アイルトンセナの軌跡

私がこの業界に関わるようになった時、まだ走っていたアイルトンセナ。

正直当時は天の邪鬼にフォーミラなレースに興味無かったのですが、それでも世間の大騒ぎは凄かったし、少年ジャンプがスポンサーになったりしてすごい時代でした。

もちろん時代も違いましたよね。いわゆる消費社会の象徴のような時代でしたし、どこまでも何でも拡大で正解だと思っていた時代でした。

でもでも。

やっぱバブルのおかげだけじゃなかったっすよね。あの騒ぎはタレント揃いのF1のおかげでもあったと思います。

またあんな感じの騒ぎは来るのかな。俺が生きているうちにもう一回地上波で見ることが出来るのかな。

 

これ見てそんな感傷にひたってしまいました。

 

筑波サーキット

関東の、特に北関東の人間からすると筑波サーキットってのはちょっと独特の神聖化されたサーキットです。

雑誌なんかでも基本タイムなんかは筑波だったりするし、このサーキットに愛着ある人って多いと思うんですよね。

私がまだ中学生の頃はとにかく国内モータースポーツがめっちゃ盛んで、バイクだと全日本で平選手が走ってたりとかそりゃもう大盛り上がりでした。125ccクラスなんて決勝出られるだけですごい・・みたいなねw そういえば車でもストックカーの逆周りとかやってたっけ。

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そんな筑波サーキットですが年々設備の老朽化や設計の古さが路程してきていて噂はあったんですよね。

遂に来年の全日本ロードレース選手権が開催されないって事が決定したみたいです。

まぁ救急車の通路確保とかね、全日本格のサーキットとしては疑問な部分も多くありましたから仕方無いのかもしれません。
しかし寂しいっすよねぇ。

まぁ全日本が無くなるだけで他のレースはやりますし、みんなで盛り上げていきたいですね。

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来月はツーリストトロフィー開催ですから、興味ある人は是非。

Pikes Peak

パイクス。

この単語だけで熱くなったり語れちゃう人は国内だけでも相当数いると思いますが、アメリカじゃぁそりゃー大盛り上がりのお祭りヒルクライムレース。

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別名 The Race to the Clouds とも言われていて和訳すると「雲に向かって走るレース」ってとこですかね。 賛否こそあるみたいですがやはりアメリカのこういう国民的モータースポーツイベントって言うのはホントにうらやましいです。 日本でやってもローカルで盛り上がって終わりな感じでしょうね。

ちなみに車両もとにかくど派手でアメリカ人のツボを押さえた仕様で格好いいです。パイクスはスピードを競う競技ではあるのですが、スタート地点からゴールまで一気に駆け上るヒルクライムレースなので、標高との戦いも見所のひとつ。FIが一般的ではなかった当時は独自のキャブを開発したりいろいろメカ的にもおもしろいチャレンジがされています。またど派手な外装も標高の高さゆえの対策の意味合いも強く、気圧低下に伴うダウンフォース減を少しでも補う意味もあるんですね。

開催される6月前後は海外でも注目のレースが多くあります。

エルツベルグロデオもそうだしBaja500もその頃。

ネットの普及でリアルタイムに近い情報が得られると思いますので、みなさん楽しみに待ちましょう。

 

整備日和

またここ数日寒かったりしましたが、それでも極寒ってな感じでは無く肌寒いくらいな感じで、確実に季節の変化を感じられますね。

なんでも都内ではすでに桜が五分咲きとの事ですので、北関東な私もあわてて花見の準備をしようかと。

で、こんな感じで日中はもちろん夜間もそこそこ暖かくなってくると、冬眠していた車とかバイクをそろそろ引っ張り出してきて軽く整備して乗ろうかってな相談が増えてきますね。

またこの3月というのは整備初心者さんと整備の超ベテランさんが同時に活性化する時期でもあります。

なのでお店での相談事も多岐にわたっていて、受ける側の私も楽しくってしかたありません。

 

この時期の初心者系工具相談で多いのがプラグ交換。

慣れちゃえばなんてことない作業ですが、最初はいろいろ不安ですよね。まぁ中級者でも間違ったやり方している人がいるので、こちらとしてはなんでも聞いてもらっちゃった方が不安が無くていいんですけどね。

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・KTC プラグソケット各種

当店ではずっとKo-kenが一番人気でしたが、最近KTCのプラグソケットの人気が復活しつつあります。プラグの全長が短めの設計でして、狭い箇所での使い勝手が良いのが原因だと思います。

さらにサイズでは自動車での王道サイズだった16ミリもかなり14ミリに変わってきておりまして、当初は1ヶ月に1個売れればよかったくらいだった14ミリも今ではコンスタントに販売しております。今から購入されるかたはプラグレンチのサイズを確認してくださいね。

ちなみにレンチサイズはプラグメーカーでもあまり公表してないので、一番良いのは交換するプラグを先に購入しちゃう事です。そうすれば実寸を見る事が出来ますからね。

 

そして今日はツイッターで面白そうな物を発見。

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フルコン向けのタッチモニター。(詳しくはこちらを見てくださいませ)

ハルテック等のフルコン制御ではセンサーの出力とかロギングとかがセッティングのキモです。基本はPC持ち込んでパチパチするんですが、私もやってましたけど面倒ってか大げさなんですよね。

その点このフルモニターは超便利。

上のように回転数やら各種TEMPはもちろんA/Fの値、そしてそれらのロギングが可能っぽい(がっつり見て無いので詳細は分からない)

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私がフルコン弄っているころはタコメーターとA/F計を睨みつつ全開とかしてたので、これがお手軽に出来る事の利便性はホントに計り知れないと思います。

そしてこの多機能モニターをプライベートで作り上げてしまったってのがまた偉い。こういう奥の深い遊びをしてるといろいろしゃぶりつくせて楽しいでしょうね。

面白いから、やる

日本には世界の誇る自動車・バイクメーカーがあります。

これは自分が生まれた時からそうだったし80年代、90年代はその躍進を目の当たりにしてきました。

各メーカーにはそれぞれ色があり例えばTOYOTAとか今とあまり変わらない感じだったし、日産は今とちょっと違う感じだったし、スバルなんてレガシーでポッと当たって以降からはなんだか全然違うメーカーになっちゃった感じ。

そんな中、HONDAって自分ではあまり乗った事ないんだけど目が離せないメーカーでしたね。

よく言えば革新的、悪く言えば前モデル互換とか気にせず新技術を惜しげもなく盛り込んできて、飽きたら「そんなのあったっけ?」みたいなドライさも見てて面白かったです。

でも・・・・なんだか面白くないメーカーになっていきましたよね。これ私だけじゃなくみんな感じていたんではないでしょうか。なんか車に関してはミニバンメーカーみたいになっちゃいましたからね。

ウチの店って羽生ICのそばなのでホンダの朝霞研究所と栃木研究所で行き来する人がたまに寄ってくれるんですね。

F1とかやってた人が撤退を機にエコ担当になったり、それこそ社内でもいろいろあったみたいです。

 

でもでも、ここ最近のホンダってちょっと風向き変わったと言うか変化を感じますよね。いつぞやの楽しそうなホンダの雰囲気が戻ってきている気がします。

まぁ世の中不景気だしケンケンガクガクあったんだとは思いますが、開き直ったようにも見えるんですよね。NSXも出るみたいだしスポーツ復活の兆しもあってホントに楽しみです。

そろそろクーペとか売れる時代が戻って来るかもですね。
いやお前何様なんだよ!って言われそうですけど・・・(笑)とにかくホンダには頑張ってほしいな、と。