大きい工具。

本日紹介したKo-kenの1/2シリーズ。

まぁメーカーはなんでも良いと思いますが今の主流になっている3/8工具だけでは、どうしてもトルク的に厳しい作業ってあるんですよね。

それでも3/8のラインナップがそこそこあるので、なんとかなったりもしちゃうので1/2の工具ってなかなか手が出ないって人も多いと思います。

しかーし!やっぱ無理は良く無いですね。そんなに高い物でも無いので自分に必要なサイズとラチェットかスピンナー1本で良いので揃える事を強くオススメします。

 

こういうちょっと長くてがっつりトルクが掛けられる工具があると、本当に重宝すると思いますよ。

そしてサイズ的な話なのですが、どうしても「大トルク向け」と言う印象が強い1/2ですが私なんかだと14ミリくらいからは場所やトルクによっては1/2を使ってます。どうしても22ミリ以上とかの印象が強い1/2工具なのですが、実際のトルクで言うと14ミリくらいから40Nmくらいのトルクって出てくるんですよね。

で、40Nmって言うと結構なトルクなわけです。締め込みはなんとかなったとしても緩める時がツライ。

そういう時は迷わず1/2の工具に持ち替えて作業してますね。これだけで作業の効率は格段に上がると思いますよ。

 

お店でお客さんと話をしていても、ちょうど中級くらいを脱出しようとしているユーザーは1/2に目が行き始める傾向がありますね。

3/8を揃える時ほど工具の個数も必要ありませんし、ソケットだって車ならば14から24くらいまでの5個くらい購入するだけでかなり作業の幅が広がると思いますよ。

工具箱

工具は何を揃えれば良いですか?と聞かれると結構困りまして、それはその人がやりたい車種や整備内容によって工具の種類が変わってくるからなのですが、それとほぼ同じ内容の質問で「どんな工具箱がオススメですか?」も情報が無いと困るんですよね。

ガレージに常設出来て大きさもこだわらずに予算も取れるならば、大きい方が間違い無く良いのですが、これが持ち運びを前提とした工具箱選びとなるとかなり難しくなります。ってか正解は無いのかも知れませんが・・。

で、長年工具を売ってきた経験で言うと、持ち運び用としてのベターな選択のひとつが「小分け」ですね。

これはレギュラーなハンドツールをメインの工具箱に収納し、その他の物を別の箱へ。そして更にかさばる大きめな物を更に別の箱へと言う方法です。

この小分けの良い点はなんと言っても機動性の確保です。持ち運びを前提とした場合、道中は車で運んだとしても使うときは人間が持ち上げる必要があるわけでして、その時にひとつの箱に執着してしまうと重くなりすぎるんですね。

また作業内容でも柔軟に対応出来、その作業では使わない大きめの工具は持ち運ばずに済んだりもします。

で、近年個人的にはかなりのお気に入りなのがリングスターの大型樹脂ケースのドカット。

 

この箱はかなりざっくりしたケースなのですが、このざっくり感が出先では非常に重宝します。またHPの説明でも触れていますが・・・。

 

このように長めのケミカル缶もそのまま放り込んでいけるので、工具プラスケミカルの収納として活躍します。

私はこれを2年ほど使ってますが、本体も丈夫でハンドツール以外の物をこれに放り込んで使えるので今や手放せない工具箱ですね。寒い時期にはコーヒーを入れたポットとかも入れて移動出来ますから本当になんでも入れとして活躍してます。

持ち運び用の工具箱で悩んでいる方は、このようにセカンドやサードの工具箱も考えてみると意外とスッキリするかも知れませんよ。

進歩。

先日ちょっと調べ物があってWEBをダラダラーっと見ていた時に、なるほどその通りだねぇ・・と思う事がありまして。

それってタイヤの話だったんですけど。

タイヤメーカーの人が不景気でタイヤが売れないと嘆く。ウチのタイヤは他のメーカーに比べてこんなに性能が良いのだからもっと使ってくださいよ・・・と。

で、その人はこう言い返す(ってか本音ってか真意ってか)

「スポーツ走行は好きなので性能をフルに発揮したいから、良いタイヤを使いたいのはもちろんなんですけどね・・・」

「価格や性能だけの話では無く、組み替えるのも大変んですよ」

と。するとメーカーさんは「え?そんなの店でやって貰えばいいじゃないですか?」と。

「いやいや、店でやるにも工賃で金掛かるし予定も組まないといけない」

「なんつーか・・・こう、これだけ技術が進歩した世の中でタイヤだけは昔と何も変わらずに、専用の機械が無いと組めないってのはおかしくないっすか?」

「簡単に自分でタイヤの履き替えが出来ればドライとウェット、あと雪用とかいろいろ買う人いるんじゃ無いですかね?」

まぁちょっと違うのですが、こんな事が書かれてまして、かなりなるほどー!と思ってしまいました。そう言われてみればその通りなんですよね。上記のような事をホイールを何セットか用意して実現している人もいますが、その為の敷居は決して低くはありません。

また今回の事はそういう個別の工夫の話では無く、コロンブスの卵的な話だなぁと感銘を受けたんですね。

 

私も自分でたまにバイクのタイヤを組みますが、基本的には苦手意識がまだあり面倒な時はお店に頼んでしまいます。本来モトクロスタイヤは角が半分も無くなれば寿命なんですが、練習ではみんな丸くなるまで使い切るんですね。モトクロスタイヤなんて1本5千円くらいですし、減るのはリアだけなのでみんなの交換時期を見ていると金銭面と言うよりは「交換自体が面倒」と言う人の方が多いと思います。

これがワンタッチとまでは言わないまでもサクっと交換出来る構造になっていれば私なんかだと年間倍くらいのタイヤを使うと思います。ましてはドライ・ウェット用も普段から持ち運んで使うようになるかも知れません。

結構手詰まり感のある業界だと思ってましたが、見る角度を変えれば意外とまだまだ何かあるかも知れませんね。

話は全然変わって先日のAMAスーパークロスの250cc(ライツクラス)のヒート戦動画を見つけました。
#793の黄色いバイクが日本人の池谷君。(ヒート2で登場します)

 

惜しかったー、次こそガンバレー。

バイク好き。

毎年お正月中の営業は普段遠方でなかなか当店に来店出来ないお客さんとかが、帰省のついでとか旅行のついでとかで訪れてくれるので楽しみにしております。

今年もいろんなお客さんが来てくれて「いつも通販で購入してます」なんて言ってもらえると嬉しくなっちゃいますね。

そんな中、商談も終わり歓談中に三宅島EDレースの事とか、モトクロスに興味あるので準備とかどうすれば良いですか?とかとか聞かれたのですが、ちょっとクラっとしたのが「車はやらないのですか?」と。

あっれー、もうそんな過去の話になっちゃいましたかね(笑)

そういわれてみればモトクロ始めてすでに2年。車はその半年前に降りましたので2年半も経っていたんですね。そりゃーそう言われるわ(今はモトクロ一色だしね笑)

一応車もいろいろ遊んでおりました(過去形)モトクロ始めたばかりの日記でも書いたのですが、今はしばらく全身運動のモトクロを続けるつもりでして、あと数年したらまた車でもノンビリやろうかと思ってます。

私の車の最終履歴はマツダのロードスター。

約10年乗りまして、いろいろいじったり壊したりしました。特に印象に残っているのがエンジン制作とその制御。

 

ポートを研磨拡大加工したり、燃焼室の形状を成形したり。この頃はいじるのが楽しくてしょうがない時期でしたね。ちなみにこの頃に販売を始めたのが当店オリジナルの燃焼室容積測定キットです。

ショットピーニングとかプラトーホーニングとか試せる物はいろいろ試して本当に楽しかったですね。車両も4気筒DOHC1800のロードスターだったので、教科書みたいなエンジンと車体でいろいろ勉強させてもらいました。

また当時はまだNBロードスターが発売2年ほどでフルチューンの情報がほとんど無く、ECUの書き換えも出来なかった為に、制御系もあれこれトライしました。(情報の無い車種のフルコン制御とかかなり勉強になりました)この時の知識が今でも仕事に役立つことが多々あります。とりあえず悩んでないでやってみた結果が今に生かせているのも嬉しいです。

で、こういう事ってやった事の無い人には別世界に映るかも知れませんが、実際にやってみるとなんとかなっちゃいます。

短い人生、いろいろやり尽くしてみましょうねぇ。

さむいよ。

いやいやいや、寒すぎるでしょ。

こんなに寒いのに店頭にはバイク乗ってくるお客さんが結構いるんです、みなさん気合い入ってますね。

今日はお昼過ぎにはお店が少し暇になったので昨年末から、ずっとやりたかったバッタ号の整備をちょっとだけはじめてみました。

 

今回はキャブも含め各所を点検したかったので、最終的にはリアサスもハズしてリア廻りをほぼ全バラにする予定。

本当はタイヤもハズしてリンクをバラして、リアサスを外すまでやっちゃおうと思っていたのですが、ここまでバラしたあたりから店頭にお客さんが来始めてしまってここで終了。

まぁのんびりやる予定なので良いのですが・・・とにかく部品洗浄が寒い!ってか冷たい・・・いや痛い・・・。

樹脂系パーツも寒さでちょっと力を入れると割れちゃいそうだし、なんとか室内で出来ているのでストーブを横に置いてのんびりやろうかと思います。