キックオフ

いよいよ春が訪れる予定の3月に突入。

2月でいくら暖かい日があっても「春はもうすぐ」くらいな気持ちしか持てませんが、これが3月となるとはなしは別。3月って言うカレンダーな時点で少しでも暖かくなればそれはもう春なわけです。

そして3月はいろんな人がいろんな立場でいろいろな変化が訪れる「いろいろある月」でもあります。

卒業する人も入社する人も、移動する人もいてみんな良い感じに浮つく時期でもありますよね。

そして私が大好きなモータースポーツでもいよいよシーズンイン。

いわゆるキックオフイベントが多数開催されます。

今週末の3月6日はJNCCのキックオフ。大阪の阪下で開幕戦がスタート。昨年は当店からM君が出走してつらい雨のレースになりましたが、頑張りましたなぁ。今年はちょっと参加出来そうもありませんが、期待して見守ってますのでみなさんガンバってくださいませ。

そしてMX関東戦も第2戦が川越のオフロードビレッジで開催。

開幕戦を負傷で欠場したココア君がいよいよ全日本に向けての長い道のりを歩き始めるわけです。ムネアツですな。

そしてそして今月20日は川越のモトクロスビレッジでビンテージモトクロスの開幕戦。いわゆる親父達の祭典なのですが、最近は若い人も多く参加したり興味持ったりしてくれてかなり盛り上がってます。

当店でも先日こんなバイク乗ってきた若いお客さんがいまして・・・。

 

なにこれ?自転車??wってな感じですが、なんでもイギリスの古いバイクとの事。(名前聞いたけど忘れちゃったw)ちなみに奥に見えるのは別のお客さんの430ターボ、格好いいですねーこれ私も乗ってたんですよ。コンクールコンディションを保ってまして本当に綺麗でした。

で、バイク。何コレと思いつつもよく見るとおもしろい。ハンドル左にはクラッチとデコンプと進角レバーが付いていてなんか忙しそう。そしてエンジン見ると・・あれ?

 

最初空冷の、ようはカブみたいなエンジンだと思ったのですが、よくよく見てみると後ろ側にもシリンダーらしき・・・。あれこれ水平対向(笑)Vツインではなく間違い無く水平対向。

BMWで見慣れているとはいえ・・・え?向きはこれで合ってるの??w 縦置き?横置き?っどっち置きって言うんだろう・・?

いやー良い物見せて貰いました。

そんな彼にもビンテージモトクロスの件を話すと行ってみたいと言ってましたので、多分来てくれることでしょう。(できればこれで走って欲しいけどw)

うんうん、なんかイイネ。日差しを全開で受けて楽しい季節にしましょう。

 

まぁビンテージと言っても本気な人達はこんなに速いんです。もっと緩いクラスもありますので、みなさんも是非遊びにいきましょー。

連休

せっかくの3連休なのに天気悪いねぇ。

昨晩から降る予報だった雪ですが結局夜のうちには降らなくて今朝から降り出しました。それもみぞれ混じりな感じで全然積もる気配は無かったのですが・・・、夕方頃から徐々に積もり始めてますね。

まだ通りの激しい道路は大丈夫ですけど、夜のあいだ中降ったらチトやばいかな。

明日は私の知っている大きめのイベントがかなり開催される予定なので、積もっちゃうと可哀想ですね。

とにかくさっさと雪にはやんでもらって活動的な生活が送りたいです、はい。

動画はフランスで開催された元祖ビーチ系サンドレースの様子。

参加台数1000台超!観客動員は30万人って言うんだからすごい。やっぱりこういう文化があるのは良いですよね。ってか、かなり引きで撮影されているので分かりにくいかも知れませんが、折り返した後のビックジャンプはかなり飛んでますよ。

あーこういうのやってみたいですよねぇ。

ゼロエミッション

ゼロエミッション。

なんだか難しそうな言葉だけど簡単に言えばエコエコなお話の「排出ゼロですよー」ってな意味合い。

自動車メーカーや各産業界でもテッペンの理想に掲げられている思想のようなもんですな。

で、基本的には背中がむずむずする系のこの言葉が、ちょっと関係無さそうな所から出てきたので気になって見てみたら・・・・・あら松下さん。

えーまじでー、すげーすげー。

先日の日記でもお伝えした通り、本年のマン島TTレースに再び挑戦する松下ヨシナリさんですが、なんとなんと電動バイククラスである「ゼロエミッションクラス」にも平行して挑戦するとの事。

ってか・・えーそんなクラスがあったってのがまずビックリ。

電動バイクメーカーのプロスタッフが作った電動レーサーでの参加だそうでして、すごいですよね。ちょっと詳しく中身を見てみたいなぁ。

こういうのはさ、エコエコとか関係無く「挑戦」として精一杯応援しますよ。

 

しかし・・・このコースでこのスピード・・・。見てるだけでも怖そう。

春よこいこい。

結局仕事が忙しかったり寒かったり(こっちがメイン)してバッタ号のメンテはほぼ手つかず状態。

気がつけば定休日がやってきまして前日に「明日行きます?」と。

はいー!行きますー行きますー!

と、無整備状態のバッタ号積んで出掛けてきました。現地着いてからチェーン少し見て空気圧だけ合わせてそのままGOGO。

天候的には暖かかったんだけど、こういう時期の走行は身体を温めるのがまず大事なので1本目はジャンパー羽織ったまま走行して汗ビッショリになりました。走ればどうせ汗かくんだから脱いで走れば良いのに・・・なんてーのは素人考え。歳とったおっちゃんはじっくりと身体を動かしていかないと怪我の原因になりますからね。(もちろん準備体操とストレッチもしてます)なんたって厄年ですから(笑)

で、無事1本目の走行も終わりタオルで汗拭いてジャンパーを脱ぐ。

で、で休憩・・・・あれ?これ風邪引きそうな順番じゃね?とか思いつつも、少し寒くなってきた所で2本目ー!

 

とりゃー!っと調子良く走っているのは残念私じゃ無く、お仲間のナガちゃん。私もこのジャンプに何度も挑戦しましたが・・・・飛べる気配が無いので勘弁してやりました。斜面のちょっと前までは行けるですけどねぇ。

で昨日は3人で走っていたんですが、誰からとも無く「オレは最初に離脱しねぇ」って雰囲気になってきまして、私も腕がパンパンになりながらも誰か走るのをやめるのを待つ状態に。

結局空気を読んだ年長者のテンチョーがやめてくれて、私はもう1周走って休憩(ぜーぜー)

 

ちなみにテンチョーとは1年半前くらいに私の日記に書いた上半身複雑骨折してしまったお仲間。私の見ている前の出来事だったので衝撃的でしたが、見事に復活されて新車も投入。

選択がしぶくて国内では最後の販売となる、ヤマハの2st250cc!YZ250。(もちろん新車)

そりゃーもう本当に戦闘機でして、レーサーなもんですから20秒もアイドリングしているとカブって止まります。私のバッタ号よりも軽くてパワーも出ているんですから、まさにモンスターマシンです、はい。

「ちょっと乗ってみる?」

と言われて「おーやったー」と素直に喜べる代物では無いのですが、コワイ物見たさでオズオズとまたがりパイーンっと発進。

私だって初代バッタ号の2スト(125cc)乗ってましたから、まぁ乗り方はなんとなく分かります。

コーナーが迫ってきて・・・こ こ で ・・・ギョワ!っと曲げてクラッチポン!

!!

空しか見えねぇぇええ!フロント浮きまくり。

今度はタイトターン後にすぐ急な登り坂。カブって止まると面倒なのでクラッチ切りながらパーパーパーパーとふかしつつ今度は慎重にクラッチ繋げて登り始めます。

よしよし・・と思いつつクイっとスロットルひねったら(ほぼ助走無し)

そのままピョーンっと大ジャンプ。自分でも予期しない景色にビビッター全開になりつつ、この高さからの着地はマズイ!と本能で感じスロットルを少しひねる(衝撃を前方に逃がすのは効果的)で、着地の衝撃でさらにスロットルがワイドオープンしまして、一瞬にして溶けていく景色。

リアルに 「う!・・・・・わーーーー」

とか言いつつ逃げるようにコースアウト。

いやー怖かった怖かった。でも楽しさもイッパイありましたね。あれだけ軽い車体にあのパワー、低回転のトルクもあってトコトコ乗るのも出来る感じ。乗りこなせると面白いんだろうなぁ。

本日は全身筋肉痛でございます。

電気のチカラ。

前の日記でも書いた事がありますが、個人的には自動車&バイクの電動化に関してはあまり否定的な意見は無いんですね。嫌悪感があるのはエコエコ言いつつ目先の欲にしがみつく行為ぐらいです。

そりゃーまー内燃機は好きですし無くなっても良いと、割り切れるほどでも無いのですが、現在開発が進んでいるEVを少し調べてみると結構楽しくなりそうな物も多いんですよね。

しかしちょっと憂慮しているってか・・・この隠れた問題をどうするのかな?と思う事がいくつかあります。

一つ目は電力の供給問題。

現在販売されているEV車のオーナーさんは、多分ですけど夜間料金とかうまく利用しつつ、充電をしていると思いますが、今後この大きなエネルギー利権を電力会社が放っておくとは思えません。すでに各所で噂レベルですが「EV車向け電力契約」が始まるとか出てきてますし、何かしらの囲い込みが行われると思います。仕様や規格、そして電圧の問題とかとか電力の供給元も大きな発言権を持つような気がするんですよね。こういうのを日本の各自動車メーカーは足並み揃えて解決出来るのか?

二つ目は安全性の問題。

ハイブリッド車やEV車は今のご時世もてはやされておりますが、テレビコマーシャルでは流れない問題も多く抱えております。それが安全性。

ご存じの方も多いと思いますがガソリンエンジンの車ってのは、よっぽどの事が無い限り衝突事故を起こしても爆発とかしません。(タンクが破損して引火くらいですかね)

しかしバッテリーは爆発します。また大きな電流が流れるハイブリッド車では、電源のオンオフが結構重要になってくるのですが、これが例えば事故を起こした時に簡単にオフにする事が出来るのか?ってのが結構問題。うちら工具業界でも近年1000ボルト対応の工具の問い合わせがとても多いのです。

JAFはもちろん高速隊とかからも問い合わせや注文が入ってます。こういう一歩間違うと今までの車みたいに気軽じゃ無い面があるんだよって事をそろそろ公にして、みなさんに認知してもらう必要があるんじゃないかなぁ・・・と。(別に悪者にしようとしているわけじゃ無いんです、そろそろ知っておこうよって事)

すでに市販の始まっているホンダやヤマハの電動スクーターも、販売店には専門の講習会が開かれ電気ゆえの怖さのレクチャーがあったそうですからね。

まぁこんな事気にするのもあと2~3年内にはEV市場もかなり活性化すると思うので、早めにいろいろ浸透されてしまった方が良いんじゃないかなぁ・・と思うからなんですね。アメリカとか中国ではすでにモーターやバッテリーのエンジン載せ替えキットとか発売されてますし、いつまでも「電動なんか嫌」とか言っている時代でも無いと思うんですよね。

動画は国内スーパーモタードライダーの佐野新世さんが、モトクロスの草レースにアメリカから輸入した電動モトクロッサーで出場した時の様子。

 

まぁ乗っている人が速いってのもありますが、実際は電動の乗り物もここまで来ているわけです。

騒音も無くモータースポーツを楽しむってのも、アリっちゃアリですよね。