあるHEXには違う使い方もありまして。
HEXの取り付けが少しだけ角度を付けてついてまして、ひっくり返すと30°位相しているんですね。
これのおかげで振り幅のない箇所でも「ちょっと回してはひっくり返して」を繰り返せばHEXネジを確実に回していく事が可能です。
また本体部分は鍛造のそこそこ厚みのある頑丈な造りになっており、メーカーが言うには本体部分はハンマーで叩いても良いよって事です(ほんまかいな)
でも工場の設備メンテとかをしている人にはこの仕様ってかなりグッと来る人が多くて店舗ではかなりの人気HEXとなっております。
L型HEXとかは基本中の基本ですので持っていて当然の工具ですが、それだけじゃ仕事が厳しいよって人はぜひご検討くださいませ。