怒濤の最終戦

いよいよ10月も終わり。

気がつけば今年も残りは10週間しか無いんですね。気を抜いていると正月まで仕事するハメになりそうなので、頭の中をビシっとして年末に向けて頑張らねば。

で、最終戦。

何のってわけじゃ無く各地でいろんなモータースポーツ系が佳境の最終戦を迎えております。

私も先日関東MX選手権の最終戦に行きましたが・・・・なんつーか雰囲気が独特ですよね。年間のチャンピオンがかかっているとかの人はもちろんでしょうけど、昇格ポイントまであと少し!・・とかホント声掛けられないくらいのピリピリ感があります。

そんな中、今年私が出店でお付き合いしてきたJNCCも最終戦のAAGPです。

 

・JNCC 最終戦AAGP爺が岳 11月3日-4日

全7戦の中、先日の仙台で6戦を消化。トップカテゴリーのAAではすでに鈴木健二選手が年間のチャンピオンを決めておりますが、AクラスやBクラス、そして来期のシングルゼッケン狙いの争いもすごい事になってきております。

今年から昇格条件が変更になり上に上がるのがちょっと難しくなりましたから、今期の昇格は結構価値があると思います。

ちなみに最終戦は関東近隣のEDの聖地となりつつある長野の爺が岳。

今年は2回開催で前回と違いコースがちょっと厳しくなっているみたいです。

 

大体は前回のコースと同じなのですが、難所の名物ガレクライムのエスケープがかなりの遠回りになっております。(コース図クリックで拡大)

これだけ遠回りになるならガレクライムアタックにみんな戻ってきそうですね。そして無理な場合にはエスケープに逃げられるしなかなか良いんではないでしょうか。

そして今回のAAGPでは来期に向けてキッズレースも開催。

 

本戦前日の土曜日に中学生まで限定でレースをやるそうです。これもいいですね。子供が土曜日にレースしてオトーサンが日曜日に本戦。いいですよねぇ。

本場アメリカのGNCCではかなり盛んなレースになっているそうですし、ここを育った子供達があこがれを持ちつつ本戦に出て来るようになっているみたいです。

動画はGNCCのキッズレース。いやーイイネほんとに。

JNCC 第6戦 ハイポイントSUGO

車中泊も凍える3月に開幕したJNCC(ジャパンナショナルクロスカントリー選手権)も、いつのまにやら暑い夏を通り過ぎて秋真っ只中の第6戦、聖地とも言われる仙台のSUGOラウンドが開催されました。

天気予報は2転3転し、雨だー!とか、晴れに変わった-!とか、一喜一憂しながら開催を待ちましたが、それでも1週間ほど前に通過した台風の影響は結構すごくて要所要所でサバイバル展開が予想されていました。

で、出発直前。予報を見ると晴れ!うおっし、楽しさ倍増。路面がどんな状況だろうが、観戦が困難になる雨はやっぱり避けたいんですよね。応援多い方が盛り上がるし。

私はいつも通り金曜日の閉店後に出発。土曜日の朝から出店ブースを設置してみなさんの来場を待ちました。

 

土曜日午前中、一般入場前の出店ブース&ワークスピットエリア。

今年から全ライダーに平等にって事で試走が廃止されましたので、土曜日のメインイベントは下見ツアーと試乗会です。

 

土曜の午前11時30分から各クラス別にAAライダーがついてくれて、コースを徒歩で下見します。バイクにまたがっていると分からないギャップやら秘密のラインやらまで聞けるので多くの方が参加されてます。

試乗会もKTMやフサベルBeta等々、13年モデルが出揃った感じで盛況でしたね。ただ菅生では試乗コースがちょっと遠いのでパドックに残ってしまっていると分かりにくかったのが難点でしたね。

そんな中、私は仕事で無理だったのですが注目を浴びまくっていたのがこれ。

 

Fanticの2スト50ccのエンデュランサー。

50ccしかないのにWPのサスとかフルサイズの車格とかかなり生意気な作り込み。輸入元の川辺さんも先日この車両で日高2Daysに参加されて完走してましたからすごいっすよね。

でもエンジンこんななの(笑)

ちっさ(笑)

しかも生意気に水冷なので余計に貧相に見えますね。でもこれナンバーも取れるし、予算あるなら欲しい一台っすね。

 

そして日がだんだんと傾き前夜祭の夜到来。

 

あちこちで立ち上るBBQの煙と楽しげな笑い声もJNCCの醍醐味。前日入りする意味の99%はこれだって言う人もいるくらいですのですからね。

そして前にも紹介したマナブ餃子も前夜祭の定番になりつつあります。

 

BBQってやり慣れてくると肉があまり食えない事に気がついてきまして、メニューもバラエティに富んだ感じになってきますね。前回の月山ではスパゲティ祭りしたので、今回はピリ辛餃子鍋に挑戦。最後はラーメンで締めました。旨かったー。

 

しかし・・・。

みんな気がついてるけどあまり言わないようにしていた件が。

 

雨。

それも土砂降り。

そう、レース前夜の段階で土砂降り。これマズイ。実は土曜の下見の段階でSUGOのエンデューロコースの難所が荒れすぎていてヤバイって話があがっていました。

雨降ってない状態でかなりのやばさなんですから、この雨はある意味生死を分ける雨になる予感。

 

結局朝までがっつり降り続きまして・・・・路面はビッショリ。

それでも難所少なめの午前のFUNクラスは粛々と進行し、いよいよスタートの時間。

 

350台超えの総エントリー数。午前のFUNクラスでも150台以上がスタート位置につきます。

今回ウチのお仲間はFUNクラスに6人、午後のCOMPクラスに2人エントリー。

前にも書いた通りSUGOは意外とスピードレースになる事が多いので、よっしゃ!と意気込んでいた人も雨後のマディコンディションで意気消沈気味。逆に難所が得意なハッシーはやる気満々でスタート位置に。

で、FUNクラススタート!

 

おおおおおお!!!

 

毎戦出場のハッシーはトレードマークのオレンジTシャツもあって覚えてくれている人も多く、ハッシーのホールショットにやんや!の歓声。

もちろん私も仲間も大盛り上がりで第二コーナー!

 

ポテ。

あ!

こけちゃった・・・・あ・・・・後続に踏まれてる・・・。

まぁなんとか無事だったようで最後尾から再スタート。いやー良い物見せてもらいました。一瞬でも盛り上がったからOKでしょう(笑)

その後、雨上がりのSUGOがライダー達に牙をむき始めます。各所でおこる渋滞。基本は山のコースなのでバイク1台とか2台分の幅しか無い所もあり、そこで一台が失敗すると連鎖で後続もストップ。止まっちゃうから助走が必要な登りで登れなくなる悪循環。

 

主催者側も仕方無くエスケープでルートを短絡させたりして渋滞も徐々に解消。

路面は最悪だけど天気だけは良くなってきてレース後半はみんな気持ち良く走りはじめてました。

 

木漏れ日のウッズはホントに楽しいですよね。

ウチの仲間もほぼ全員完走して自分の順位記録を塗り替えてましたから、みんな満足だったみたいですね。

 

そして午後のCOMPクラスがいよいよスタート。

COMPクラスは有名所の難所をいくつか使いますので、スタック救助要員も各所に散らばります。応援する方だって気合い入るわけですね。

私もハッシーと一緒に有名な難所であるすり鉢にGO。使えそうなライン探したり救助ルートを確認したりしつつ、遠くに聞こえるMCのマイクに聞き耳をたててスタートを待ちます。

ウチの仲間ではナガチャンとAOK君が出走。それ以外にも仲良くなった出口君とかイケメンなレン君とか全員まとめて応援する気マンマン。

 

※こちらイケメンライダーの石戸谷レン君。今戦で悲願のクラス優勝を決め、ついでにAAクラスへの昇格も決めました。おめっとー!

で、いよいよスタート!静まりかえった森の奥に轟音が響いてきます。

徐々に近づく排気音、こっちもカメラ構えたりとにかく先頭がくるのを待ち構えます・・・・が、あれ?こない・・・・なんか直近まで近づいた排気音が遠ざかっていきますけど・・・????

慌てて山を下りてみると、なんでもコンディションが悪化し過ぎた為にすり鉢はキャンセルになったとの事。

なんだってー!スタート直前に発表になったようで私達は知る術が無かったんですね。

難所がほぼキャンセルになったCOMPクラスは、超ハイスピードレースな展開に。

ちなみに私見ですが、キャンセルは正解だったと思います。すり鉢も見た事無いくらい荒れてて雨降らなかったとしてもやばかったと思うし、そこであの雨なら仕方なかったかな・・と思います。

仲間も少しトラブルはあったものの、無事に完走。やりきった顔してましたので満足でしょう。

 

そんな感じでSUGOは終了。夏前から始まっ今年の私の東北ラウンドはこれで一段落。そんな事考えたら少しおセンチな気分になってしまいました。

 

夕暮れの影法師もこんなに長く。

冬の気配もうっすらですが感じられる今年最後の東北遠征。また来年さらに復興が進んだ東北を見にきたいと思います。

再度北へ

初夏の頃から数えて何度目になるんでしょうか。

本日深夜からJNCC菅生大会に出店する為に、宮城県の仙台に向かいます。

JNCCの事はまた後日書くとして、やっぱり東北っていいですよね。今年はすでに何度か行ってるんですが、四季の感じも良いし食い物旨いし。海のもの山のもの、どっちも旨いんですよね。

まぁ、そんなに言う程いろいろ食べられてませんけどね・・・。

そう考えるとやっぱり福島の原発事故ってやるせない気持ちになりますね。

福島は言わば東北の玄関だったわけです。まぁ過去形で話すほど全滅じゃ無いんですが、やっぱりねぇ・・・海側がダメだってのはキツイですよね。

今現在の科学のちからではどうにもならない事故が起こってしまったんだなぁ、とホントに実感するんですよね。

例えば今回仙台まで行くんですが、行きはね、時間も限られてるしドドドっと高速使って行っちゃいます。でも帰りとかね、渋滞を避けて旨い物でも食いながら帰ってこようとすると福島で分断されちゃってるんですよね。地図とか見るとため息しか出ませんわ。

また原発関連だけじゃ無く、東北全域でまだまだ復興は進んでいません。

出来る事は限られていると思いますが、とにかく風化させずに元気な東北が帰ってくるように思い続ける事も重要なのかな・・とか思ってしまいます。

ってなわけでちょっくら東北に行って来ます。

 

※店舗は普通に営業しております。みなさんのご来店お待ちしております。

GNCC R10 Unadilla

先日のJNCC月山には一時帰国してレースに参加してくれた小池田選手。

またアメリカに戻りサマーブレイク明けのニューヨークでGNCCに参戦再開。

今回は車両の問題も解決し気分もリフレッシュしてのぞんだようで・・惜しくもホールショットこそ逃しましたが2番手で周回。

その辺の順位で走ってくれていると公式動画にもバンバン出てきて盛り上がりますねぇ。

コースはやはり厳しいみたいで各所ですっごい所がありますが、AMAでも使われているアウトドアコースも使用していたみたいで大きいジャンプもあって見応え十分。

次戦のJNCC菅生もまさにそんな感じですので、なんかいろいろダブって見えておもしろかったです(本場はやはりすごいですけどね)

本人のレポートはワークスアンリミテッドさんのサイトにあがってましたので読んでみてくださいませ。

 

JNCC残り2戦

6月の爺が岳で前半戦を終えたJNCC。

後半戦である8月末の月山が終わり、いよいよ残りは2戦。

・10月7日 ハイポイント菅生
・11月4日 AAGP 爺が岳

次戦は近年エンデューロの聖地とも言われている仙台のSUGO。昨年もエントリーが爺が岳に次いで多く、大盛り上がりになった大会です。

またXCレースらしく難所をあまり多く作らず渋滞が出来にくいコース設定の為、全体的にスピードレースになるのも特徴ですね。なので山が得意ってタイプの選手も意外と上位に上がってこなかったりして見ている方もオモシロイ展開になったりします。

エイビットも残り2戦ともに出店予定ですので、お近くの方は是非会場までお越し下さい。

なかなかこういうレースって見る機会がないと思いますけど、実際見るとオモシロイですよ。特にSUGOは山の奥まで舗装路を使って見に行くことが出来ますので、バイク乗って会場入りしたり自転車積んできたりといろいろ工夫すれば有名な難所観戦も他の会場に比べればかなり楽です。

そして最終戦にはなんと世界ED選手権でチャンピオンをとったセルバンテスが来日。これかなり熱いっすね、ロードで言えばロッシが参戦するくらいすごい事なので盛り上がってますね。

動画は先日開催の月山。IAカズト選手のヘルメット動画です。