2018JNCC最終戦AAGP爺ヶ岳

もう毎年毎年毎年毎年。
とにもかくにも年間8戦あるJNCCを順番に追っていくと、春から晩秋までがまぁ早い(全然追ってないけどw)

2018JNCC最終戦

ってなわけで行ってきましたJNCC最終戦のAAGP爺ヶ岳。
もう爺ヶ岳に来るのは20回以上にもなるのでなんだからホッとする感じでもありますね。

金曜日の深夜に出発して土曜早朝から出店準備。

2018JNCC最終戦

今回はモトクロスの上位勢の参加も表明されていて事前情報が出るたびに盛り上がっておりました。
そのためなのか土曜日からの参加人数もかなりいまして出店組も気合の入った設営でしたね。

2018JNCC最終戦

私も普段より気合いれて多めに商品持っていきました。
多くの方がブースまで来てくれてWebで紹介している商品とか、まだしてない新商品とか触ってもらえました。
出店場所はおなじみのいつもの場所だったのですが、テントのこちら側から見える素晴らしい紅葉は眼福でしたね。

そんなわけで土曜日はかなりドタバタと終了。
そのまま夜の宴会(BBQ)に移行。
外気温が氷点下を指し示す過酷な状況でしたが…

2018JNCC最終戦

そのへんはタープテントに梱包フィルムぐるぐる巻き仕様で完全武装。
最近は歳なのか早めの撤退とか多かったのですが、今回の宴会は常にゲラゲラと笑いが絶えずで深夜まで呑み明かしました。
とにかく面白かった!
チームに急遽混ざってくれることになった噂のモリー君とも打ち解けることができ(店舗では何度か目にしてるけど話をした事なかった)とにかく大満足の前夜祭でした。

2018JNCC最終戦

そしていよいよレースデイの日曜日。
今年は台風の影響をくらいまくってあまり出店出来なかったので、がっつり応援体制で臨みました。
午前はナグモのナガチャンとかお仲間が10名以上出てたので張り付きで声張り上げてました。

2018JNCC最終戦

レース後はお約束の「俺の勝ち、はい俺大正義」タイム。
まぁ実際はそんなことなくて、まだ息も整わない状態なのにみんなでレース中の話に夢中になってましたね。
(いや、そこウチの店の前なので邪魔なんだけど…と言えない雰囲気)

そして午後。
いわゆる全日本格のCOMPクラスのレースです。

2018JNCC最終戦

このクラスにはさっき話にでたモリー君とまー君のふたりが出場。
モリー君はなかなか実力者と聞いてたし、まー君は練習も人一倍頑張ってたし最近すっげー乗れてて個人的にかなり期待してました。(内緒でピットイン時用のドリンクとかも用意してた)

2018JNCC最終戦

そんなわけでレーススタート!
なんとまー君が絶好の位置でスタート決めやがって応援してるこっちも握る手に力が入る展開。

しかし…なかなか思うようにいかないのがレースってもんでして、1周目の序盤で痛恨のミスから転倒、その時にちょっとやば目の怪我をしてしまいました。
クラス上位でホームストレートを通過するモリー君を見送り、まー君を待ちますが…帰ってこない。
その後かなり遅れてフラフラしながらやっと戻ってきたのでピットに入れたら、スロットルを握る右手をかなり痛めていて(もしかしたら折れてる)私はレースの終了を告げると「いやだ!」と言ってピットアウトして行ってしまいました。

結局はレース後半までは走ったのですがアドレナリン補正もキレたのか、ピットまで戻ってきてDNF(ドゥーノットフィニッシュ)

かたやモリー君がレース中盤から安定の首位独走。
お見事クラス優勝を決めてくれました!

2018JNCC最終戦

モリー君おめでとう!
かなり安定した走りで一発の速さとかじゃなく「強いライダー」系でしたね。
これは来年も期待できそうです。

そしてまー君を救護に連れていったりしたのですが…まぁ本人が超悔しそう。
知ってるんですよ、誰よりも練習して誰よりもレースに積極参加して「上を目指して」いる姿勢を。

2018JNCC最終戦

レース開始前にひとりで集中してた時は声掛けられなかったもん。
(盗撮したけど)
私みたいなオヤジから慰めの言葉とか聞きたくないだろうから、あまりその件には触れませんでしたが、その悔しい気持ちをまたレースに向けて頑張ろうね。

ってなわけで今年のJNCC最終戦。
嬉し悔しの結果になりました。

そしてきっとこの広いレース会場には別のドラマもたくさんあったんだと思います。
そんなこんなも全て呑み込んで、とりあえず──

今年もお疲れ様でした。
レースを盛り上げてくれた全てのライダーと関係者の方々、また来年最高の笑顔で再開しましょう。
おつかれっした!

2018JNCC最終戦

JNCC最終戦AAGPにいってきます

毎年毎年、このJNCCの最終戦がくると「一年ってはえーなー、おい」と思いますが。
まぁ今年もやってきました最終戦。

ウチとお隣のナグモさんとで積極参加しているXCレースでして、出来るだけみんなで、そして出来るだけ初レースのお客さんを連れていこうってな感じで毎回臨んでおります。

JNCC最終戦2017

JNCCってレースはいろいろ言われたりして賛否が別れるかもしれませんが、それでも国内最大級のレースなのは間違いなくて「初めてのレース」を見せてあげたいってこっちの意気込みにもすごくマッチする良い大会だと思ってます。

今回も初レースな人を連れていくことが出来ましたので、ウチとナグモのミッションはコンプリートかな。

ちなみに今回も私は出店参加ですので赤いテントを目印に訪れてくださいませ。
お店の在庫と完全に分けて管理してますのでイベントだけで販売する工具もありますのでお楽しみに。

あ、そうそう。
今回はレースの方も目玉情報満載。
先日の全日本MXで優勝した成田選手とかMXの強豪勢も多く参加します。
それを迎え撃つクロスカントリー勢の戦いとかいろいろ熱い展開を見ることができそうですね。

※ってなわけで土日と店舗は休業させて頂きます。
一応留守番いるので日曜日なら急ぎ対応は出来ます。

近年のウエス事情

どんな分野の整備にだって必要不可欠な工具や備品ってありますが、それでも分野ごとに代替えがきいたりするものもあったりします。

しかし「こりゃ持ってないとダメっしょ」って必須なものってもありまして…
今日はそんな中から汚れを拭き取ったりオイルをぬぐったりと超必須のウエスの取り扱いを紹介。

近年はショップタオルを代表とする紙製のペーパーウエスが主流になりつつあります。
最大のメリットは「使い捨て」出来る事。
ある程度まで使ったら躊躇なく新しいウエスをさっと取り出して使えるのは、整備を綺麗に的確に行う上でとても重宝するんですね。

ショップタオルBOX

SCOTT SHOPタオル ブルーBOX(200枚入)

よく「キッチンペーパーでいいのでは?」と聞かれるのですが、水分を含んだときの破けやすさや、細かな毛羽立ち等々でかなりの性能差があると思っております。
また思っている以上にキッチンペーパーがそれほどコスパがいいわけでもありませんので、ここは専用品のウエスを購入してもあまり気にならない価格差なんじゃないかな?と思います。

ちなみにこの有名なショップタオル。
地味に進化しておりまして現在はこのスタンダードの2ランク上であるショップタオルプロが登場。

ショップタオルプロ

SCOTT プロSHOPタオル ヘビーデューティー(60カット)

こちらは従来品のスタンダードに比べるとパーツクリーナーでビショビショに濡れるような場面でも破けない頑強さがウリになっております。
メーカーでも従来品の3倍の強度とうたっておりますので、ショップタオルの愛用者な人は一度くらい試してみてください。

SIGNETウエス

SIGNET ペーパーウエス

そして店舗で指名買いが多いのがこのSIGNETのペーパーウエス。
何がうりかというと「白色」だという事。
もちろん紙質も上記のショップタオルと違うので好みの差もあるんだと思いますが、この白色ウエスってのは一定の需要がありまして。
例えばオイル交換の際に拭き取ったオイルの色を正確に判断出来たりします。
(着色のウエスは少しわかりにくい)

っとまぁ、当店で販売しているペーパーウエスはこんな感じでしてあとは好みやコスパを考えて使っていただければ良いかと。

あと紙製ではないのですがメリヤス生地の布製ウエスだと。

メリヤス生地ウエス

メリヤス生地 縫合せウエス 1kgパック

この縫合せウエスと呼ばれるメリヤス生地(Tシャツの生地と同等)が売れております。
こちらはコスパもよく白色で吸水性もいいのでヘビーな整備現場からは絶賛されてますね。

私も個人的にはいらなくなったTシャツをハサミで切ってウエスにしたりしてますが、それでもそんなに数はないのでペーパーウエスをガレージとトランポに1本づつ置いてあります。
これが正解ってのはありませんが好みに合ったモノってのはあると思いますのでいろいろ試してみてください。

ソケットの差し込み角別対応サイズ

ラチェットとかソケット、それに関する問い合わせってのは多いのですが製品の事とかメーカーの事とかじゃなく、もっと根本的な事が分かってなくて購入時に悩む人って結構多いのです。

で、販売している側としてコレを理解してくれると話がスムーズなんだけど……って思うのが各ソケットサイズの受け持ち差し込み角。

例えば3/8のシリーズでいろいろ揃えている人がいるとして、ちょこちょこ買い増ししてくれている時に「次は27ミリのソケットが欲しい」と言われると、そもそもメーカー自体に27ミリの設定がないので説明に困るんですね。
いやこんな情報知っている人自体が少ないので知らなくて当然なんですけどね。

でもやっぱりこの辺をぼんやりとでも知っていると工具購入の計画とかも立てやすくなると思います。
ってなわけで今日はそんなお話。

 

小さい順に話をしていくとまず1/4差し込み。

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各メーカー 1/4ソケット各種

最小サイズまで話すといろいろ大変なので、その差し込み角の最大サイズで話を進めます。

まず1/4差し込みの場合には「14ミリ」が最大だと思って下さい。
実はメーカーごとに若干違うのですが、とにかく14ミリが最大だと思って頂いてOK。

一応14ミリまでラインナップがありますが、個人的には普通に使えるのは12ミリまでですね。
14mmは少し固く締まっているネジの場合は人間側のトルクがきついので、揃えるのは14mmまで揃えるのが王道ですが…実際の現場事情では12mmくらいの気持ちでいたほうがいいと思います。

 

そしてメインサイズである3/8差し込み。

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各メーカー 3/8ソケット各種

3/8差し込みはかなり広範囲にカバーしているイメージがあると思いますが、それでも最大サイズは24ミリ
(これもメーカーごとに若干違います)
なので上の話のように27ミリソケットが欲しい場合にはひとつ上の1/2差し込みを選択する事になります。
ちなみに車両整備に必須のプラグソケットとかビット系のHEXやTORXのソケットは大抵この3/8差し込みをメインにラインナップされてます。
ですので全部揃えるとしてもこの3/8差し込みのサイズを主軸に考えておくといいと思いますよ。

 

そして大きいソケットの1/2差し込み。

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各メーカー 1/2ソケット各種

1/2の場合は最大で36ミリ

なのでロータリーエンジンのエキセンシャフトのナットとか40ミリオーバーのソケットが必要な場合にはもうひとつ上の3/4差し込みのソケットを選ぶ事になります。

こんな感じで下の1/4から上の1/2まで揃えると整備に必要なサイズがズラッと揃えられるわけです。
で、これを知っていると自分が工具を揃えていくときの目安と言うか参考になるんですね。

そして最大サイズはあくまでも「最大サイズ」なので実用サイズとしてはもっと考える必要があります。
さっきも書きましたが1/4では自分なりに決めて12ミリまで…とか3/8なら19ミリまで…とかね。
この辺は各自の整備事情で考えればOK。
もうちょい補足すると例えば3/8と1/2の棲み分けとかでは、少しサイズがダブるくらいで揃えた方が後々便利です。
(例:3/8で~22mmまで、1/2では下は14mmから・・・とかね)

この手の話って工具のカタログ見ればすぐに分かるのですが、意外と知られてなくて「3/8の差し込みで30ミリが欲しいんですけど」とかの問い合わせが結構多いです。
こんな時は「すみません、30ミリだと1/2でしか設定がありません」と伝える事になるんですが、そうなるとその人が1/2工具も全く持ってなかった場合に1/2差し込みの駆動工具を新規購入する必要が出てきますよね。
ラチェットとかまで新規で購入まで考えてなかった人にはなかなか想定外の事だと思いますので厳しかったりしますよね。

ですので、こういう各差し込み角の受け持ちサイズをぼんやりとでも良いので覚えておいてほしいわけです。
実際の購入時には私にガンガン聞いて貰えれば最善の選択を提示しますので、細かなことは覚えなくてもOK。

ってなわけで頭の隅っこの方に覚えておいてねってお話でした。

ご近所散策 ─クイック羽生─

ウチのお店は埼玉県の羽生市ってところにありまして。
埼玉でも一番北のはずれ、関東地方で言っても北関東ってな場所でして、いわゆる田舎ですね。

こんな田舎の工具店までわざわざ来てくれる人も多くて感謝しておりますが、さすがにそれだけじゃ悪いのでご近所のおもしろスポットでもたまには紹介してみたいと思います。

あ、ちなみに東北自動車道の羽生ICからは車で5分ほどなので、東北自動車でお出かけの際はぜひついでにご来店ください。

で、今日紹介するのはレーシングカートコースの『クイック羽生』さん。

クイック羽生

当店からは大体10分くらいかな、とにかくご近所のミニサーキットでしてレンタルの設備も充実してて手ぶらで行っても楽しめるとの事。
(詳しくはクイック羽生さんのWebサイトをご覧になってください)

で、当店のお客さんだと2倍楽しめそうなのが平日だとバイク走行もOKなとこ。
バイク走行といってもガチなやつではなく、普通にナンバー付いている車両でフラッといって走行券買って(4~500円)走れるんです。
(軽装備では無理だと思いますが、ツナギとかはいらないハズ)

クイック羽生

昨日は当店の桶スポ走行組のお客さんがちょっと試しに…って事で走りに来たので、コース走行未経験の工場長を乗せてみようって事になり「肘・膝」パットだけ付けて走らせてみました。

クイック羽生

まぁ初めてなのでツーリングペースでしたが、本人は楽しそうに走ってましたね。
普段はこういうコンペマシンのようなガチマシンは遠慮願っているそうなので、ノーマルの公道車でいった方が楽しめると思います。
(さすがに音量は厳しいのでマフラー変えてたら無理だと思ってください)

ってなわけでこんなご近所にモータースポーツを楽しむ事のできる施設があるんです。
エイビットまで来たついでにぜひ寄ってみてください。
(もちろん逆も歓迎)