ブレーキキャリパー揉み出し

気のせいかなぁ・・・風がいつもと違う方向から吹いていたような気がしたんだよなぁ。でもテレビじゃ春ちゃんはまだ来ないとか言ってるし、気のせいだったのか。

ってなわけで、迷った挙げ句にもう20リッターの灯油を買って来ました。毎年最後の灯油購入は慎重になりますね。もう一回くらい買わんといかんかなぁ。

しかしお店にはソワソワしながらメンテ工具を購入しに来てくれるお客さんが増えてます。

冬突入時の大整備な話ももちろん楽しいのですが、春からの軽メンテ系の話はこっちまでワクワクしちゃうので大好きなんですよねぇ。

そんな中、たまにしかやらないのでって事で相談が多いのがブレーキ系。

特に今の所問題は無いんだけど予防整備だと何やればいいですか?的な質問が多いんですよ。

そうなるとやっぱ筆頭がお掃除とグリスアップですかね。

ブレーキパッドを留めているピンやキャリパーのスライドピンは、ブレーキ熱や風雨の影響でなにか得体の知れないブツがこびりつきます。これって爪でカリカリやっても引っ掛かるシロモノですので、こいつを綺麗にしてあげてグリスを塗ってあげるだけでかなり違いますね。

 

そして怖いのがブレーキの固着。

引きずりの原因にもなりますから、たまには見てあげたいです。で、もしがっつり固着してたらO/Hになるんですが、少しの固着ならブレーキキャリパーピストンの揉み出しでなんとか対応出来ます。

揉み出しと言うと分からないかもしれませんが・・・。

ようはこんな感じ。ピストンを専用の工具ではさんでグリグリ回してあげます。この時ブレーキダストとかを綺麗に落としてあげてから、上記のグリスをピストンに軽く塗り込み、あとはピストンを回しながら押したり引いたりしてあげればOK。

最後にピストンを目一杯だして回しながらウエスで拭き取ってあげれば完了です。

完全に固着する前だったら、ほぼこの方法で復活しますのでお試しください。

#ちなみに画像ではキャリパー単体でいじってますが、車両取り付け状態で大丈夫です、ブレーキフルードが漏れてたらヤバイですけど、漏れ等が無ければ簡単な作業ですので春の走行前には是非一度確認してみましょう。