夏の始まりを告げる大会がモトパワー8耐だとすれば、この月山はまさに夏の終わりを告げる大会。
毎年夏休みの最後を目一杯の暑さで迎えてくれる月山でしたが・・・。
今年は見たことない前代未聞だらけのJNCC山形大会となりました。
行きの道中は昨年の教訓を生かしつつブログで書いた通りの道順で行きました。これがなかなか正解でして道も楽だし深夜でも怖くないしで完璧でしたね。
それでも出発が遅かったので現地着は朝の4時半頃。
それから少し呑んだりしてて5時過ぎには空が明るくなってきました。

台風来てるとかいろいろ事前には「雨確定」な大会になりそうな感じだったのですが、私の晴れ男パワーが炸裂しましたね・・・と、言いたい所なんですが、温帯低気圧のせいなのか天候は安定せず、ちょっと雨降ったり晴れたりを繰り替えす感じ。
それでもドシャーっと降らなければいいわけでして、会場にいるみんなも同じ気持ちだったと思います。

出店ブースを設営してその後、メインディッシュの川を見に。

ん?なんか水量とかそんなの関係なく、川の形が違うぞ・・・。

そして前日まで降り続いた雨の影響で川はまさに濁流。
これレース出来るの?とかみんな驚いてましたね。
土曜日はそんな感じで無事に終了・・・とは行かず。 そろそろ一回店閉めて夕方のBBQでも準備しようかって頃に突然。
ヒュー・・・・・。
っと一閃の風が吹き、一拍おいてからの豪雨!
私は閉店準備途中だったので濡れちゃまずい商品は全て車の中に避難していたのですが、それでも風と雨でテント内までビッショビショの大雨でした。風も凄くて台風が遅れてきたのかとおもいましたよ。
まぁそれも夕立のように過ぎてくれて夜は前夜祭で大盛り上がり。
いつものメンバーとか北陸勢とかも混ざってくれて楽しかったです。しかし・・・その頃から雨がまた降り出しまして結局夜半まで降り続いてしまいましたね。みんな騒ぎながらも明日のレースが心配な感じでしたね。
そして明けてレース当日。

ウチのチームもみんなで出撃。
午前はFUNクラスと言って少し時間も短くコース設定も楽なレースなのですが、今年の月山はコースがきつかったですね。

スタート時も路面はこんな感じで濡れてるくらいでしたから、コンディションもやばかったです。
それでもレース自体は無事に終了。しかし川渡り無しになりましたーとのアナウンスがあったわりにはきっちり水深深い所も通らなくてはいけないコースだったようで・・・。
あれだけ水没注意と言っていたのですが、チーム員の新車のKXも最終周でまさかの水没。

マシンを壊さないようにピットまで押して戻ってきました(ど根性)
そしてみんなが注目していた午後のCOMPクラス(全日本格)での川渡りは・・・一部コースカットながらフルコースでやる事に決定!
このときは会場のアナウンスにみんなどよめきましたね(笑)まさに悲喜交々。
そしてそんなコンプクラスですが、スタート直後にトップ集団が一斉にミスコースしたとかで一時赤旗中断。
もういっかいスタートからやり直しになりました。これはビックリしましたね。

すでに1周は回っているのでスタート前なのにバイクがドロドロ。
それと気持ちの持っていきかたが難しかったでしょうね。中断で30分近くこの状態でしたからね。
そして再スタートは無事に行われ、時間の関係で3時間のレースを2時間半に短縮して行われました。

コンプクラスはほぼフルコースと言う事で水没車多数。とにかく諦めないでプッシュし続ける人がひょっこり大逆転とかそんなドラマがかなりありました。
そしてガレ場でも多くの選手がパンクして離脱してましたね。これは可哀想だったなぁ。

今回こそクラス優勝を狙っていたAクラス注目のルーキー五天君も最終周でまさかのパンク。なんとかゲートをくぐりましたけど、最後は3位まで落ちて終了でした。タラレバになってしまいますが、それさえなければ初優勝もあったのでホント残念でした。前夜祭でも一緒に呑んですげー応援してたんですけどね。まぁ彼ならどこかで優勝するでしょうから、次の楽しみにとっておきましょうかね。
そんなこんなで今年の夏イベントも全て終了。
行くまでは台風とかそんなので少し「あーあ」な気分だったのですが、いろいろあった方がやっぱ面白いですね。荒れに荒れた月山、またひとつ酒の肴が増えたと思えばすごく楽しい大会でしたね。
帰りの道中で仙台通過あたりで私のボロエースは遂に

30万キロ達成。まだまだ壊れるまでは走ってもらいましょうかね。
動画は午後のCOMPクラスで最大難所になる予定だった川渡り箇所。マーシャルが試走してますが「こりゃレースでは使えない」と判断されてキャンセルになりました。