店主の近況 ─怪我してました─

今月の前半に行われたバイクレースのJNCC。
この千葉大会にとにかく出たくて春にやった首の手術も術後のリハビリも頑張ってきました。

特にリハビリの時についてくれた作業療法士の方(この人もバイク乗りだった)から「せっかくリハビリ続けるんだったら体幹メニューも入れて下半身も強化しちゃいましょう」って言われたのをきっかけに自分の身体をあらためて見直す機会を得られたのはよかったと思います。
ついでにといってはなんですがブヨブヨと太ったお腹まわりもスッキリさせてしまおうと思い、運動による減量にもチャレンジ。
筋トレ後には30分ほどのウォーキングも日課となっていました。

そんなわけで退院後に自宅でのリハビリ兼筋トレをスタートさせたわけですが、1ヶ月ちょっと続けてみて体重って全く変わらなかった(少し増えた)んですよ。
そこで体脂肪計を購入して体重や体脂肪率も管理し始めました。

お店にくるお客さんの中で筋トレやダイエットに詳しい人にいろいろ聞いてやっぱり「食事」も管理しないとだめってことがわかりまして、これについてもいろいろチャレンジしてみました。

そしてついに体重が減り始めたんです。
リバウンドも警戒しつつとにかく「少しずつ体重減らして筋肉をつける方向」で続けていたのですが…まさかの怪我をしてしまい。

怪我は自分で思っているより酷かったらしく、あまり表では言ってませんでしたが入院してまたもや手術してました。

また入院してました

せっかく筋トレも減量もうまくいっていたのですが……
この怪我で食事制限も筋トレも一時完全にストップ。
運動はもちろん出来ないのですが怪我を治すためにとにかくエネルギーを入れろってことで減らしていた食事も逆に多めに食べることになったのですが。

なぜか減り続ける体重。
識者に聞くと「怪我を治すエネルギーのほうが多いのでそれに持っていかれてる」とのこと(なるほど)

現在はこの怪我に関してのリハビリもスタートしまして、運動も徐々に出来るようになってきました。
心配していた体重増加もなくここ1ヶ月は増減無しで過ごせております。

ちなみに結果として私がやった減量は。

・PFCバランスとか細かなことは考えないで「腹七分目」だけを意識。
・朝昼晩とご飯をちゃんと食べる。
・甘い飲料を飲まない。
・水を飲む(お茶とかではなく「水」だけ)
・早寝早起きで睡眠をキチンととる。
・一日一回だけ酢を大さじ1杯だけ飲む。

ざっとこれだけ。
続けられない極端なことは出来るだけやらないって方針で現在8キロ減まできました。
もちろんこれに「適度な運動」が入れば尚良しだと思いますので、今の怪我が治ったらまた筋トレを再開したいと思います。

また入院してました

しかしこの半年でまさか2回も全身麻酔の手術を受けることになるとは思いませんでした(笑)

スリップジョイントプライヤー

コロナ禍の真っ只中に新規投入され、詳しい理由もわからないままずっと品薄が続いていたKNIPEXの新商品のツイングリップ。
個人的にはいろいろ出てくる新製品の中のひとつくらいな位置づけだったのですが、市場の「品薄感」からなぜかまったく出回る様子もないままにすでに1年半以上が経過しました。

KNIPEXツイングリップ

KNIPEX スリップジョイントプライヤー ツイングリップ

当店にもこの1年半で全く入荷してこないってわけでもなく、本当に少量ずつ入荷しては店舗で予約をくださったお客さんにお渡ししていたためにWebに案内をだせない状態だったわけです。

そしてこのツイングリップ。
いざ実物触ってみたら…かなり良いんすよね。

そもそもスリップジョイントプライヤーという工具は日本という国で特に重宝されている工具のひとつでして、海外ではあまり作られておりません。
アメリカのスナップオンとかチャンネルロックとかではちょろっと作られている以外では有名メーカー(特にプライヤー専門メーカー)ではほぼ見かけないプライヤーだと思います。

握りものであるプライヤーはちゃんとしたメーカーほど専門性が高いラインナップになる傾向がありまして、この工具の存在意義がなにげに広範囲になる手前、他のプライヤーラインナップでフォロー出来てしまうってのが一番の原因かな?とは個人的に考えてます。

でもね。
やっぱりいろいろ活用出来るプライヤーって1本持っていると便利なんすよ。

KNIPEXツイングリップ

特に今回のツイングリップは名前の由来にもなっている通り先端に縦溝があって某社のネジ○ウルス的な使い方も可能。

KNIPEXツイングリップ

これをあのKNIPEXが作ったわけですから信頼性も高いですしね。
そもそも数ある工具の中でも「縦に掴んで引っ張ることが出来る工具」って探すとめっちゃ少ないんすよ。
ですのでこの工具はかなり貴重な存在だと思います。

KNIPEXツイングリップ

また開口部調整に押しボタン式を採用しているおかげで結構大きなものまで掴むことが出来ます。

KNIPEXツイングリップ

当店で人気のKTCのコンビネーションプライヤー(同サイズ)と比較しても、かなり大きい開口の印象っすね。
また調整部がコブラとかみたいに数段階(5段)に分けて細かく調整出来るのも嬉しいです。

しばらく品薄が続いておりましたが現在はわりと在庫が安定してきました。
販売後のお客様の反応もかなり良いので、まだ見たことなって人はぜひ一度確かめに来てくださいませ。

インチの工具を揃える

世界的には数値の規格を統一しましょうって流れがありまして、トルクレンチだって昔は「○○キロ」とか言ってたのが世界標準のN・m(ニュートンメーター)になったり、タイヤの空気圧とかも同じですよね。

で、そんな本流の中で忌み嫌われているのがインチのネジ達。
そもそも3/8とか直感的にサイズ把握出来ないので使い勝手も悪くて、これが全世界的にメトリック(メートル法)にしましょうよってなことになっております。

実際車両整備の現場でもUSインチサイズを使用した車両ってのはほぼ無くなりつつありまして、唯一残っているのがハーレーくらいになってきました。
しかし最近のコロナ禍からのオートバイブームに乗りまして、ハーレーの新規顧客が増加傾向にあります。

そうなると問い合わせはインチの工具ってことになってくるんですよねぇ。
ってなわけで今回はそんな問い合わせ急増中のインチ工具の紹介をしてみたいと思います。

インチ工具

Ko-ken 3/8インチソケットセット ショート・ディープ

まず強めに言いたいのは「出来るだけセットで購入して欲しい」という点。
これにはちゃんと理由があって先述の通りインチのサイズ表記ってちょっと分かりにくいんすよね。
例えば上記のセットの入り組みを書くと。

1/4、5/16、3/8、7/16、1/2、9/16、5/8、11/16、3/4

ってセットです。
ここで必要なサイズが分かっていて3/8と1/2と5/8の3個を単品で買ったとします。
目的の作業があったのでしょうからそれはいいのですが、次の作業をしようと思った時に手持ちの3サイズでは対応出来なかったとします。
さて、あなたは足りない、自分が持っていないサイズが分かりますか?

ミリサイズみたいに数字が順番に並んでいるわけではないので、慣れてない人は「3/8のひとつ上のサイズ」というだけで分からなくなります。
これって非効率だし、そもそもミリサイズのソケットのようにすぐにその辺で入手出来るとは限りません。
なので出来るだけインチに関してはセットで買うことをオススメしているわけです。

インチ工具

SIGNET コンビネーションレンチセット[インチ]11本組

そしてコンビレンチならこれがオススメ。
何がいいってサイズ組が最高です。
下が1/4から上は7/8まできっちり入った11本組なので、とりあえずこれを持っていればなんとかなるってセットです。
他メーカーではもっと少ない本数のセットとかありますが、なにげに1/4とか使うのできっちり揃えておくことを推奨しております。

インチ工具

Ko-ken 3/8HEXソケット[インチ] セット・単品

そして地味に必須とも言えるのがインチのHEXです。
まだボルトナットならモンキーレンチでなんとかしたりも出来るのですが、キャップボルトだけはどうにもなりません。
あと近年のハーレーはHEXよりもTORXの方が山ほど出てくるので穴あきTORXあたりを揃えておきましょう。

インチ工具

KTC L型HEXレンチセット9本組 ミリ・インチ

もちろんL型のHEXレンチもあります。
とりあえずって人にはこっちの方が安価でいいかもしれませんね。

上記で紹介したインチ系は出来るだけ店舗に常時在庫しております。
よくわからないって人もお気軽にご相談くださいませ。

久しぶりのJNCCに行ってきました

ちょうど一年前に出場したJNCC千葉大会。
第二の故郷でもある木更津の開催って事ですごく楽しかったんです。

で、今年も絶対行くぞ!と決めていたのですが……まさかの首の手術が決まってしまってバイクNGに。
それでも8月に身体の制限が全解除になりまして。
9月にエントリー開始されたので一年ぶりのJNCCに申し込みました。

JNCC2022八犬伝

そんなわけで行ってきましたサンドバレー。
去年も思いましたがとにかくスケールが大きくてすごい景色です。
天候もギリギリ雨を避けてくれてご覧の通り。

JNCC2022八犬伝

このレースだけで会うお仲間もいてワイワイと楽しいです。

JNCC2022八犬伝

そして午前のFUNクラスが整列。
なんとなんと400台ですって。

JNCC2022八犬伝

いつものお仲間もやる気マンマン(?)です。

ってなわけで今年も無事に楽しいレースが終わりました?
え?私はどうしたかって?

JNCC2022八犬伝

ふはははは。
実はレースエントリーした後の練習走行でコケて肩を怪我。
残念なことに今回のレースは応援する側に回っておりました。
(ほんとにバカですよねー)

一時はかなり落ち込みましたが、まぁ自分でやった怪我なので仕方ないですね。
また来年もあると思いますので楽しみとしてとっておくことにします。

でも久しぶりのレース会場はめっちゃ楽しかったです。
みなさんお疲れ様でした。

ホイールナット用のインパクトソケット

数ある工具の中でもプロメカさんくらいの使用頻度だと「ある程度消耗品」と割り切って使うものが存在します。

そんな中でも工具のお店をやっていると数年おきに買い替えているなーって思うのが「1/2のホイールナット用インパクトソケット」ですね。
通常のインパクト用ソケットと違って狭いボルトホールのホイールにも使えるように薄口で作られているので壊れやすいんですね。

ホイール用インパクトソケット

またそもそも自動車整備の現場だと「とりあえずホイールを外して…」ってところから作業が始まる場合が多いので使用頻度の問題もあると思います。

そんなホイールナット用のインパクトソケットといえば人気なのがこれ。

ホイール用インパクトソケット

Ko-ken 1/2ホイールナット専用インパクトソケット(ロング薄肉)

サイズ別にカラーリングされたホイールナット用ソケットでは元祖とも言える存在で、多くの人に支持されている人気の薄口専用ソケットです。
地味にマイナーチェンジされていて使い勝手や耐久性をアップさせているのも好印象ですね。

ホイール用インパクトソケット

KTC 1/2ホイールナット専用インパクトソケット(ロング薄肉)

そして近年フルモデルチェンジを行い人気が高まっているのがKTCのホイールナット用薄口ロングなインパクトソケットです。
傷つけ防止の保護カバーが替え部品として入手容易なのもいいですね。
店舗ではKo-kenと人気を二分しております。

ってなわけである程度耐久性を犠牲にしつつ現場での使い勝手を優先させた作りのホイール用インパクトソケット。
次の買い替えではどちらを選択しても後悔はないと思います。