汎用。

そういえばウチの実の兄貴がいまだに「汎用」を「ぼんよう」と言うんだよなぁ。まぁ惜しいっちゃ惜しいんだけど意味違っちゃうしなぁ(笑)早く教えてあげろって話なんですけどね。

さて汎用。

この言葉っていろんな風に使われていますが、工具の世界ではあまり良い意味では使われないんですね。

特にSST(特殊工具)では汎用性を高めれば高めるほどに、専門性が落ちてしまって中途半端なポジションの工具になりがちです。

で、そんなSSTの中でもちょっと事情が特殊で難しいのがプーラー類。

これねぇ・・・本当に難しいんですよ。自動車メーカー純正でも無い限り「どこどこの車のどこどこの部品用」と言うプーラーってあまり無いし、そうなるとインナーベアリング用とかクランクプーリー用とかくらいしか分類が無く、その他の大まかなプーラーはほとんど汎用プーラーになっちゃうんですね。

で、なんとなく汎用プーラーってくくりでひとまとめにされているので、その汎用プーラーで実際に自分がやりたい作業が出来るのかどうかはちょっとした賭になってしまいます。

販売している側が難しいってくらいだから、購入する側のみなさんはもっと難しいですよね。

そんな中、近年ここだけは押さえておきましょうってのが爪の薄さ。

本日HPで紹介したKUKKOのスライドプーラーも、薄爪で有名でしてここが分厚いと最近の工業製品には使いにくいんですね。

 

実際壊れるのを覚悟で爪を削った経験のある方も多いと思います。で、汎用の2つ爪や3つ爪のプーラーでは、こういう所を見て行くと安いメーカーと高いメーカーの差が分かると思います。

ちなみに今回のこのKUKKOのセット、かなりお買い得になってます。そういやマトモなの持ってなかったな・・・なんて人は是非是非ご一考ください。

で、こちらは汎用の真逆にあるF150。

 

こういう全てがスペシャルな世界には憧れます、うひー。今年はタイヤも振り出しに戻って面白くなりそうですね。